昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

橋下徹の検証

今回のウクライナ戦争で、ロシアのプーチンは世界中から断罪されている。

恐らくは短期での勝利を夢想していたのだろうが、予想外のウクライナの抵抗を受け、結果として今に至っても勝利宣言を出すことができない。

しかも首都キーウを巡る攻防では、ロシアが全面撤退した。

東部戦線に戦力を集中するためと言うが、どう言い訳しても首都決戦でロシアは敗北したとしか思えない。

それどころか、国際司法裁判で戦争犯罪人として裁かれることが現実味を帯びている。

「こんなはずではなかった」と臍をかんでいるに違いない。

 

プーチンに比べればかなりスケールは小さいが、日本中を敵に回したのが橋下徹だ。

こちらはコメンテータとしてテレビに出ずっぱりだったが、一貫して主張したのが

 ・人命が大事

 ・戦う一択の戦争指導者のやり方は間違い

 ・民間人はとにかく逃げろ

これだけなら、後に何とか言い繕えるかもしれないが、橋下は喋り過ぎて墓穴を掘り、更にその穴を大きくしている。

生きていれば何とかなると、余りにも超楽観主義で非現実的な意見を続発する。

 ・プーチンもあと20年生きるかどうか?

 ・自国を捨てても、その後に戻って国を再建すればよい

ロシアがウクライナ人をサハリンに強制連行しているとの情報に対しても「それでも受け入れて逃げる道を選ぶ」とまで言い出した。

 

こんな橋下の意見に、日本で活動しているウクライナ人のナザレンコ・アンドレー氏が「国土を放棄すればウクライナの復興など不可能」と批判したが、これが余程頭にきたようで

 ・安全な日本に住んでいれば何とでも言える

 ・そんなに国土が大事なら、即刻国に帰って兵役を志願するべき

みたいなニュアンスでナザレンコ氏を嫌味タップリに批判した。

そしてナザレンコ氏が仕事で北海道に赴いた件を、「ウクライナで多数の死者が出ている時自分は北海道を楽しむ矛盾、滑稽さ」と文字通り痛罵した。

後にこれは北海道の自衛隊での講演が目的で、ロシアの脅威を共有するためだったと、橋下の早とちりが判明したが、橋下からの謝罪など全くない。

 

ここまで批判が集中すると橋下も、自分の意見が言い過ぎの頓珍漢だったことは分かっているのだろう。

しかし弁舌さやかに相手をやっつけてきたことへの拘りか、はたまた根っからの負けず嫌いが災いしているのか、とにかく一切の非を認めず、何とか自説の正当性を言い募ろうとする。

しかし彼の意見が通れば、結果としてロシアがウクライナを制圧することになるし、それは国際社会で認められることではない。

それが前例となれば、次は中国が台湾を攻めるだろうし、その刃は尖閣列島だけでなく、沖縄侵略も視野に入れるだろう。

橋下はロシアの肩を持つことで、間接的に中国の野望にも加担していることになる。

 

テレビでの発言だけでなく、Twitterへの橋本の投稿は異常だ。

彼をあれほどの行動に駆り立てるのは、一体何なのか?

橋下はウクライナ国民に、ロシアに抵抗せずに逃げろと繰り返した、

冷静に考えれば、日本語で発信される橋下の心配や情報発信が、ウクライナ国民に伝わるはずはない。

橋下の

 ・外国に攻められたら、政治家は国民の命を最優先するべき

 ・国民は身の安全のために、サッサと逃げろ

との意見は全てが、日本人に対してのモノなのだ。

 

ここから中国による、橋下へのハニトラ、マネトラの噂が再燃する。

今や橋下とは不倶戴天の論敵になっている百田尚樹は、言外にこの説を示唆する。

しかしこの手の疑惑だけは、当事者が認めない限り水掛け論になる。

無論中国で政変が起き過去の秘密書類が暴露されれば、このスキャンダルも白日の下に晒されるので、関係者はヒヤヒヤ物だろうが、それまでは全てが藪の中だ。

僕もまた、橋下と中国の間にどんな密約があっても驚かない一人だ。

 

しかし一連の橋下の言動を見ると、中国や韓国との腐れ縁よりも、橋下自身の愛国心のなさ、反日主義に凝固まった思想が背景ではと思っている。

橋下が大阪府知事として颯爽と政界デビューした時、その口調の歯切れの良さと決断の速さから、保守の一部からも大きな期待が持たれたし、僕も好感をもって彼を見ていた。

しかしそんな橋下に最初の疑問を持ったのは、韓国の自称慰安婦が日本国を相手に起こした訴訟で、韓国司法が国際法を無視して日本に賠償命令を下した時だ。

日本中が韓国の非常識に怒っている時、橋下は「国家間賠償は終わっているが、個人の損害賠償請求権は残っている」と、全く韓国と慰安婦たちと同じ主張をした。

 

その後の橋下は、その歴史観においては韓国、中國と論を同じくしているし、ジェンダーや家族制度も日本のサヨク活動家と同じ意見だ。

挙句は戸籍制度の廃止まで唱えている。

橋下は、日本の家族制度破壊を目指す過激派と同じ穴の狢だ。

恐らくは、橋下に日本への思い入れはないに違いない。

彼が今まで生きてきた過程は、日本愛を育む環境ではなく、日本への憎悪を滾らせるモノだったのだろう。

だから彼にとっては、古き良き日本など全く評価の対象外で、今風の一見斬新なリベラルと同じ主張となっているのではないか。

 

もしもこの推測が当たっているのなら、こんな橋下は極めて危険なオトコだ。

彼が影響力を持ち、彼の主張を信じる日本人が増えれば、その分日本の内部が崩壊し、極東の地で韓国、中國が跋扈する事態となる。

だから僕には、彼が創設者であり、且つ今でも深い関係を噂される日本維新の会への絶対的な不信感がある。

橋下の歴史観、国家観への違和感があるからだ。

京都桜巡りの旅

今や、武漢肺炎なる言葉をほとんど聞かない。

コロナだのCOVID19だの、実態の分からない単語になっているが、元を質せば中国・武漢が発生源の流行病であることを忘れてはいけない。

 

我々夫婦はそんな世界的災厄の所為で、二年前の海外旅行だけでなく、昨年の東北花見旅行の中止に追い込まれた。

元々出不精な当方には大したことではないが、デベソな嫁にとってはストレス塗れの二年半だったようだ。

中国へ恨み骨髄の彼女が、三月末になって突然「今年は京都に花見に行く!」と言い出した。

当方は花見なら4月末に東北と思っていたが、嫁に言わせると

 ・日本人なら京の桜こそ必見

 ・今年は忌まわしき中国人観光客がいない

 ・中国人のいない京都を散策できるチャンスなど千載一遇

 ・幸いにいつもなら絶対に予約できないホテルが空いている

そうだ!京都に行こう、イヤ行かねばならぬ!

と並々ならぬ決意で、4月5日から三泊四日でホテルを予約したらしい。

「アンタなんか、黙ってついて来れば良いノヨ」と、一切の反論を許さない調子で話がドンドン進んだ。

 

ところが我が関東周辺では、3月後半には桜満開となってしまった。

例年よりも一週間以上速いペースらしい。

関西地方は関東よりも、桜前線が早いはずだ。

折角鳴り物入りの京都の桜旅も、4月5日過ぎでは既に散り去っているのではないか?

そんな素朴な疑問に嫁は、「イヤァ京都は寒いから大丈夫」と強気な姿勢を崩さない。

結果として「牛に引かれて善光寺参り」みたいに、嫁に引かれて京都参りと相成った。

 

往きの新幹線は、乗車率40%弱。

車中でのマスク着用は煩わしいが、人が少ない分気分的には楽だ。

昼過ぎに京都着。

京都駅のうどん屋で昼食後、地下鉄でホテルに向かう。

そこでチェックイン担当のおネエさんが、満面の笑顔で「絶好のタイミングですヨ、桜は今が見ごろです」と言う。

ミエミエのリップサービスと思いきや、まさしく本当にこの二、三日が花盛りの満開状態らしい。

聞いた途端、嫁は破顔一笑、自慢げに当方を振り向いて、「ネッ!」。

 

実は当方と京都は因縁が深く、京都は母親の実家がある!

(と、我が家ではそうなっている)。

実のところは、終戦後に母の弟一家と祖母が京都に移り住んで商売を始めただけなのだが、それでもいつの間にか叔父さん夫婦も従弟も京都弁を喋っていた。

しかし母は一度も京都に住んだことがなく、当然ながら我が町の方言しか喋れない生粋の田舎っぺおばさんだった。

それでも「母の家族は京都に住んでいるんですよ」と言うと、人は勝手に京都出身と勘違いする。

すると元々穏やかに見える風体の上に、何となく上品なオトコの印象が漂う。

京都にはそんなえも言われぬ独特のムードがあり、心優しく穏やかな風情の当方に良く似合う街だ。

 

と勝手にそう思い込み、嫁や気の置けない友人には、以下のデマを吹聴してきた。

・母方は京都公家の末裔

・当方も京都の宇治育ちで、宇治貴族の血が流れている

・宇治平等院は庭のような場所

・幼少の砌は、清水寺の舞台から飛び降りて遊んでいた

・本来なら諸君たち下々のモノが直接口を利くのも憚れるほど高貴な生まれ

・皆のモノの言葉の壁や風習の違いに戸惑ったが、最近やっと慣れてきた

・我が家が檀家の寺は黄檗宗で、大本山は京都萬福寺(これはホント!)

・開祖の隠元禅師は、共に修業し彼の悟りを助けた学友だった

 

今回も地下鉄の五条駅を通過する時、嫁が「今日の五条の橋の上」と口ずさんだので、

・牛若丸と弁慶の決闘の最初は弁慶が優勢だったが、戦上手の牛若が逆転で勝った

・当時はテレビ中継がなかったのでライブで見ていた

とさらに大法螺をかませておいたが、果たしてどこまで信用されただろうか?

ついでに「京都に帰ってくると故郷の香りが蘇り、心が懐かしさからリラックスする」と、「帰ってくる」に力点を置いて自慢したが、京都には高校時代の修学旅行も含めて三回しか行ったことがない。

 

いつもならウンザリ顔で亭主の与太話を途中で打ち切る嫁だが、今回は京都まで来たことですっかり上機嫌だ。

嫁に連れられカメラを片手に、いよいよ醍醐の桜から三泊四日の京都花見旅が始まる。

ウクライナ情勢のネット情報

改めて思うが、ネット社会はよく言えば百家争鳴、普通に見れば魑魅魍魎だ。

ウクライナのキーウからロシアか撤退した事でも、180度違う意見が戦わされる。

 

ロシア贔屓側の一つは、結構有名らしい軍事評論家の意見で

・ロシアがキーウで敗退したとの見方は全く間違い

・ロシアは東部戦線に兵力を集中させる為に計画的に撤収した

・その証拠にロシアは整然と兵を引き、ウクライナは追撃出来なかった

が流された。

これに対して多くの素人たちから

・ロシアは取るものもとりあえず逃げ去ったのではないか

・拷問して殺害したウクライナ市民の死体を放置している

・元々占領していた東部地域を戦果と言い繕って幕引きを図るに違いない

との反論コメントが出ている。

ウクライナとロシアのどっちが有利なのか、各々に確証バイアスがかかり勝手気儘な主張を繰り返している状態だ。

 

ただそんな誰もが、今回のウクライナ戦争がここまで長引き、ロシアがここまでウクライナを攻めあぐねるとは予想していなかったのではないだろうか。

ロシアがウクライナに攻め込んだのが2月24日。

その時点で、ウクライナ軍は勇猛でロシアも苦戦と見ていた評論家は少なかった。

欧米諸国のどの国も、ウクライナ支援の直接軍事行動に参加しないのだから、ロシア敗戦を予測した人は皆無だった。

大半は長くて一週間、早ければ二、三日でウクライナ降伏と見ていた。

また、世界中の反対を押し切って戦争へ踏み切ったロシア・プーチンの非情さと、コメディアン出身のウクライナ・ゼレンスキーとの比較も拍車をかけた。

 

この間のロシア寄りネット情報発信者間では、微妙にニュアンスが二分されていた。

当初話題になったのは、橋下徹テリー伊藤の二人。

・どうせウクライナが負けるのだから、政府は市民の犠牲を避けるべき

・一旦国を捨てて脱出し、二十年、三十年計画で取り戻せばよい

などと、結果的にはウクライナ消滅を早め、ロシアの利益となる噴飯物の意見なので、当然ながら大炎上し総攻撃を受けた。

もう一つは、ロシアにも戦争の理屈があると、直接間接にウクライナの責任を追及するグループだ。

この代表者が鈴木宗男佐藤優、元ウクライナ大使の馬淵睦夫、そして篠原常一郎だ。

彼らも一応は、攻め込んだロシアは悪いと枕詞として言い訳をするが、その返す刀で

ウクライナ政権はネオナチ

・東部のロシア人を殺戮していた

・その国がNATOに加盟すれば軍事バランスが崩れる

ウクライナにはアメリカの生物兵器研究所があった

・テロリスト一掃のためにロシアは侵攻せざるを得なかった

馬淵に至っては、

・ロシアは軍事基地だけを攻撃している

・その証拠にキーウ(キエフ)には攻撃していない

・今回の戦争はアメリカのネオコンウクライナのネオナチが画策した

・二度の世界大戦もネオコンが起こした

などと、堂々と全く頓珍漢な意見を吐いていた。

 

ところがウクライナの英雄的抵抗と、ロシアの見掛け倒しの弱さの所為で戦争が、一か月以上も長期化してきた。

元より短期で片付くと高を括っていたロシアは兵站が続かない。

結果としてロシアはキーウで敗戦に次ぐ敗戦で、とうとうキーウ制圧はギブアップする事態に追い込まれた。

そして4月3日には、ロシアが撤退した後のキーウ市周辺の状況が明らかになった。

それは正視に堪えない光景で、拷問され殺されたウクライナ市民の死体が数百人規模で転がっている。

さすがにアメリカや欧州諸国で新たなロシア制裁が課され、日本も追随した。

それだけでなく、ロシアの行為を戦争犯罪として告発することも検討されている。

ヒットラースターリン毛沢東と並んで、プーチンが歴史に悪名を残す政治家と断罪される可能性が高いのだ。

 

鈴木宗男は、こんなプーチンを「プーチンさんは人情家」と激賞してやまなかった。

どの面下げて言い訳する積りだろう。

また元々ウクライナ側の問題点ばかりを指摘し、ゼレンスキーの無能さを論ってきた篠原常一郎は、ロシアの蛮行が目の当たりになっても尚、ブチャ市内の死体はウクライナ軍の砲撃によるとの新聞記事を紹介している。

自分だけがいち早く収集した積りの情報を、我田引水して論理を組み立てているが、しかし木を見て森を見ない典型だ。

俯瞰して見れば、仮にウクライナ内部に様々な問題があったとしても、ロシアの軍事侵攻を正当化する理由にはならない。

ロシアが軍事に訴えてウクライナを攻めた時点で、ロシアの論理破綻は明らかなのだ。

またロシアの侵略に抵抗するか逃げるかを決めるのはウクライナ国民だ。

橋下や伊藤のように、外野席から「命あっての物種だから逃げろ」などと、余計なお世話をすることなど、ウクライナ国民には迷惑千万な話だ。

 

戦争と言う極限の異常事態が発生すると、それまで隠されていた人間の本質が曝け出される。

国家リーダーの資質もそうだし、日頃評論家だのコメンテータだの、舌先三寸で碌を食んできた連中の内実も暴露されてしまう。

当方にとっては、YouTube秋篠宮家の問題点を連続アップして認知度を上げた篠原常一郎の、情報源の危うさを再認識させられた。

やはりネット情報の半分は、疑ってかからないといけない。

認知症

今回役員に推薦された。

正式には4月1日就任なので、当日の我が家は胡蝶蘭が溢れ、祝電が引きも切らないことだろう。

このように我が能力が評価されるとは、誠に愛でたい!

 

……のはずだが、

同時に推薦された、仲間たちの表情は全く明るくない。

全員が「マァ仕方がない」との、諦め感が漂っているのだ。

左様!

実は、町内会自治会の役員のオツトメの順番が回ってきたのだ。

まさしく、来てしまったのだ。

 

当方が推薦されるまでに、幾多の人が打診されたようだ。

しかしその悉くに「体が不自由」とか「老人の介護で手が回らない」とか、様々な理由で断られたらしい。

虱潰しの結果、何とか五体満足でノホホンと過ごしている当方にお鉢が回ってきた。

こちらもあれこれ断る理屈を考えたが、どれも就任できないほどのパンチ力がない。

結果として「シャーナイ、止むを得ませんなァ」となった次第だ。

 

この役員候補が集まる第一回の会合でも、一悶着がある。

今度は「誰が会長を引き受けるか」、役割り分担の押し付け合いがある。

この場面では、ひたすら沈黙を守るに限る。

するとその沈黙に耐えかねた人が議論の口火を切ることになり、その結果はその人が会長を引き受けることになる。

そんなこんなで、当方は環境委員の大命を拝することになった。

 

環境委員って物々しいが、やることは週一回の防犯パトロールとゴミ当番の管理。

偶に不心得者がゴミ出しルールを守らないことがあると、市役所に連絡して残ったゴミを引き取ってもらう。

簡単な仕事ではないが、さほど負担がかかることもない。

何とか一年間ボランティア精神を発揮して、安心安全な地域生活に貢献するぞ!

と、そんな気持ちの昂ぶりも皆無だ。

 

そんな役員就任を間近にしたある日、我が家のインターフォンがなった。

最近のこの手の訪問者は、家修理を勧める詐欺まがいの輩が多い。

しかしこの日は、見るからにフツーの中年女性が映っている。

出て行って話を聞くと

 ・自分は数件先の○○の娘

 ・今は結婚して別のところに住んでいる

 ・母親は数年前に死亡し、現在は父親が一人で住んでいる

と話し始めた。

 

続けて娘さんの話は

 ・父に認知症の症状が出ている

 ・本人はヤル気があるが、ゴミ当番はこなせないと思われる

 ・ついては父をゴミ当番から外して欲しい

と言うものだった。

 

○○さんは良く知っていて、その昔は某大手銀行員だった人だ。

我が家周辺の自治会コンペには、必ず夫婦二人で参加していたが、ある回の優勝者が「苦手のバンカーを上手く脱出出来たので」スピーチしたら、その途端に「ボク、元バンカー」って大声を張り上げ、一瞬にして座を凍り付かせたこともある。

ユーモアのセンスがあるとは思えなかったが、町内会の会合では人一倍大声で場を盛り上げるなど、社交的な性格の人だった。

そんな仲の良かった奥さんに先立たれた後は、毎日我が家の前を通り過ぎて近所の喫茶店で昼食をとっていたが、前かがみにチョコチョコ歩く姿が一気に年寄り風情になり、彼の現役時代を知る当方にはその余りの変わり方を驚いていた。

 

そんな彼が認知症を患った。

何でも娘さんには、彼が散歩の後に自宅に帰ることができず、行方不明で大騒ぎになったことで判明したらしい。

娘さんの要望については、当方が晴れて就任した後の役員会で議論することにして引き取ってもらった。

 

しかし年寄りの認知症は、他人事ではない。

本人は分からないのだから、実は自分で自覚していないだけで、とっくに当方も発症しているかもしれないのだ。

特に連れ合いに先立たれると、かなりの確率で認知症になるようだ。

実際にどんなに仲が悪かった夫婦でも、一方が死んでしまうと残った側は寂しさの余り故人を懐かしがり、世を儚む傾向が強い。

 

この対処法は唯一つ。

連れ合いよりも早く死ぬことに尽きる。

しかしあまり早く死んでしまうのも癪の種だ。

ならば連れ合いが死ぬちょっと前に、自らの寿命が尽きる道を選びたい。

しかし人間は、生れてくることと死ぬことは、なかなか思うに任せない。

ひたすら神様のご加護を祈るだけだ。

日頃は無宗教無神論だけどやたら縁起を担ぐ当方だが、もしもそんなささやかな庶民の望みが叶うなら、全知全能の神様を熱心に帰依する模範的な信者になるのだが。

お隣さんでは、一夜明けたら政権交代していた

最初に断っておくが、別段韓国大統領選に興味があったわけではない。

保守、革新のどちらが勝っても負けても、日本にとって大差があるはずがないからだ。

 

しかし野次馬的に見れば、尹錫悦が勝てば「我らが」文在寅の首筋が冷たくなる。

いくら韓国では恒例とは言え、あれほど日韓関係を破滅的に悪化させた大功労者が、先達同様に哀れな末路を辿るのは些か気の毒だ。

そんな思いで、韓国投票〆切りの3月9日午後7時30分から30分後から放送されたBSフジのプライムニュースで、韓国大統領選の特番を見た。

登場人物は、この番組で韓国問題を取り扱う時の常連コメンテータの四人、

 ・松川るい  自由民主党国防部会長代理 参議院議員
 ・武藤正敏  元駐韓国特命全権大使
 ・黒田勝弘  産経新聞ソウル駐在客員論説委員(リモート出演)
 ・李泳采  恵泉女学園大学教授

 

文在寅派バリバリの李泳采以外の三人は、明らかに文在寅に批判的な保守支持派だ。

ところが番組開始に口火を切った武藤以下全員が

 ・思っていた以上の大接戦

 ・出口調査の結果は尹錫悦のリードがわずか0.6%

 ・投票率も予想よりも低い

 ・期日前投票は過去最高

 ・このいずれも李在明に有利

 ・与党革新側の李在明が優勢

との結論だった。

李泳采の身贔屓は織込み済みとしても、本来は李在明に批判的な三人揃って尹錫悦苦戦と予想するのだから勝負は見えた。

そう思って早々に寝入ってしまった。

 

そして翌朝6時、ヤフーニュースを見たら何と「韓国五年ぶりに政権交代、僅差で勝利」と伝えている。

返す返す言うが、別段尹錫悦が勝って李在明が負けたことに文句があるのではない。

日本との関係では、どちらが大統領になっても日韓関係が劇的に良化することはない。

それよりも、日韓関係の専門家と称するコメンテータたちの、誠にいい加減な言説がアタマにくるのだ。

少なくとも、尤もらしいしたり顔で大統領選を云々していたこの連中のネタ元は、それまで既に巷間に流布していた程度の代物だ。

しかもその結果は大外れ。

専門家として、それまでの大統領選をキチンと取材してきたとは思えない。

 

結果判明後早速、ジャーナリストの辺真一は「尹錫悦の五つの勝因」を挙げた。

投票率が下がらなかった

・首都ソウルと忠清道の大都市・大田で勝った

・与党優位の光州と全羅道で保守派として過去最高の得票を得た

・国民の政権交代の熱望が政権継承を上回った

・コロナ感染拡大、北朝鮮ミサイル発射、ウクライナ問題が追い風に

らしい。

後付けの屁理屈なら、何とでも説明できる。

その証拠に辺真一も、事前には「接戦なら李在明、大差なら尹錫悦」と自信満々に予測していた。

結果が出た後の能書きなど、これほどに無意味だ。

 

反日ゴリゴリの李在明に対して現実派の尹錫悦なら、戦後最悪の日韓関係が良くなるかもしれないとの期待がある。

しかしそんなことはない。

何故なら、確かに尹錫悦に投票した韓国人のごく一部は、日韓関係の改善を求めているかもしれない。

しかし韓国の残りの半分は、前科四犯でしかも叩けばいくらでもホコリが出る李在明に投票したのだ。

こんな異常な候補者が、国民の半分から支持された。

しかも、尹錫悦とほぼ同じ票を獲得した李在明支持者は、間違いなく全員が反日だ。

更に韓国国会は、六割が李在明所属の「共に民主党」の議員だ。

仮に尹錫悦が、日韓慰安婦合意を復活させようとしても、徴用工問題への国際法適用を模索しても、韓国民がそれを許すはずがない。

 

これほどまでに韓国は、異常な反日国家だ。

韓国は未来永劫、骨の髄まで反日国家なのだ。

日本に対して韓国が、一番手っ取り早くカネを稼ぐ手段の「反省と謝罪を求める」反日カードを手放すことは絶対にあり得ない。

知れば知るほど、韓国は重要な隣国などとは思えない。

日本にとって、あり得ない日韓融和の期待を持たせる尹錫悦よりも、文在寅と同じ穴の狢の李在明の方が、腹が括りやすい指導者なのだ。

 

今回の韓国大統領選で、尹錫悦が勝ったことだけは間違いない。

しかしそのことに淡い期待を持つと、必ず後で手痛いしっぺ返しを食うことになる。

韓国は、誰が大統領になっても一緒。

敬わずして遠ざける!

日本の対韓国の外交姿勢は、その一点に尽きる。

自民党総裁選で河野太郎が負ければ嬉しいナァ

ブログを休んでいる間に、世の中では様々な出来事が起きた。

 

最大のトピックスは、東京オリンピックの開催。

当初は、マスコミ主導の世間は反対70%。

ガースーがそんな反対を押し切って開催にまでこぎつけると、日本選手のメダルラッシュで様相一変。

最後は見事に逆転して、「やって良かった」派が70%近くになった。

 

しかし武漢肺炎陽性者が増え続け、せっかくのガースー政権の成果が目立たない。

急ピッチでワクチン接種が拡大したり、日本のためになる政策も決めたのに、口下手のガースーは全くアピールできない。

地元の横浜市長選でガースーが応援した候補者が大敗すると、後は首相を続けるためのやること成すこと全部裏目

とうとう総裁選出馬すらギブアップする事態となった。

 

所が皮肉なもので、ガースー不出馬発表後に武漢肺炎感染者数は激減傾向になる。

今の勢いなら緊急事態宣言解除も間近で、つくづくガースーはついていない。

ガースーはわずか一年間の総理在任期間だったが、それなりにいい仕事もした。

しかしネット全盛の現在、喋り、いわゆるベシャリ能力が強く求められるが、ガースーは決定的にこれが欠けていた。

 

しかしそんなガースー捨て身の決断が功を奏し、自民党総裁選は大盛り上がりだ。

連日のテレビジャック状態で、不人気ガースーの与党を相手に衆議院選の勝利を夢見ていた野党は、すっかり当てが外れた。

「自分たちも放送しろ」とテレビ局に圧力をかけるが、いくら取り上げられても内容がゼロなのだから注目を集めるはずがない。

結局は総裁選の盛り上がりを横目に、焼き餅を焼きながら指をくわえるしかない。

 

その自民党総裁選だが、大半のマスコミや評論家連中は、第一回目投票では決まらず決戦投票になると見ている。

そのほぼ全部がトップは河野太郎と予想していて、二位は高市早苗岸田文雄かで意見が分かれているが、今のところトップ河野、二位岸田、三位高市の見立てが有力だ。

野田聖子はまるで準備不足で、論外のようだ。

 

個人的には高市に勝って欲しい。

しかし実は唯一最大の望みは、河野太郎にだけは総裁になってほしくないことだ。

仮に第一回目集計で河野がトップでも、過半数に達しなければ決選投票になる。

その場合河野と岸田なら、三位の高市票はほとんど全部が岸田支持に回り、岸田逆転勝利の可能性が高い。

しかし河野と高市の争いなら、三位の岸田票の一部は河野にも流れるので高市有利とも言えないようだ。

 

こうなると当方も、「泣いて馬謖を斬る」覚悟が必要になる。

高市総裁を期待しているが、万一にも河野の勝ちだけは阻止しなければならない。

ならば何とか岸田が二位に滑り込んで、決選投票で河野を負かせて欲しい。

思想信条よりも、河野総裁阻止が優先!

そんな打算的な思いで、自民党総裁選に注目している。

 

ただアンチ河野にとって、朗報もある。

河野は、応援団に恵まれていないのだ。

矢尽き刀折れたガースーの応援が、河野のプラスにならないのは納得できる。

選挙対策だけの目的で河野支持に走り回っている、福田達夫以下の「党風一新の会」はその底の浅さがバレバレで、むしろ顰蹙を買っている有様だ。

止めは、河野当選の切り札とも見做されていた、人気トップスリーの石破茂小泉進次郎の支援で、これが不評なのは計算違いだろう。

しかし党内切っての嫌われ者の石破や、言葉の軽さでアタマの悪さが満天下に知れ渡ったシンジローなどを当てにするなど、河野の政治センスが悪すぎる。

そんなこんなで、当初は次期総裁間違いないと絶対本命視されていた河野だが、自らのパワハラ体質、親族の中国利権、場当たり的で軟弱な政治姿勢への不安感が高まっているのだ。

 

自民党総裁選は、実質的に日本の総理大臣を決める選挙だ。

自民党員でもない当方には、自民党員の知り合いもいない。

ひたすら結果を見守るしかないのが悔しいが、9月29日には河野以外(野田は問題外)の岸田か高市のどちらかが当選してくれることを願ってやまない。

 

因みに我が選挙区のアホ自民党議員は、選挙区内の至る所に河野とのツーショット写真を貼りまくっている。

こんなバカが、与党候補として次の衆議院選に立候補する。

しかしこのバカを外すと、残りは立憲民主党や令和新選組などの支援を受けた、もっとバカ候補者しかいない。

当方の住む地域は、どうしようもない政治家の展示会の場でしかない。

それが、日本の政治が如何に危機的状況を良く表している。

 

最後はCDを二十枚近く持つ大好きな歌手、嘉門達夫高市早苗応援歌をご紹介!

www.youtube.com

何事も大人の嗜みで

東京オリンピック2020が始まった。

見たい種目が日替わり状態で、忙しくて仕方がない。

しかし柔道から始まり、日本の金メダルが続出している。

スケートボードなんて種目は初めて知ったが、男女とも日本が優勝した。

喜ばしいことだ。

 

しかしそんなお祝いムードに水を差す輩がいる。

この期に及んでも大会中止を叫ぶ共産党反日勢力、文句ばかりの反日国。

中でも最悪なのが韓国だ。

韓国は国民の60%が、オリンピックボイコットを支持していた。

だったらこなきゃいいのに、最終的には何故か参加してしまった。

しかしそこは韓国、飽きもせず日本への嫌がらせを繰り返している。

続いてロシア。

ドーピング疑惑で、国としての参加はできない不良国家なのに、選手村への不満を漏らす。

すると途端に朝日新聞共同通信が「オリンピックが上手くいっていない」と、ネガティブキャンペーンを張る。

 

もう大会は始まった。

始まるまでのイチャモンの数々は、それぞれの立場があるのだろうと大目に見よう。

しかし兎にも角にも、日本はオリンピック開催にまでこぎつけた。

ここからは、選手のためのオリンピック大会だ。

この日のために、この場所を夢見て、日々研鑽を重ねてきた選手は、人生をかけて、命を懸けて大会に臨んでいる。

 

ならば様々な文句は、大会後の反省、総括の場で言えば良い。

日本国民や世界中の人の不安を煽れば、選手もまた不安感に苛まされる。

良識ある国民、マスコミ、関係者なら、選手が心置きなく競技に打ち込める環境づくりに専念するべきだ。

 

とは言うものの、オリンピックに文句を言う反日政治家、反日マスコミは存在し続ける。

彼らのメンタリティは、ありもしない福島食材の放射能汚染を、ことさらに煽り立てた韓国の所業と同じだ。

今回のオリンピックに関しては、韓国選手団の最大の目的は、日本をディスリスペクトすることだ。

ヤツラは、そのための嫌がらせには手段を選ばない。

日本と今回のオリンピックにとって、韓国や反日勢力は害虫でしかない。

 

最近人気のYouTube番組に、上念司の「勝手に副音声」シリーズがある。

TBSサンデーモーニングと同時進行で、コメンテータ発言の矛盾を指摘するものだ。

そのオリンックバージョンで、テレビ朝日に対しての「どの面さげて」がある。

散々オリンピック開催を批判しておいて、始まったら手のひら返しで「感動をありがとう」とは節操がなさすぎる。

上念はマスコミを、そう強く批判している。

 

上念のその気持ちは、痛いほどわかる。

通常の真面な神経なら、今更恥ずかしくてオリンピック中継などできはしないだろう。

それをいけシャーシャーと、長時間の特番で視聴率稼ぎに走る。

日本のマスコミは、虫唾が走るほど醜悪だ。

 

しかし選手のことを思えば、それでもここは我慢のしどころだ。

何せ選手は、無観客試合を強いられている。

応援、声援がない。

そんな中でもテレビ放映があれば、その先には我々の声援があることを感じるはずだ。

 

渇しても盗泉の水は飲まない。

そんな心意気も良いが、正当に利用できるものなら、何を遣っても応援したい。

ここは韓国とは一味も二味も違う、日本人の大人の嗜みが必要だ。

生ゴミだって、発酵させれば肥料になる。

バカな反日マスコミも、ハサミ同様に使い方次第で切れる。

 

実は本音では、無観客開催や最終聖火ランナーなど、東京都や組織委に言いたいことは多い。

しかしそれは、当分の間は全部封印。

オリンピック期間中は、全力を挙げて日本選手の応援に集中する。

頑張れニッポン、チャチャチャだ。