昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

お隣さんでは、一夜明けたら政権交代していた

最初に断っておくが、別段韓国大統領選に興味があったわけではない。

保守、革新のどちらが勝っても負けても、日本にとって大差があるはずがないからだ。

 

しかし野次馬的に見れば、尹錫悦が勝てば「我らが」文在寅の首筋が冷たくなる。

いくら韓国では恒例とは言え、あれほど日韓関係を破滅的に悪化させた大功労者が、先達同様に哀れな末路を辿るのは些か気の毒だ。

そんな思いで、韓国投票〆切りの3月9日午後7時30分から30分後から放送されたBSフジのプライムニュースで、韓国大統領選の特番を見た。

登場人物は、この番組で韓国問題を取り扱う時の常連コメンテータの四人、

 ・松川るい  自由民主党国防部会長代理 参議院議員
 ・武藤正敏  元駐韓国特命全権大使
 ・黒田勝弘  産経新聞ソウル駐在客員論説委員(リモート出演)
 ・李泳采  恵泉女学園大学教授

 

文在寅派バリバリの李泳采以外の三人は、明らかに文在寅に批判的な保守支持派だ。

ところが番組開始に口火を切った武藤以下全員が

 ・思っていた以上の大接戦

 ・出口調査の結果は尹錫悦のリードがわずか0.6%

 ・投票率も予想よりも低い

 ・期日前投票は過去最高

 ・このいずれも李在明に有利

 ・与党革新側の李在明が優勢

との結論だった。

李泳采の身贔屓は織込み済みとしても、本来は李在明に批判的な三人揃って尹錫悦苦戦と予想するのだから勝負は見えた。

そう思って早々に寝入ってしまった。

 

そして翌朝6時、ヤフーニュースを見たら何と「韓国五年ぶりに政権交代、僅差で勝利」と伝えている。

返す返す言うが、別段尹錫悦が勝って李在明が負けたことに文句があるのではない。

日本との関係では、どちらが大統領になっても日韓関係が劇的に良化することはない。

それよりも、日韓関係の専門家と称するコメンテータたちの、誠にいい加減な言説がアタマにくるのだ。

少なくとも、尤もらしいしたり顔で大統領選を云々していたこの連中のネタ元は、それまで既に巷間に流布していた程度の代物だ。

しかもその結果は大外れ。

専門家として、それまでの大統領選をキチンと取材してきたとは思えない。

 

結果判明後早速、ジャーナリストの辺真一は「尹錫悦の五つの勝因」を挙げた。

投票率が下がらなかった

・首都ソウルと忠清道の大都市・大田で勝った

・与党優位の光州と全羅道で保守派として過去最高の得票を得た

・国民の政権交代の熱望が政権継承を上回った

・コロナ感染拡大、北朝鮮ミサイル発射、ウクライナ問題が追い風に

らしい。

後付けの屁理屈なら、何とでも説明できる。

その証拠に辺真一も、事前には「接戦なら李在明、大差なら尹錫悦」と自信満々に予測していた。

結果が出た後の能書きなど、これほどに無意味だ。

 

反日ゴリゴリの李在明に対して現実派の尹錫悦なら、戦後最悪の日韓関係が良くなるかもしれないとの期待がある。

しかしそんなことはない。

何故なら、確かに尹錫悦に投票した韓国人のごく一部は、日韓関係の改善を求めているかもしれない。

しかし韓国の残りの半分は、前科四犯でしかも叩けばいくらでもホコリが出る李在明に投票したのだ。

こんな異常な候補者が、国民の半分から支持された。

しかも、尹錫悦とほぼ同じ票を獲得した李在明支持者は、間違いなく全員が反日だ。

更に韓国国会は、六割が李在明所属の「共に民主党」の議員だ。

仮に尹錫悦が、日韓慰安婦合意を復活させようとしても、徴用工問題への国際法適用を模索しても、韓国民がそれを許すはずがない。

 

これほどまでに韓国は、異常な反日国家だ。

韓国は未来永劫、骨の髄まで反日国家なのだ。

日本に対して韓国が、一番手っ取り早くカネを稼ぐ手段の「反省と謝罪を求める」反日カードを手放すことは絶対にあり得ない。

知れば知るほど、韓国は重要な隣国などとは思えない。

日本にとって、あり得ない日韓融和の期待を持たせる尹錫悦よりも、文在寅と同じ穴の狢の李在明の方が、腹が括りやすい指導者なのだ。

 

今回の韓国大統領選で、尹錫悦が勝ったことだけは間違いない。

しかしそのことに淡い期待を持つと、必ず後で手痛いしっぺ返しを食うことになる。

韓国は、誰が大統領になっても一緒。

敬わずして遠ざける!

日本の対韓国の外交姿勢は、その一点に尽きる。

自民党総裁選で河野太郎が負ければ嬉しいナァ

ブログを休んでいる間に、世の中では様々な出来事が起きた。

 

最大のトピックスは、東京オリンピックの開催。

当初は、マスコミ主導の世間は反対70%。

ガースーがそんな反対を押し切って開催にまでこぎつけると、日本選手のメダルラッシュで様相一変。

最後は見事に逆転して、「やって良かった」派が70%近くになった。

 

しかし武漢肺炎陽性者が増え続け、せっかくのガースー政権の成果が目立たない。

急ピッチでワクチン接種が拡大したり、日本のためになる政策も決めたのに、口下手のガースーは全くアピールできない。

地元の横浜市長選でガースーが応援した候補者が大敗すると、後は首相を続けるためのやること成すこと全部裏目

とうとう総裁選出馬すらギブアップする事態となった。

 

所が皮肉なもので、ガースー不出馬発表後に武漢肺炎感染者数は激減傾向になる。

今の勢いなら緊急事態宣言解除も間近で、つくづくガースーはついていない。

ガースーはわずか一年間の総理在任期間だったが、それなりにいい仕事もした。

しかしネット全盛の現在、喋り、いわゆるベシャリ能力が強く求められるが、ガースーは決定的にこれが欠けていた。

 

しかしそんなガースー捨て身の決断が功を奏し、自民党総裁選は大盛り上がりだ。

連日のテレビジャック状態で、不人気ガースーの与党を相手に衆議院選の勝利を夢見ていた野党は、すっかり当てが外れた。

「自分たちも放送しろ」とテレビ局に圧力をかけるが、いくら取り上げられても内容がゼロなのだから注目を集めるはずがない。

結局は総裁選の盛り上がりを横目に、焼き餅を焼きながら指をくわえるしかない。

 

その自民党総裁選だが、大半のマスコミや評論家連中は、第一回目投票では決まらず決戦投票になると見ている。

そのほぼ全部がトップは河野太郎と予想していて、二位は高市早苗岸田文雄かで意見が分かれているが、今のところトップ河野、二位岸田、三位高市の見立てが有力だ。

野田聖子はまるで準備不足で、論外のようだ。

 

個人的には高市に勝って欲しい。

しかし実は唯一最大の望みは、河野太郎にだけは総裁になってほしくないことだ。

仮に第一回目集計で河野がトップでも、過半数に達しなければ決選投票になる。

その場合河野と岸田なら、三位の高市票はほとんど全部が岸田支持に回り、岸田逆転勝利の可能性が高い。

しかし河野と高市の争いなら、三位の岸田票の一部は河野にも流れるので高市有利とも言えないようだ。

 

こうなると当方も、「泣いて馬謖を斬る」覚悟が必要になる。

高市総裁を期待しているが、万一にも河野の勝ちだけは阻止しなければならない。

ならば何とか岸田が二位に滑り込んで、決選投票で河野を負かせて欲しい。

思想信条よりも、河野総裁阻止が優先!

そんな打算的な思いで、自民党総裁選に注目している。

 

ただアンチ河野にとって、朗報もある。

河野は、応援団に恵まれていないのだ。

矢尽き刀折れたガースーの応援が、河野のプラスにならないのは納得できる。

選挙対策だけの目的で河野支持に走り回っている、福田達夫以下の「党風一新の会」はその底の浅さがバレバレで、むしろ顰蹙を買っている有様だ。

止めは、河野当選の切り札とも見做されていた、人気トップスリーの石破茂小泉進次郎の支援で、これが不評なのは計算違いだろう。

しかし党内切っての嫌われ者の石破や、言葉の軽さでアタマの悪さが満天下に知れ渡ったシンジローなどを当てにするなど、河野の政治センスが悪すぎる。

そんなこんなで、当初は次期総裁間違いないと絶対本命視されていた河野だが、自らのパワハラ体質、親族の中国利権、場当たり的で軟弱な政治姿勢への不安感が高まっているのだ。

 

自民党総裁選は、実質的に日本の総理大臣を決める選挙だ。

自民党員でもない当方には、自民党員の知り合いもいない。

ひたすら結果を見守るしかないのが悔しいが、9月29日には河野以外(野田は問題外)の岸田か高市のどちらかが当選してくれることを願ってやまない。

 

因みに我が選挙区のアホ自民党議員は、選挙区内の至る所に河野とのツーショット写真を貼りまくっている。

こんなバカが、与党候補として次の衆議院選に立候補する。

しかしこのバカを外すと、残りは立憲民主党や令和新選組などの支援を受けた、もっとバカ候補者しかいない。

当方の住む地域は、どうしようもない政治家の展示会の場でしかない。

それが、日本の政治が如何に危機的状況を良く表している。

 

最後はCDを二十枚近く持つ大好きな歌手、嘉門達夫高市早苗応援歌をご紹介!

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何事も大人の嗜みで

東京オリンピック2020が始まった。

見たい種目が日替わり状態で、忙しくて仕方がない。

しかし柔道から始まり、日本の金メダルが続出している。

スケートボードなんて種目は初めて知ったが、男女とも日本が優勝した。

喜ばしいことだ。

 

しかしそんなお祝いムードに水を差す輩がいる。

この期に及んでも大会中止を叫ぶ共産党反日勢力、文句ばかりの反日国。

中でも最悪なのが韓国だ。

韓国は国民の60%が、オリンピックボイコットを支持していた。

だったらこなきゃいいのに、最終的には何故か参加してしまった。

しかしそこは韓国、飽きもせず日本への嫌がらせを繰り返している。

続いてロシア。

ドーピング疑惑で、国としての参加はできない不良国家なのに、選手村への不満を漏らす。

すると途端に朝日新聞共同通信が「オリンピックが上手くいっていない」と、ネガティブキャンペーンを張る。

 

もう大会は始まった。

始まるまでのイチャモンの数々は、それぞれの立場があるのだろうと大目に見よう。

しかし兎にも角にも、日本はオリンピック開催にまでこぎつけた。

ここからは、選手のためのオリンピック大会だ。

この日のために、この場所を夢見て、日々研鑽を重ねてきた選手は、人生をかけて、命を懸けて大会に臨んでいる。

 

ならば様々な文句は、大会後の反省、総括の場で言えば良い。

日本国民や世界中の人の不安を煽れば、選手もまた不安感に苛まされる。

良識ある国民、マスコミ、関係者なら、選手が心置きなく競技に打ち込める環境づくりに専念するべきだ。

 

とは言うものの、オリンピックに文句を言う反日政治家、反日マスコミは存在し続ける。

彼らのメンタリティは、ありもしない福島食材の放射能汚染を、ことさらに煽り立てた韓国の所業と同じだ。

今回のオリンピックに関しては、韓国選手団の最大の目的は、日本をディスリスペクトすることだ。

ヤツラは、そのための嫌がらせには手段を選ばない。

日本と今回のオリンピックにとって、韓国や反日勢力は害虫でしかない。

 

最近人気のYouTube番組に、上念司の「勝手に副音声」シリーズがある。

TBSサンデーモーニングと同時進行で、コメンテータ発言の矛盾を指摘するものだ。

そのオリンックバージョンで、テレビ朝日に対しての「どの面さげて」がある。

散々オリンピック開催を批判しておいて、始まったら手のひら返しで「感動をありがとう」とは節操がなさすぎる。

上念はマスコミを、そう強く批判している。

 

上念のその気持ちは、痛いほどわかる。

通常の真面な神経なら、今更恥ずかしくてオリンピック中継などできはしないだろう。

それをいけシャーシャーと、長時間の特番で視聴率稼ぎに走る。

日本のマスコミは、虫唾が走るほど醜悪だ。

 

しかし選手のことを思えば、それでもここは我慢のしどころだ。

何せ選手は、無観客試合を強いられている。

応援、声援がない。

そんな中でもテレビ放映があれば、その先には我々の声援があることを感じるはずだ。

 

渇しても盗泉の水は飲まない。

そんな心意気も良いが、正当に利用できるものなら、何を遣っても応援したい。

ここは韓国とは一味も二味も違う、日本人の大人の嗜みが必要だ。

生ゴミだって、発酵させれば肥料になる。

バカな反日マスコミも、ハサミ同様に使い方次第で切れる。

 

実は本音では、無観客開催や最終聖火ランナーなど、東京都や組織委に言いたいことは多い。

しかしそれは、当分の間は全部封印。

オリンピック期間中は、全力を挙げて日本選手の応援に集中する。

頑張れニッポン、チャチャチャだ。

PCR検査狂騒曲

様々な妨害工作を乗り越えて、無事にオリンピックは開催の運びとなった。

東京オリンピック開催に合わせて新たに設定された四連休で、国を挙げてお祝いムードが高まるはずだったのに、我が家は素直に喜べない事態を迎えていた。

 

連休前の水曜日は、息子のワクチン接種予約日でもあった。

実は前週の土曜日が第一回目の予約受付日だったが、接種希望者が殺到して、ネットも電話もすぐにパンク。

やっと電話がつながったのが一時間後だが、その時点でもう予約枠はいっぱい。

二回目の予約日が水曜日正午からなのだが、息子は仕事中で時間が取れない。

そこで息子に成り代わって、親父が予約をトライすることになった。

 

しかし今回もまた前回同様、開始早々に電話もネットもパンク状態。

3時間後、先につながったネットでは、無情にも「予約枠なし」と表示された。

「どうせダメだろう」と諦め気分の電話がその直後につながったが、何とこちらで奇跡的に二回分の予約ができた。

この日の重大ミッションを達成して、親父の面目躍如。

息子に自慢タラタラと朗報をもたらす積りが、どうも帰宅した息子の表情がさえない。

 

聞くと、会社を休んでいる女子社員の一人が、三日間も熱が引かないらしい。

そこで急遽PCR検査となったが、もしも彼女が陽性なら、先ずは隣に座っている三人の濃厚接触者、続いて職場全員にPCR検査が課されるとのこと。

彼女の結果は三日後に判明するので、それまでは自宅待機を指示されたと言う。

成程それなら、憂鬱な気分も分かる。

 

これは単に息子の職場の問題だけでなく、我が家にも重大な影響を及ぼす。

職場クラスターで息子も陽性なら、我々の日常生活もガラリと変わらざるを得ない。

既に二度のワクチン接種が終わっているので、重篤化リスクは小さいが、それでも陽性者の濃厚接触者として、今までのように勝手気ままな生活はできなくなる。

その場合の具体的な生活振りは、保健所から連絡があるようだが、取り敢えず妻は、連休中のフランス語勉強会出席も遠慮することになった。

息子の方も、どこかに隔離されれば仕事は犠牲になるし、何より悪戦苦闘の結果入手したワクチン接種予約も無駄になる。

 

そんな不安な気持ちで、連休に突入。

最初の木曜日、起きてきた息子が検温すると、何と37.5度。

途端に妻が「熱が出てきた」と、悲痛な声を上げる。

妻は「無症状感染者も多い」と、この時点ですっかり弱気で悲観的だが、冷静に考えれば、感染していれば何かしらの症状も併発するはずだ。

しかし息子は元気いっぱいで、とても陽性者とは思えない。

 

あれこれ心配しても事ここに至ると、素人の我々はひたすら家に籠って、職場女性のPCR検査結果を待つしかない。

PCR検査は、検査時点までの陽性者を確認する役には立つが、所詮はそれだけ。

体温計で病気か否かは判断できるが、治療には役に立たないのと一緒だ。

もともと武漢ウィルス防疫の決め手になど、なりはずがない。

玉川徹とテレビ朝日のモーニングショーが、口を極めて「PCR検査をやれ」と主張した理由が分からない。

その後の世界中の経緯を見ても、決定的対策はワクチン接種だった。

そんなPCR検査の結果で、我が家が緊張状態になるとは、お釈迦様でもご存じなかったはずだ。

 

ストレス塗れの二日間が過ぎ、息子の会社から連絡があったのは土曜日朝一番。

結果は、職場女性は陰性。

泰山鳴動して鼠一匹。

これで元の日常に戻ることができる。

何よりも、心置きなく日本のオリンピック選手を応援できる。

当方の応援に気合が入った所為か(どうかは知らないが)、日本選手の活躍が著しい。

日頃テレビを見なくなって久しいが、ザッピングを繰り返す毎日が続いている。

こんな忙しさなら大歓迎。

ニッポン頑張れ、チャチャチャ!

須田慎一郎と虎ノ門ニュースの報道批判

須田慎一郎と大高未貴が、虎ノ門ニュースで愛知県知事リコール問題を取り上げた。

その趣旨から、虎ノ門ニュースの基本スタンスが分かる。

須田と大高は

 ・今回のリコール不正は田中孝博の個人プレイ

 ・しかしその背後に、大村秀章愛知県知事の影がある

と主張した。

これを裏返せば、リコールの会会長・高須克弥は不正に無関係ということになる。

そして高須が無関係なら、その高須を応援してきた虎ノ門ニュースと出演者も、不正への道義的責任もないことになる。

虎ノ門ニュース側は、リコール票の83%以上が不正票だった前代未聞のリコール運動は、大村一派の陰謀だったと結論付けたいのだ。

 

須田はその根拠として、田中が度々「大村知事を辞めさせるわけにはいかない」と電話していたことを挙げている。

しかしその証拠は、事務局長室の隣で聞いていたと称する人間の証言だけだ。

すると途端に、あの事務所には事務局長室などなかったとのツッコミが殺到した。

それに対して須田は「前回の放送は自分が仕掛けた罠で、大村派はまんまと引っかかった」と、大村派をバカにした反論をした。

須田は事務局長室が存在した証拠として三枚の写真を提示したが、SNSでは即刻、それに対しても批判がアップされた。

その反論によると、須田の言う「写真の奥にある事務局長室」はスタッフ共有スペースで、ドアはいつも開けっ放しだったとのこと。

須田が田中と大村派が結託している証拠として取り上げた、田中の電話は存在自体が疑わしいのだ。

 

またリコール不正を最初に摘発したボランティアの中心人物が、田中は最初からリコールを成立させる気がなかったと証言したことも、重要な証拠として取り上げた。

リコール不正を暴いた人でさえ、田中と大村の内通を疑っていたと伝えることで、黒幕は大村との傍証を固めている。

また田中は落札案件で、愛知県に1億円の支払い義務があるが未だに履行されず、愛知県に負い目がある田中が大村派に協力しても、何の不思議もないとの見方だ。

しかしこれは、単なる推測であり印象操作でしかない。

 

須田と虎ノ門ニュースの言い分で、何よりも一番納得がいかないのは、高須の責任を一切不問に付していることだ

仮に須田が言う通りに、田中が大村派の回し者だったとしよう。

ではそんな大掛かりな陰謀を画策した大村知事、若しくは大村派の重鎮は、どうやって田中が事務局長に任命されることを分かっていたのか。

田中を事務局長に選んだのは、高須か河村たかし名古屋市長か、または二人の合意だ。

そこには、大村派が暗躍する余地はない。

だからもしも、田中が大村派のスパイだったのなら、そんな人物を事務局長の要職につけた高須、河村の人を見る目の無さの方が重大なのだ。

しかも高須は、不正の事態が明らかになった後もひたすら、田中を信頼し、支持すると繰り返した。

須田の見解通りに田中がスパイなら、そんな人物にリコールの会の運営を任せ、田中の話を信用して唯々諾々と繰り返した、会長の高須にこそ最大の責任がある。

 

リコール運動の最中に、虎ノ門ニュースは高須をゲストに呼んで、リコールの正当性を訴えていた。

しかしその時に、リコール反対派の謀略をして高須が証言した

 ・反対派の妨害でシステムがダウンした

 ・事務所に盗聴器が仕掛けられた

 ・高須が利用する車のタイヤのボルトが抜かれていた

の三件は、自作自演のデッチ上げだったことが判明している。

この点だけでも虎ノ門ニュースは、番組で虚偽の情報を発信した責任がある。

 

また今回の須田レポートで、11月7日に高須が突然リコール休戦宣言したことの唐突感と、運動を続けたボランティアへの悪口雑言は報告された。

しかし、高須の挙動不審への追及はない。

大高は、署名人の個人情報保護の為に、早期に署名簿を溶解するべきとも主張した。

これは予て高須が主張したが、証拠隠滅を図っていると批判されたものの焼き直しだ。

ここにも一連の高須の不審な動きを庇いたい、虎ノ門ニュース側の姿勢が垣間見える。

 

不正を暴いたボランティアの中にも

 ・高須は田中に騙された被害者

 ・田中は大村派の回し者

 ・不正の黒幕は大村知事

 ・リコール潰しのためにバレバレの不正を指示した

との意見は昔からあった。

 

しかし大村派にとっては、こんなリスクを冒すとバレた時に命取りになる。

如何にも軽薄な田中に、そんな重大ミッションを与えるなど考え難いし、何よりも今回は偶然が重なって発覚した不正署名だが、田中は元々は不正署名簿を闇に葬る積りだったはずだ。

もちろん、もしもリコールが成立したら、大村の政治生命が危機になる。

須田や大高は、大村がリコール不正の情報をかなり早い時点で知っていたことも、大村と田中の裏取引の証拠として挙げていた。

死ぬか生きるかの勝負なので、大村派はリコール運動の進捗に過敏になっていただろうし、運動員にスパイを送り込むことは充分に考えられる。

 

しかし田中は、この後に日本維新の会から国政選挙に立候補することが決まっていた。

そしてその維新の会は、リコール運動を支援していて、大村とは敵対関係にあった。

そもそも、誰の証言かは知らないが、田中が事務所で度々大村派に電話していたこと自体が現実的ではない。

田中が如何にボンクラでも、そんな誰がいるのかも分からない危険な場所で、トップシークレットな電話を繰り返すなど考え難い。

須田と虎ノ門ニュースの言う、田中が大村のスパイとの見方はかなりの無理筋だ。

 

今回のリコール不正は、田中が主犯であることは間違いない。

田中は逮捕以前に、リコール票の集まりが悪く、このままでは高須会長に恥をかかせるから不正に手を染めたと話している。

動機は何であれ、事務局長の田中が不正したのなら、高須会長の責任は免れない。

その点に一切触れない虎ノ門ニュースのレポートは、自らのアリバイ工作とみられても仕方がない。

山尾志桜里が政界引退だって

ガソリーヌ、パコリーヌの異名を持ち「むき出しの好奇心には負けない」と、ひたすら恋路に走った山尾志桜里が政界引退を発表した。

表向きは「政治家一筋が標準モデルなのはおかしい」との理由だ。

しかしそんな言い訳を信じる人は、一人としていない。

 

真の理由は、次の選挙で当選する見込みがないからだ。

今までは、国民民主党比例東京ブロック順位単独一位で出馬決定と言われていた。

それなら当選するかもしれないが、しかしもしも山尾がそんな立場で立候補したら、国民民主党は壊滅的敗北を喫する。

党首の玉木雄一郎ことタマキン君も、そんな無茶はできない。

さりとて、どこかの選挙区からと言っても、地に落ちた信用と不名誉は到底リカバリーできるレベルではない。

山尾はどう転んでも、議員を続けることは困難なのだ。

 

やはり、倉持麟太郎クとの不倫が堪えた。

実は山尾ガソリーヌにとって、法律違反でもない不倫よりも、ガソリンプリペイドカードの不正使用による政治資金規正法違反の方が問題だ。

また選挙区内で有権者に花代や香典を配ったのも、公職選挙法違反だ。

いずれも政治家としては致命的なミスだが、山尾が内定していた民進党幹事長を棒に振ったのは、不倫事件の方だった。

しかも山尾は、2017年の選挙で愛知7区から出馬し当選した。

政治家は選挙に受かれば、全て禊が終わったことになる。

政治資金規正法違反も公職選挙法違反も、不問に付されているのだ。

 

その後の山尾は、不倫相手の倉持と海外視察に出かけ、個人の政策顧問に迎えるなど、公然と付き合い始めた。

その結果、山尾も倉持も離婚することになり、晴れて不倫関係を脱することになった。

ところが今年になって、倉持の元夫人が自死していることが判明した。

にも拘らず山尾は議員特権の定期券を利用して、倉持に会いに行く場面を激写された。

さすがにこれは、有権者を呆れさせた。

 

最近の山尾は、「自由な議論ができない」と立憲民主党を離党し、憲法改正議論の必要性を訴えるなど、何でも反対の野党の中で異彩を放ち始めていた。

密かに自民党入りを画策しているのではとも言われ、一部の自民党議員が山尾を手引きしているとも噂されていた。

しかしその全てが、倉持とのスキャンダル再燃と倉持の元妻の自死発覚で消し飛んだ。

山尾がどのように取り繕って立候補しても、当選の見込みが全くなくなったのだから、政治家としては存在価値がない。

山尾を政界引退に追い込んだのは、実に俗っぽい色恋沙汰だった。

 

今までに多くの女性政治家が、将来を嘱望されても消えていった。

田中真紀子豊田真由子などがそうだ。

小泉チルドレン小沢チルドレンなど、今でも政治家を続けているのは一握りだ。

未だ首の皮一枚は繋がっているものの、かなり危うい立場に陥っている政治家に、野田聖子福島瑞穂辻元清美稲田朋美、石垣のり子、森裕子などがいる。

いずれも一時期はマスコミに持て囃されながら、化けの皮が剥がれてしまった女性政治家の成れの果てだ。

山尾志桜里も、そんな中の一人でしかなかった。

 

そもそも山尾が注目されたのは、誰かの匿名ブログ「幼稚園落ちた、日本死ね」を国会で紹介したからだ。

この歳の流行語大賞トップ10にも選ばれ、表彰式に書いた本人でもない山尾が登壇したことも賛否が分かれた。

山尾を先頭にした野党とマスコミは、このセンセーショナルなフレーズを、当時の安倍政権追及の材料として利用した。

しかし政治家としては、誰の発信なのか、事実か否かも判然としないネタを持ち出して「日本死ね」と迫った山尾を評価するのがおかしい。

 

しかも山尾は、自分を売り出した「日本死ね」の」フレーズそのままに、不倫相手の元奥さんを死に追いやった。

少なくとも、その片棒を担いだ。

山尾に良心があれば「政治家を引退しても、自由と民主主義と法の支配をこの日本に、自分たちの力でしっかり根付かせる」などのこ綺麗ごとは不要だ。

今後とも公的な存在であり続ける気なら、自らが選んだ恋路が一人の命を奪ったことへの思いを吐露してからにしてほしい。