昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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医者と弁護士の化けの皮

世の中には、教師以外に、先生と呼ばれる職業が、少なくとも三つある。

政治家と医者、弁護士だ。

政治家の胡散臭さは世間に知れ渡っているが、実は医者、弁護士も負けてはいない。

この二つの職業はいずれも高額所得者で、且つ正義の味方と勘違いされている。

しかし「先生と呼ばれるほど馬鹿ではない」とも揶揄され、その実態は、決してそれほど美しいものではない。

 

医者は、巨大な装置産業に従事する労働者だ。

総合病院にせよ、開業医にせよ、かなりの設備投資が必要で、日常的にその償却が重くのしかかる。

その場合、医者はどうするか?

当たり前だが、稼働率アップを最優先する。

だから悪くない場所でも診察するし、不要な手術も、可能な限り実施しようとする。

患者は、生殺与奪を医者に握られているし、医者は患者を救ってくれると信じ込んでいるので、医者の言う通りに治療を受ける。

ここに健康保険制度が悪用され、結果的に、医者が丸儲けして。健康保険制度が行き詰まることになる。

この医者のインチキを少しでも改善するためには、治療費を患者がいったん全額支払いにする方が良い。

最初から三割負担になっていると、医者がインチキ請求しても、必要もない治療をしていても、ボッタクラレタとの実感が薄い。

しかし全額負担し、後で七割還付されると、いかに治療費が高いかが分かるし、医者のインチキにも気が付きやすい。

いずれにしても、「医は仁」は「赤ひげ」の時代まで遡る、遠い小説の世界の作り事と思うべきだ。

 

弁護士は、カネのためなら犯罪者をも救うのが仕事だ。

アメリカンフットボールの花形選手だったOJシンプソンは、妻殺しの疑いで裁判にかけられたが、辣腕弁護士から「捜査が人種差別的だ」とキャンペーンされ、何と無罪が確定してしまった。

どう見てもシンプソンは有罪だったはずなのに、弁護士の策略でこんな馬鹿げた判決になったのだから、被害者遺族はたまらない。

今度は民事でシンプソンを訴えた結果、こちらはシンプソンの有罪を認め、900万ドルの賠償金支払いが命じられた。

同じ事件を扱って、一方の刑事裁判では無罪でも、もう一方の民事裁判では殺人を認めて有罪。

そして、屁理屈と言い掛かりで無罪判決を勝ち取った弁護士は、やり手として仕事が増える。

弁護士って、そんなアコギな商売なのだ。

 

日本でも、首都圏連続殺人事件の冤罪事件がある。

犯人として逮捕された小野悦男が、自白を強要されたと訴えた事件で、人権派弁護士が「小野悦男さんを救う会」を結成し、結局は証拠不十分で無罪が確定したものだ。

補償金4千万円が支払われ、支援の弁護士連中の歓喜の中で釈放された小野悦男は。一躍時の人となり「冤罪」なる本まで出版され、ヒーロー扱いされた。

ところがこの小野悦男は、釈放後に、最初に疑われた事件とほぼ同じような殺人容疑者として、逮捕されてしまった。

今回は、自分の部屋に死体の一部が残っているとの具体的証拠があり、全く言い逃れができない。

後に人権派弁護士の一人が、「最初から小野を疑っていた」と発言するくらい真っ黒けの状況だったのに、こちらも弁護士連中が屁理屈を並べ立てて無罪にしてしまった。

もしも弁護士がこんな思い込みや思い違いをしなければ、少なくとも最後の犠牲者は殺されることはなかった。

まるで罪のない一般人が、まさに弁護士の活動によって、結果的に犠牲者になってしまったのだが、現在の裁判制度では一旦無罪が確定すると、それを覆す手段はない。

小野悦男は、一連の首都圏連続殺人では無罪で、最後の松戸市殺人事件だけの犯人扱いされている。

 弁護士が、無実の罪を着せられた依頼者を救う正義の騎士なのは、ほんの一握り。

大半は、カネを積んだ依頼者なら、どんな悪逆非道なヤツでも、手練手管を繰り出してでも助けようとする、単なる金儲け主義者だ。

 

医者も弁護士も、決して白馬の騎士ではない。

腹黒い、人間としては信用できない輩だ。

そう疑ってかかる方が良い。