昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

秋篠宮家の憂鬱

平成の世が終わり、令和元年を迎えて半月ほど過ぎた。

この間様々なセレモニーも催され、日本人と天皇について考える絶好の機会となった。

歴史的には、天皇生前退位は200年以上ぶりらしいから、我々は歴史の貴重な瞬間の目撃者になった。

日本中が、10日間の長期休暇の中、即位したばかりの今上天皇への参賀に、皇居に14万人以上が集まった。

恐らくは世界中探しても、日本の天皇に匹敵する皇室は探し得ないだろう。

 

一目瞭然なのは、歴史の古さだ。

次はデンマーク国王らしいが、それでも日本の皇室に比べ半分にも至らない。

ひょっとしたら世界のどこかに、日本の天皇家を超える年月で部族を統治している酋長がいるのかもしれないが、普通に見れば、世界一の長きにわたって日本を代表してきた天皇家は、世界遺産にも匹敵する。

日本の統治は、天皇から将軍、関白など様々な形態に変わったが、どんな政権も天皇家の承認が大前提で、天皇家の威信を背後に抱えている。

そして昭和天皇の名の下で敗戦し、多くの日本人が塗炭の苦しみを味わった太平洋戦争を経ても尚、今の天皇家へは、全く無条件で日本国民の信頼と尊敬が集まっている。

 

僕は知らなかったが、日本のサヨクの一部には、「天皇制反対」を叫ぶ反天皇制運動連絡会なる組織があるらしい。

今回の新天皇即位についての報道が過熱する中で、この「反天連」と称する組織も取材されていた。

そこで「スズキ」と名乗る代表者が、「往時は3千人いた構成員も、今ではデモにも百人も集まらない」と話していた。

しかも、若い年代にソッポを向かれ、メンバーの高齢化も進みと、言葉だけは勇ましいが、間もなく絶滅する運命だ。

 

日本人のDNAとしてすっかり定着した皇室だが、現在の一番の悩みは、秋篠宮家長女の結婚問題だろう。

まだ正式な婚約者ではないらしいが、夫君候補者が実質無職の上に、家族が様々なトラブルを抱えている。

長女本人は結婚する気満々らしいが、周囲の大半は大反対。

秋篠宮殿下は、心労の余りうつ状態とも言われる。

その中で、次女が若干応援気味のコメントをしただけで、すぐに炎上状態になる。

一般庶民は、果たしてこの恋の結末はどうなると、野次馬根性丸出しで注目している。

 

僕が密かに信頼を寄せている、元AV監督の村西徹氏は、この結婚に大賛成派だ。

プリンセスの純情を妨げているとして、宮内庁役人たちを批判し、夫君候補者の母親を告発したオトコを罵倒している。

しかしこの監督のような意見は極めて少数派で、世間には夫君候補者への悪口が溢れている。

中には、女系天皇を認めれば、この夫君候補者まで天皇になるチャンスが出てくると、結婚問題と万世一系を絡めて反対している意見もある。

この夫君候補者は、それほどヒドイ家柄の出身者だと言いたいのだろう。

 

僕は、どちらでもいいのではとの意見だ。

とは言うものの、これほどスキャンダルが噴出すると、村西監督ほど素直には賛意を示しかねる。

だから、秋篠宮家長女が、相手の生活力がなく、家族に問題が存在しても、そんなオトコでも好きなら、自由に結婚させればよいと突き放している。

ただその時は、事前に皇籍を離脱後に一般庶民として、ひたすら思った恋路を貫くべきで、そうすれば誰に文句を言われる筋合いのものでもない。

持参金目当てとも噂される夫君候補者の覚悟の程も推し量ることができるし、当事者にとっては一石二鳥だと思う。

 

いずれにしても、イギリスではごく当たり前だったが、日本の天皇家で、色恋沙汰で騒ぎになるのは近年稀だ。

日本の皇室も、まるで世間並みの悩みがあると思えば、またまた皇室を身近に感じることができるというものだ。