不倫発覚でオンナを下げた山尾志桜里。
当時所属の民進党幹事長に内定していたのに、弁護士とのダブル不倫の所為でその座を棒に振ったのも記憶に新しい。
その後山尾志桜里は離婚が成立して、戸籍上は「菅野」姓に戻ったが、政治活動は「山尾」姓を名乗り続けるようだ。
不倫された元夫にとっては踏んだり蹴ったりで、腸が煮えくり返っているだろう。
その厚かましさは、色恋沙汰だけではない。
どこの誰とも分からない人が投稿した「日本死ね」が流行語大賞に入選すると、本人は単にその言葉を使って国会で質問しただけなのに、満面の笑顔で表彰台に登壇した。
政治資金で、地球二周半分のガソリンプリペイドカードの不正利用が問題視された時は、「秘書がやった」と言い訳した。
その直前、自民党の甘利明が政治資金記載漏れ事件を引き起こした時には、「秘書の所為にはできない」と攻撃していた当の本人が、秘書を理由に逃げ切りを図った姿に呆れ果てたものだ。
山尾志桜里は、不倫騒ぎの禊の選挙で辛勝した後、「むき出しの好奇心には負けない」と、不倫相手の弁護士を政策顧問にして開き直った。
政治家としては、こんな程度では恥ずかしさもないのだろう。
それほどの厚顔無恥さがなければ、政治家としてはやっていけないのかもしれない。
いずれにしても、山尾志桜里の太々しさは、日本女性だけでなく、日本人としても特殊人物で、もちろん皮肉だが、特筆に値する。
そんな山尾志桜里が、最近ネット上で騒ぎを引き起こした。
先の選挙で、所属する立憲民主党候補者の応援を全部断ったとツイートしたのだ。
早速その原因が、あれこれと詮索されている。
・一つは、立憲民主党を離党する気ではないか。
・二つ目は、政治家そのものを辞めるつもりになっているのでは。
・そして止めの三つめは、何と自民党入りを狙っているのでは。
自民党入りに関しては、立憲民主党の中でも自民党批判の急先鋒だった山尾志桜里だけに、絶対にありえないと思いがちだ。
が、この話には、「来るもの拒まず、誰でもOK」「ゴミ捨て場のゴミですら資源」との考えで、派閥拡大に余念のない二階派入りとの尾ひれまでついている。
この間、自民党で問題を起こす閣僚や議員は全部二階派所属のガラクタばかりに加え、あの細野豪志まで誘い込んだ二回俊博なら、山尾志桜里でも囲い込むかもしれない。
そんな思いが、この噂の根拠なのだろう。
しかし自民党支持者の僕は、仮にこの山尾志桜里自民党入りが本当なら、それは山尾志桜里が政治生命をかけた自爆テロではないかと疑っている。
それまでの政治姿勢で、反自民党が売りだった細野豪志や山尾志桜里は、自民党政治家にとって不倶戴天の敵だった。
いかに鷹揚な自民党支持者でも、そんな二人に心を広く持って迎え入れる「窮鳥懐に入る時狩人も殺さず」精神は期待できない。
そんな無節操な政治家は、唯一自派議員が増えさえすれば満足する派閥の領袖、二回俊博だけだ。
何よりも、自民党が噴飯モノの勢力拡張策をとれば、さすがに支持勢力は激減すら。
山尾志桜里は、自らの反自民党の政治理念を捨て去る振りをしているが、自民党の評判を落とすことで、次の選挙で自民党を敗北に追い込むのが真の狙いではないだろうか。
そんな自爆テロが、自らは次の選挙では当選が覚束無い、反政府、反自民党政治家、山尾志桜里の最後の矜持ではないか。
自民党支持の老人は、そんなことを杞憂する。
よって、山尾志桜里が勝手に立憲民主党を離党したり、政治家を引退することは大歓迎だが、自民党入りなんてとんでもないと大反対だ。