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サヨク芸人、村本大輔批判と右派論客作家、百田尚樹への疑問

最近、本業の漫才ではさっぱりなので、その分をサヨク活動でカバーしている、ウーマンラッシュアワー村本大輔

今や炎上芸人の典型で、何かにつけてSNS上にサヨク的ツイートをアップし、狙い通りに炎上を繰り返している。

ネットで、俳優の佐藤浩市が安倍首相の病気を揶揄したと炎上騒ぎになった時に、安倍首相シンパの作家、百田尚樹佐藤浩市を「三流役者」と批判したことに対して、村本は「違う意見に臆病でストレスに弱い三流愛国者」と罵倒した。

自らを一流芸人と称し、またこの三流愛国者に、高須クリニック高須克弥院長まで加える念の入れ方で、このツイートもまた、大炎上騒ぎを引き起こした。

 

この発言には、突っ込みどころ満載だが、先ず村本大輔は、一流芸人には程遠い。

漫才コンテストで優勝したので、本人は一流の積りかもしれないが、客観的に見れば、村本程度の芸歴や実績では、まだまだ駆け出し芸人の端くれだろう。

発言内容も、スポンサーに対して「芸人が儲けさせてやっている」などと、無知で幼稚な正義感に駆られた、衝動的でド勘違いしたものが大半だ。

だから高須院長は、しばらくの間は「シーマン君(村本)は無知なだけなので指導すれば」と、庇ってさえいた。

村本その高須院長迄、三流愛国者と罵ったのだから、退路を断ってのサヨク化宣言であり、右側論客の二人を不倶戴天の敵に回したことになる。

 

その村本大輔の悪口だが、僕は高須院長を、超がつく一流中の一流と確信している。

高須院長の日頃の行いや発言には、全くブレがない。

本人の信念に基づいて、チベットや台湾のように、中国共産党の圧政と戦っている人たちへは、援助の手を惜しまない。

また国内でも、孤立無援に陥った女子体操の宮川紗枝選手を支援するなど、弱きを助けるボランティア精神に満ち溢れている。

 

しかし百田尚樹に関しては、若干ではあるが村本大輔の意見に同調する部分がある。

百田尚樹は、大人気作家であり、且つ自他ともに認める右派のオピニオンリーダーだ。

その過激な意見は、時としてサヨクには蛇蝎のように嫌われ、彼の作品への不買運動まで起こされている。

容貌もでかい体にスキンヘッドと、まるで行動右翼を彷彿とさせる怪異さで、一見国士風の雰囲気を醸し出している。

 

ところがこのオトコ、他人の批判は舌鋒鋭いが、その矛先が自分に向かった途端、確かに村本が言うように、極めて臆病で小心者の対応に終始する。

彼は、自分に批判的意見をツイートした人間は、悉くブロックしているのだ。

自らの講演会が、反対派の実力行使で中止に追い込まれた時には、「表現の自由が侵害された」と反発するのに、公的存在の自分への批判に耳をふさぐのは、明らかにダブルスタンダードで、彼が嫌ってやまないサヨクとまるで同じなのだ。

 

百田尚樹には、作品「殉愛」を巡っての名誉棄損裁判があった。

百田曰くの「ノンフィクション小説」が、登場人物の名誉を著しく毀損したと訴えられた裁判で、最終的に百田尚樹の敗訴が決まり、罰金刑に処せられている。

これが百田の反対陣営で起きたことなら、百田やその応援団連中は、鬼の首でも取ったかのように攻撃するだろう。

しかし自分への批判は、一切聞く耳を持たず、且つあれほど公判中は威勢よく自分の正当性を力説していたのに、敗訴決定後は一度たりともこの裁判結果へのコメントを発していない。

耳触りな意見は、見たくも聞きたくもない姿勢の百田尚樹は、どんなに人気があっても、人間としては三流であり、高須院長の足元にも及ばない。

 

百田尚樹の大べストセラー作品に、日本国紀がある。

発売前の予約段階でアマゾン売上げトップになり、誰も読んでいないはずなのに読後レビューで星五つが並んだ作品だ。

サヨクはこの本に大反発して、本屋に圧力をかけたりもしていた。

僕は初版本を購入して読んだが、右寄り人間には常識的記載ばかりで、サヨクが目の敵にするほどの内容とは思えなかった。

実際に「コピペ作品」との批判が多く、最近になって出版社、幻冬舎見城徹社長が記者経験で、「改訂ごとに校正し修正しているので、初版の客には申し訳ない」と釈明していた。

 百田尚樹の日本国紀はコピペ部分があり、不正確な記事もあったので、逐次修正していることを事実上認めたもので、本来なら作家も出版社も切腹モノだ。

 

初版を買った僕は馬鹿を見たことになるが、そんなに腹が立つような代物ではない。

しかしこの日本国紀は、爆発的に売れた。

見城徹はその理由を、「百田史観と文章力で、読者に歴史の面白さが伝わった」と解説しているが、僕はそんな高邁なことではなく、世の中の右傾化の所為だと思っている。

 

戦後長らく、世論をリードしたのは、サヨク界隈のオピニオンリーダーたちだった。

情報を独占し発信していたマスコミもまた、サヨク陣営の巣窟だったので、サヨク的論評に終始していたが、それは今でも続いている。

しかしネットに情報が溢れている現在は、彼らの意見が全く恣意的なもので、且つ出鱈目だったことが、一般大衆にも分かってしまった。

加えて、彼らサヨクたちが応援してやまない中国、韓国、北朝鮮の、国家としての問題点も浮き彫りになってきた。

 

国民は、マスコミのフェイクニュースを疑い、反日三国への不信感を強めている。

そんな風潮を、百田尚樹は見事に先見性を持ってとらえ、言動や作品で警鐘を鳴らしてきたし、そのことに対して、読者の多くが信頼し、新しい情報発信を期待して、百田史観の日本国紀を購入しているのだ。

最近、右翼本の売行きが好調なのも全く同じ理由で、この間のサヨクのだらしなさ、不誠実さの裏返しでもある。

 

今頃になって、まるで信頼を失ったサヨク陣営に身を投じる、村本大輔の先見性のなさも致命的だが、今は絶好調の人気作家、百田尚樹も、調子に乗った挙句の舌禍事件や盗作騒ぎの不安感が尽きない。

事程左様に、二人とも一流の人間には程遠い存在だが、それでも僕は、百田作品の「殉愛」には批判的だが、概ね百田尚樹の考えや行動は支持している。