昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

N国党党首、立花孝志の大活躍ぶり

僕は不覚にも、今回の参議院選まで、N国党の存在を知らなかった。

だから当然、N国党なんて泡沫政党とすら考えなかったが、既に地方選ではそれなりの実績を上げていたことを後に知った。

ただ、たまたま見た政見放送で、N国党候補者が「NHKをぶっ壊す」とか叫ぶシーンを、当のNHKが放送しているアイロニーを面白いと思っていた。

要は、冷やかし気分だったのだ。

ところが何と、N国党はこの選挙で議席を確保し、党首、立花孝志が参議院議員になってしまった。

しかもその後は、どこぞの最新世論調査でN国党支持率が、日本維新の会や、れいわ新選組、国民民主党を抜いたとまで報道されている。

 

N国党の看板方針、NHK放送のスクランブル化については、NHKは技術的に困難と言っているようだが、結構賛同者が多い。

それはそうだろう。

テレビを買った途端、NHKと契約の義務ができ、受診料支払いを強制されるのは、法律上はともかく、理屈の上では納得できない人が多いからだ。

電気料金もガス料金も、設備しただけで支払い義務が発生するわけではない。

使った分だけが請求され、もしも支払わなかったら供給を停止される。

「NHK受信料もそうあるべき」とのN国党の主張は、極めて道理にかなっている。

ただ現在の法解釈では賛否が分かれるので、N国党が中心になって多数派となり、法改正に臨みたい方針は、民主主義の原則にも適っているのだ。

 

当選後の立花孝志は、予想以上の「大活躍」振りだ。

先ず、田中角栄バリの「政治は数だ」を実践し、政界のはぐれモノを次々とN国党に入党させている。

戦争発言で日本維新の党を除名された丸山穂高を入党させ、今や誰からも相手にされなくなった渡辺喜美を引き込み、秘書へのDV疑惑の議員にまで食指を伸ばしている。

全ては、NHK政治討論に出演し、NHK批判をするためというのだから、その執念たるや恐るべしだ。

 

また立花孝志はユーチューブを始め、様々な情報を発信している。

僕も初めて、ユーチューブで立花孝志の主張を知ることになったが、撮影や運営は素人そのものだが、話が上手いので最後まで聞いてしまう。

立花孝志はそこで、NHKの恥部と問題点を具体的に暴きだしているので、これがもしも本当なら、NHKは腐りきった組織だと断定せざるを得ない。

老婆心ながら、実名を出されたNHKの職員やOBたちは、もしも事実が違っているのなら法的手段で身の潔白を証明した方が良いと思う。

 

マスコミ報道を見る限り、N国党については批判的意見の方が多い。

特にワンイシュー政治では何も変えられないし、「NHKをぶっ壊す」ことが、何故国政のイシューになるのかとの疑問に感じる人は多い。

確かに政党としてのN国党が、内政、外交を担い、司るものではないことは、支持者も分かっているはずだ。

また今回N国党に投票した人の中に、面白半分、冷やかし半分だった人がいることも否定できない。

 

しかし、良かれ悪しかれ、選挙とはそんなものだろう。

泡沫候補と見做されていた山本太郎が当選した時も、今回の選挙で塩村文夏や音喜多駿が当選したのも、もっと言えば前回の東京都知事選で小池百合子が圧勝したのも、浮動票が彼らになびいたからだ。

立花孝志が、そのような付和雷同有権者を背景に当選したとしても、それは選挙の結果として受け入れなければならない。

もしも立花孝志の政治活動が期待を裏切るものだったら、有権者としては、次の選挙で落選させるように働きかけるしかないのだ。

 

立花孝志に対して、テレビ局側の人間から強い批判が浴びせられている。

その一人に、人気絶頂のマツコ・デラックスがいる。

マツコはN国党を支持した勢力を、「気持ち悪い」と痛罵した。

すると立花孝志から、「自分への批判は良いが、N国党に投票した人を気持ち悪いとは怪しからん」と反論された。

立花孝志は口が滑って「ブクブク太ったオマエの方が気持ち悪い」と言い返したのは国会議員としては大問題だが、N国党支持者を十羽一絡げにして立花孝志に喧嘩を売ったマツコの言い草も問題だ。

 

これに対してツイッターで、高須クリニック高須克弥院長が「マツコ・デラックス坂上忍は、タレント生命を賭けて発言している」とマツコ支持を表明したので、こちらもまた論議を呼んでいる。

僕は日頃、高須院長の活動ぶりには敬意を払っている積りだが、「立花孝志のは暴言で、マツコはルールを守りながらギリギリのところで勝負しているプロ」とは贔屓の引き倒しだろう。

高須克弥が褒めるマツコのプロの技とは、最初から事務所とテレビ局との予定調和の範囲内で、安全圏からの発言だ。

その証拠に、二人とも絶対にテレビ局の批判はしない。

高須院長ですらお門違い発言をするほどだから、ご多分に漏れず、一般の高須支持者は立花をボロクソに貶すが、立花支持者はその逆でマツコを攻撃する。

 

しかしこのような動きの全てが、立花孝志にとっては読み筋で、立花孝志とN国党が話題になればなるほど、NHKは窮地に陥る。

 

自分たちの選挙を「令和の百姓一揆」と称し、国会でゲリラ戦法を駆使すると公言する立花孝志が、本物の改革者なのか単なる食わせ物なのかは、彼の今からの行動で判断するしかない。

最近面白いテレビ番組に遭遇せず、ほとんどテレビを見なくなった僕には、久しぶりに興味を引くオトコが現れた

首尾よくN国党がテレビ討論に出演し、そこで立花孝志のNHK批判を聞くのは、野次馬にとってはこの上ない楽しみだ。

その時の。NHKの周章狼狽、切歯扼腕振りが目に見えるようだ。

 

津田大介の同志は、一体何を考えているのだろう?

身から出た錆とは言え、津田大介が孤立無援状態に追い込まれている。

僕から見ても、津田大介が仕出かしたことには同情の余地ゼロだ.

しかも、弱り目に祟り目で、津田大介は評論家の名にも値しない、中身のない軽薄野郎だったことも次々と暴露されている。

津田大介は、大物気取りで調子に乗って見えを切ったところ、ヤジや紙礫を浴びせられた大根役者そのものだ。

 

津田大介(と東浩紀)の無様さは論外として、こんな時に必ず助っ人に駆け付けるはずのヒダリ巻き評論家どもは、一体何をしているのか?

今こそ、窮地の同志、津田大介に助太刀をしなければいけないはずではないか。

ヒダリ巻き連中は、何かことある度に「政府が言論の自由を圧迫している」と喚き散らしていたはずではないか。

「戦争法案は井戸端会議でも逮捕される」とか、「モノを言えなかった戦時に戻っている」とか、被害妄想になって政府を批判していたではないか。

 

そんな連中は、津田大介監督のの展示物が撤去され中止に至った事態に、「言論の自由を守れ」と、津田大介を支援しなければ、筋が通らない。

ところが連中は、最近の津田大介に逆風が吹きすさぶ状況の中で、情けないほどにスッカリ日和見を決め込んでいる。

反日番組として、サンデーモーニングと共に悪名を破すTBSの「サンデージャポン」では、出演者総出で津田大介批判を噛ましたらしい。

本来なら、おっとり刀で助太刀に馳せ参じる連中からですら批判されるなんて、津田大介が陥った不安感は察するに余りある。

 

ところが、都合が悪くなると頬っ被りで逃げるサヨク連中の中で、唯一、立憲民主党参議院議員塩村文夏だけは「津田大介さんを支持します」とツイートした。

すると早速、「昭和天皇のご真影が焼かれたことをどう思うか」と、総攻撃を受けた。

塩村文夏がどれほどの信念を持っているのかは知らないが、仮に不用意、不注意であっても、津田大介の窮状を見て見ぬ振りをしなかった蛮勇だけは評価したい。

何故なら、塩村文夏は、津田大介と共に酒を飲んでいる写真が流出しているからだ。

 

雨上がり決死隊宮迫博之は、反社会勢力と一緒に映った写真が流出すると、よしもとから契約を解除された。

宮迫は当然ながら「反社会勢力とは知らなかった」と言い訳したが、それでも批判の声は収まらなかった。

津田大介は反社会勢力ではないかもしれないが、日本中から大批判を浴びた「報道の不自由展」を主宰した芸術監督で、サヨクの確信的活動家であることは間違いない。

こんなオトコと友人だったのなら、公的立場の人間は当然のごとく、その関係についてコメントを発するべきだ。

その限りで塩村文夏は、逃げることなく「津田大介を支持する」と、きちんと説明責任を果たしている。

我々は、塩村文夏津田大介と同じ穴の狢と認識して、彼女の行状を見ていけばよい。

 

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もっと問題なのは、その場に同席していた音喜多駿と、そのオトコを参議院議員選挙の候補者として公認した、日本維新の党の説明の方だ。

宮迫博之は、「ファンだ」と言われて一緒に撮った写真への、説明責任を求められた。

単なるお笑いタレントの宮迫とは違い、一方の音喜多駿は、塩村文夏と同様にいやしくも国政に携わる参議院議員だ。

事の善悪や、あるいは支持が広がるか、逆に非難が増すかを、どこまで理解しているかは別として、少なくとも塩村文夏は自分の立場を「津田大介支持」と明確にした。

音喜多駿も、一緒に楽しそうに酒を飲んでいる写真が漏洩したのだから、津田大介との今までの付き合い方と、津田大介が芸術監督を務めたあいちトリエンナーレの展示品についての公式見解を発表し、今後の津田大介との付き合い方を有権者に説明するべきだろう。

これは最近、婚約を発表した小泉進次郎も然りだ。

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マスコミもまた、反社会勢力との付き合いがあると芸能人を血祭りにあげるよりも、もっと影響力が大きい政治家と反日活動家との付き合いを問題視するべきと思うが。

韓国は日本に勝ったと浮かれているが......

日本からのホワイト国を除外されて、韓国が大騒ぎをしていた件で、変化が生じた。

ホワイト国除外措置以降、初めて日本が対象製品の韓国向け輸出を許可したからだ。

 

韓国は、「日本に勝った」と大喜びしているらしい。

日本でも、今まで安部政権の方針を支持していた連中でさえ「もう解除か、せめて期限の90日間は粘ってほしかった」と、残念がる意見がある。

一見、尤もらしく聞こえるが、実はこれは両方ともおかしい。

何故なら今回の措置で、日本の主張が正しかったことと、韓国が出鱈目な理屈で駄々をこねていたことが明白になったからだ、

 

この間、韓国は世界に向かって「これは日本による徴用工問題への報復だ」と喚き散らしていた。

一方の日本は、「決して報復ではなく、韓国の説明が不充分だからホワイト国から除外し、他国と同じ条件の輸出手続きを求めるもの」と主張してきた。

当初は「経済報復はWTO違反になるので、日本は手続きの問題と言わざるを得ない」みたいな意見もあったが、外交で論理破綻すれば、それこそ敗北したことになる。

その観点から見れば、手続きさえきちんと整っていれば従来通りに輸出(韓国から見れば輸入)できることが判明したのだから、韓国の主張は間違いで日本の方が正しかったことの証明になった。

韓国は、半導体生産に必要な原材料を日本から入手できたことを勝利と思って浮かれているようだが、それは最初から分かっていたことなのだ。

 

逆に言えば、その手続きが不備なら、韓国は必要な原材料を今後とも入手できない。

とすると韓国は、文在寅政権誕生以降急増したと言われる行方不明になっている原材料は、未来永劫手当てできないことになった裏返しでもある。

戦略物資の横流しについては、日本は確実な証拠を握っているとの噂もあるが、現時点ではあくまで推測の域を出ない。

北朝鮮への支援とか、イラン石油との物々交換とか、様々な憶測が並ぶが、しかしもしも、文在寅政権下でそんなことが行われていたのなら、韓国にとっては、その手段での外貨獲得は不可能になってしまったことを意味する。

 

一部の韓国人は事態の表面しか見ずに、日本が韓国に妥協したと浮かれ気分のようだが、韓国の「日本の報復論」が、国際的に全く説得力を失ったことに気が付くべきだ。

 

そもそも、今回の韓国ホワイト除外は、安倍首相、世耕経済産業大臣、河野外務大臣と、官僚たちの連係プレイで実行された。

今までは、政治家や官僚の中にも媚韓派がいたので、事前に韓国に情報が漏れていたはずだが、今回の日本側は最後まで鉄の結束で内密のまま検討を重ねた結果、韓国にとっては寝耳に水の発表となったものだ。

また我々は、発表後でも、マスコミが意図的にミスリードするたびに、世耕大臣のSNSを利用した、腹の据わった反論と情報発信力を目の当たりにしてきた。

今回の日本側の練りに練った作戦は、韓国がいくら足搔いても、そうは簡単に崩せないほどの理論武装の上に成立している。

だから韓国は、お菓子をねだる駄々っ子のような態度を、繰り返すしかなかったのだ。

 

我々日本人は、近代の歴史上初めて、真っ向から韓国にモノを言う政権を見た。

心配は無用だ。

そんな安倍政権を信じて、日本と韓国とのやり取りを見守っていればよい。

今後の日韓関係は、今までのように韓国の無理難題は何でもかんでも唯々諾々と聞き、その都度カネを支払うことで片づけるものではなくなった。

(「あの弱腰日本が反撃するなんて、これはエライこっちゃ」みたいな、文在寅の嘆きが聞こえた気がするのは、僕の勝手な邪推にすぎないが......)

日本への韓国人観光客、韓国への日本人旅行者が激減

日韓関係悪化で、双方への観光客が激減しているらしい。

韓国は国を挙げて、日本製品不買運動と日本への旅行禁止を進めているので、当然ながら旅行者が激減する。

特に韓国から距離が近い、対馬や九州への影響は、かなりのものがあるだろう。

心から同情するし、日本人の方で、チャンスをつくってでも、これらの地方へ出かける雰囲気を盛り上げたいものだ。

何せ、公衆道徳に問題のある韓国人がほとんどいないのだから、さぞや気持ちの良い旅行ができるはずだ。

一方、日本から韓国への観光客減少は、国から渡航禁止のプレッシャーと言うより、むしろ日本人の間に、過去にないほど嫌韓意識が高まっているのが原因だろう。

更に言えば、火病罹患者が多い韓国へ行くことで、身の安全を不安視する人たちが「ヤメタァ」となっているに違いない。

 

こんな事態になると、マスコミの多くで、「韓国人は反日ではない」みたいなニュースを垂れ流す。

今朝のフジテレビでも、保守派論客の代表格、桜井よしこ氏ですら「文在寅政権と韓国国民は別に考えないといけない」と話していた。 

昨日もテレビ朝日のニュースで、韓国の反日行動に疑問を持つ韓国人を紹介していた。

インタビューに対して彼らは、「歴史への反省がない日本政府は嫌いだが、日本人は嫌いではない」みたいに答える。

「我々は日本人を歓迎する」とまで言う、韓国の観光業者が出演する

商売あがったりなので、苦し紛れのご都合主義でそんな台詞を吐いているのだろうが、眉唾物も甚だしい。

 

もしもこれで、「韓国の中にも親日韓国人がいる」と言うのなら、反日行動に明け暮れる評論家やコメンテーターがいる日本は、熱烈な親韓国になってしまう。

第一、「安倍首相は大嫌いだが日本人は良い」なんて、詭弁もいいところだ。

逆もまた真なりで、桜井女史の言う「韓国政府、文在寅大統領は悪いが、韓国人は好きだ」なんてこともあり得ない。

何故なら、民主主義制度の下では、安倍首相を選んだのは日本人であり、文在寅大統領をえらんだのは韓国人だからだ。

 

そんな中で韓国の一部意見を紹介して、日韓関係の将来を自分達に都合よく楽観したいのだろうが、実はそれ以上に圧倒的多数の韓国人は反日に凝り固まっている。

情報のパッチワークで「観光においで」みたいな理屈は、ありえないのだ。

テレビ朝日の玉川徹は、「韓国で反日韓国人を見たことがない」と話したらしいが、それは「北朝鮮で困った人を見たことがない」とレポートするジャーナリストと同様で、単に騙されているだけだ。

 

ここに至って韓国の一部が、日本との友好を強調するのは、今回の日本からの輸出適正化の方針が、韓国を芯から怯えさせているからだ。

日本からのこんな反撃を、全く想定していなかったので、周章狼狽しているからだ。

今回の措置に対するその表れが、ヒステリックな告げ口外交であり、どう見ても異常な日本製品不買運動であり、政策としてありえないような絵空事を発表する政府の無策ぶりだが、気色の悪い友好ムードもまたその一つでしかない。

日韓関係は、「政府間はぎくしゃくしているが、その分を民間外交で補いましょう」みたいな悠長なレベルではない。

日本領事館やテレビ局が襲撃され、韓国にいる日本人の安全すら懸念される事態なのに、のうのうと旅行するなどありえない。

 

君子危うきに近寄らず!

韓国人も日本に来ないだろうが、わざわざこんな状況下で、韓国へ旅行するなど止めた方が良い。

 

「表現の自由」で自滅した三人組

あいちトリエンナーレ2019からの展示物撤去問題で、主役を務めているのは

 ・津田大介芸術監督

 ・東浩紀企画アドバイザー

 ・大村秀章愛知県知事

の三人だが、いずれも直近では醜態を晒す結果となっている。

 

脇役として

 ・河村名古屋市

 ・吉村大阪府知事

 ・高須克弥高須クリニック院長

 ・その他、言論の自由を守れ」と絶叫している自称文化人や評論家連中

が登場している。

 

そんな中で

 ・展示会への襲撃を予告した犯人が逮捕された。

 ・吉村府知事や高須院長が、犯人逮捕なら撤去した作品の再展示をと要求した

 ・当事者の一人、東浩紀が展示物について謝罪した。

と、大きな変化が起きたが、展示物への批判派の意見が威勢がいいのに比べ、主役三人は、真面な対応ができていない。

 

実際には、いくら「言論の自由を守れ」派や、本来なら反対派の吉村、高須両巨頭が、呉越同舟で作品の再展示を求めても、主役三人がそれに同意することはあり得ない。

何故なら、主役三人が展示品を撤去した理由は、「会場の安全に不安がある」からではなく、自らの保身のためだからだ。

 

そもそも主役三人は、今回の事態をナメていたとしか思えない。

「少々紛糾するかもしれないが、話題になれば催し物も成功するし、自分たちの政治的立場も確固たるものになる」程度の浅知恵だろう。

それが思いの外の大反発を招き、慌てて事態収拾を図ったのが、「会場の安全」論だ。

実際には、脅迫状が届いてすぐに、会場の安全を守るための被害届を出してさえいれば、翌日には犯人は逮捕されたはずだ。

大村県知事は、他にも脅迫状が来ているとも話していたが、逮捕された犯人を見ても愉快犯の思い付き予告であり、シリアスなモノがあったとは思えない。

仮に危険極まりない犯行予告だったとしても、警察と緊密な連携をとることで防止できるはずだ。

大村は、河村や吉村を「憲法を理解していない」と批判しているが、県知事として、憲法に保障された「表現の自由」を守るために全力を傾けた形跡などどこにもない。

 

言論の自由が死んだ」などと大騒ぎした評論家連中も、結果として大恥をかいた。

主役の一人東浩紀が、今回の展示品について、「表現の自由の範疇を超えてモノで、多くの人の心を傷つけた」と、坊主懺悔で謝罪したからだ。

もう一人の当事者、津田大介は「責任を痛感する」とのコメントを残しただけで、あとはひたすら雲隠れに徹している。

展示した側の責任者が非を認め、自ら展示物を撤去したことが、何故「表現の自由を侵害した」となるのか。

  

そんな中で唯一、「表現の自由憲法で保障されている」と頑張っているのが、大村県知事だ。

しかし論争の相手、河村市長から「ならば展示品は正しいと言え」と論破されると、途端にこれに対しては沈黙してしまう。

もう一人の相手、吉村府知事を「哀れ」と酷評するも、「では撤去品の再掲示を」と迫られ、返事に窮してしまっている。

為政者として、憲法で保障された表現の自由を守るためなら、安全を確保した上で、撤去した作品の再展示するのが筋だろうが、全く腰が据わっていない。

 

大村は政治家だから、次の選挙のことを最優先して考える。

今回の問題で、特に今まで大村を支持してきた保守層からの批判や反発が急増しているので、何とか落としどころを探らないといけない。

ダメージコントロールとして、「脅迫犯がいるので展示継続は困難」を理由に、臭いものに蓋をしたのだから、今更火中の栗を拾うはずがない。

元々の主役三人は、表現の自由のために一命を賭してなどの使命感はゼロで、評論家諸氏の期待に応える気など毛頭ない、全くの腰抜け野郎なのが判明してしまった。

評論家どもは、そんな三人の軽薄なパフォーマンスに踊った、自らの不明を恥じなければならない。

 

しかし今回、特に天皇陛下への冒涜を怒っている連中にとっては、展示品がなくなり、主役三人が表舞台から消えておとなしくなれば収まるほどヤワなものではない。

本当に真摯な反省をしているのなら、全ての公職を辞すのは当たり前で、その後は出家修行でもして、心を洗い直すくらいでないと、世間から許して貰えないと思う。

 

主役三人にとっては、何とも高い代償の「表現の自由」だが、これも全て自業自得だ。

「表現の自由」は錦の御旗ではない

あいちトリエンナーレ2019で、展示されていた「平和の少女像」と称する、いわゆる韓国の慰安婦像が撤去され、大問題となっている。

しかし実はそれよりも、昭和天皇のご真影を燃やすパフォーマンスや、特攻隊を揶揄するとか、星条旗を凌辱することへの批判が多いのだが、日本のマスコミは、慰安婦像撤去を巡る論争のように、矮小化して扱っている。

 

既にかなり人口に膾炙した議論だが、それでも「表現の自由」論争に関する経緯をまとめてみたい。

・主催者の、大村秀章愛知県知事と芸術監督の津田大介は事前に展示内容を知っていた

・津田に至っては炎上させることが目的のような発言までしていた確信犯だ

・案の定、大批判が巻き起こると、会場への爆破予告を理由に、展示物撤去を決めた

・当事者の一人河村たかし名古屋市長や、韓義偉官房長官は展示物について批判的

・河村市長は展示会中止を求めた

・出店者や評論家から、「中止は表現の自由を侵している」と、反批判が起きている

とマァ、こんなところだ。

 

僕の知る限り、いわゆる知識人連中は、今回の、特に河村市長や菅官房長官の発言を、権力が「表現の自由」に介入したと批判している。

そこで「表現の自由」についての個人的意見だが、僕は金科玉条のように、この言葉を叫ぶ連中に違和感を覚える。

 

表現の自由」があれば、何をやっても、どんな発言をしても良いのかという事だ。

今回のあいちトリエンターレでは、会場襲撃を予告したオトコが逮捕されている。

このオトコは、実際に犯行を実行したわけでもなく、犯行の準備をしたわけでもない。

ただ、「ガソリンをまくぞ」みたいな脅迫状を送っただけだ。

これは、「表現の自由」には匹敵しないのか?

 

答えは、「表現の自由の範疇ではない」であって、だからこそ彼は警察に逮捕された。

ヘイトスピーチ規制法もそうだ。

外国人へ「国へ帰れ」などと言うと、ヘイトスピーチになり、法律違反だ。

しかしこれは、思っていることを表現したのであって、それが違反なら「表現の自由」と矛盾しているではないか。

今回、声高に「表現の自由を守れ」と言う連中は、ヘイトスピーチも守るべきだし、脅迫状を出したオトコも弁護するべきだ。

 

先に述べたように、今回最も批判、非難が集まっているのは、実は慰安婦像ではない。

韓国の主張を鵜呑みにした慰安婦像を、異論を唱えている日本で展示するのは、偏に政治的立場の表明であり、主催者や作者の意図的な反日行為は、日本人にとっては不愉快極まりない。

しかしそれ以上に許せないのが、天皇陛下のご真影が燃やすパフォーマンスの方だ。

憲法で日本国の象徴と位置付けられ、一部には国内に熱狂的な支持者がいる天皇陛下の肖像を燃やすことは、表現の自由に該当するのか。

あるいは、日本を守るために命を差し出した特攻隊員を「間抜けな日本人」と揶揄するのは、本人たちだけでなく、遺族への冒涜にならないか。

イスラム教徒にとって、コラーンを燃やされることは最大の侮辱だし、キリスト教徒はキリストが嘲笑されることを絶対に許さない。

表現の自由」よりも前に、人間としての尊厳、倫理観が優先されているのだ。

 

もしも今回の展示物にも「表現の自由」を主張するのなら、自分の宗教を凌辱された信者の怒りへも、同じ理屈で立ち向かわなければならない。

しかしその瞬間に、命の保証はなくなる。

神様の存在は、人の命よりも崇高だと思う人たちは多くいるし、グローバル時代の今日では、むしろ神様に自分の全てを捧げる人たちを理解しなければならない。、

 

天皇陛下を、自分の中でどう位置付けるかは、人それぞれの価値観に拠る。

しかし、天皇陛下など不要と思っている人でも、天皇こそ日本にとって最も大事な存在と考えている人への配慮は必要だ。

逆に、天皇陛下が大事だと思っている人が、そうでない人に危害を加えることがあってはならない。

 

今回は天皇反対論者が、天皇陛下への不敬のイデオロギーを押し付けたもので、そこはやはり「表現の自由だ」と開き直ってはいけない、

血税を使ってここまで国民を分断させた、大村秀章愛知県知事と津田大介監督の責任は、絶対に免れない。

もっとヤレヤレ、文在寅!

平和経済なる言葉は、日本では全く馴染みがないが、文在寅は韓国大統領就任後に何度か使っていたらしい。

 

反日活動で政権浮揚を図る文在寅の、もう一つの目玉政策が、南北朝鮮の経済協力だ。

その前のめり振りは、何度もアメリカから懸念されていたが、文在寅北朝鮮との融和協力姿勢を改めない。

何が何でも、誰がどう言おうと、国連で制裁決議が出ていても、北朝鮮への経済支援を模索している。

反日北朝鮮融和政策は、文在寅の命綱だ。

 

韓国人、朝鮮人にとって、南北朝鮮の統一は民族の悲願のようだから、その夢の実現を目指したいのなら「どうぞご自由に」だ。

日本の韓国ホワイト国除外への対抗策として、南北朝鮮の経済協力、即ち平和経済の実現で日本を凌駕するとの方針も、現実性はともかく、夢としてはありうるだろう。

 

しかし肝心の相方、北朝鮮の対応はつれない。

文在寅北朝鮮へのラブコールを無視するかの如く、何度もミサイル実験を繰り返す。

また米韓軍事訓練には、強い調子の警告を発するなど、今のところ、文在寅の一方的片思いの様相だ。

金正恩にすれば、文在寅の口車に乗せられ、わざわざシンガポールまで出向いた米朝首脳会談で、成果ゼロの帰国を余儀なくされたのがよっぽど腹に据えかねたのだろう。

 

客観的にはこんな状況なのに、文在寅北朝鮮との平和経済実現に、どのような具体的方策を考えているのだろうか?

金正恩ともう一度、兄弟分の契りを結んで経済協力を実現し、その結果、統一朝鮮で日本経済を凌駕できる道筋が描けているのだろうか?

それは、強い精神力があればいかなる困難も乗り越えられる妄信し、打倒鬼畜米英に突き進んだ第二次世界大戦前の日本の、やせ我慢竹槍精神に似ている。

 

何よりも不思議なのは、文在寅金正恩金王朝の存在をどう考えているのかが分からないことだ。

実は金正恩が、アメリトランプ大統領との首脳会談に臨んだのは、文在寅が縁の下で必死に画策したからではない。

アメリカの北朝鮮に対する強硬姿勢に危機感を持った金正恩が、金王朝の安泰と政権存続を願ったために、文在寅を利用して実現したものだ。

そしてその北朝鮮の後ろ盾は、韓国の文在寅ではなく中国の習近平なのも、米朝首脳会談前に金正恩が中国を訪問していることから容易に想像できる。

文在寅は、平和経済のためには肝心要の相方、金正恩からまるで信用も信頼も、相手にさえされていないのだ。

 

そんな北朝鮮と、平和経済が実現したとして、その後の統一朝鮮の統治形態はどうなるのだろう?

金正恩にとっては、自分の体制保証が一番大事なのだから、当然ながら国家のトップの地位は譲らない。

また共産主義国家の特徴で、トップが変われば、前任者は処刑される。

それを防ぐためには、反対勢力の根絶やしがマストであり、実際に北朝鮮には、国中に秘密警察網や密告制度を張り巡らせていると言われる。

金正恩は、反対派へは情け容赦ない粛清を重ねてきたし、実兄の暗殺まで実行した。

韓国民は、いくら民族統一の大義名分があっても、そんな強権的な北朝鮮の独裁体制に唯々諾々と従うのだろうか?

 

大統領就任時に、「外交の天才」と持ち上げられた文在寅の政治家としての資質に、「ほんのちょっと」だが不安感がある。

余計なお世話ながら、文在寅北朝鮮との平和経済、経済協力方針は、あまりにも幼稚で現実離れした妄想にしか見えないからだ。

韓国は日本だけでなく、アメリカ、中国、ロシアのいずれからも、相手にされず、袋小路に迷い込んで立ち往生しているとしか見えない。

そんな中で、日本国内の韓国贔屓派評論家の一部が、「韓国をホワイト国に戻せば、全部うまくいく」などと言い出した。

「日本の毅然とした態度で韓国も弱っているが、日本にもスポーツ、文化交流などで悪影響が出ているので、ここらで譲歩して」とか、「ここまで韓国を追い込んだのは日本の大成功だが、次の段階は飴をしゃぶらせて双方のメンツを立て、実利を求める方が得策」との意見だ。

 

こんなのは、表面的には日本がとった政策への批判を押し隠しているが、実際は困っている韓国の救済目的なのは間違いない。

しかし、もしもそんなことで腰砕けになったら、今度は日本で安倍政権を支持する勢力が、一発で離反する。

それを防ぐためにも、「もっとしっかり、日本が震え上がるような、腰の据わった反日政策を打ち出せ!」と、文在寅に対してそう呼びかけたい!

何せ僕は韓国が大嫌いで、このまま日韓関係が悪化して、国家間の付き合いが消えていくことを望んでいるオトコだ。

ここまでこじれた日韓関係に、もはや引き分け解決や円満な結末などないし、二度と再び、日本が韓国を支援することもない。

 

だからこそ、韓国が性根の据わった反日活動を続け、韓国の日本製品不買運動がもっともっと盛り上がることを期待している。

韓国、ガンバ!だが、それが北朝鮮との平和経済確立では、余りにもインパクトが弱すぎるヨ。