昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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今日からリスボン編、ウィーンからリスボンへ移動

ウィーンへは、五年間で三度目の訪問なので、すっかり通の気分だ。

今回はゆったりと四泊して、次の目的地、リスボンへ向かう。

 

使い慣れた地下鉄、OBBを乗り継ぎウィーン空港に到着後、間違えて第一ターミナルの行ってしまった。

搭乗予定のルフトハンザは第三ターミナルとのことで、慌てて移動しようとしたが、急に係員が現れ、通路を閉鎖してしまった。

警察官まで登場して、雰囲気が物々しい。

「どうしても急いで第三ターミナルに行かないといけないので」と哀願するが、「いったん外に出ろ」と取り付く島がない、

閉鎖の理由は不明だが、外国の係員は、この辺は基本的にサービス精神ゼロだ。

 

今回は珍しく、空港でのトラブルはその程度で、いつも悩まされた搭乗ゲート案内も、時間通りに発表された。

機内に、ポルトガル少年サッカー団御一行様が、乗り込んできた。

見ると、二種類のカップを帯同している。

後ろに座った少年に、「優勝したのか?」と聞くと「ウン」みたいに頷いていたが、果たして英語が通じたのかは疑わしい。

しかし、2時間10分のフライトが終わり、リスボンに到着したら、出口に地元の集団が大挙して待っていて、少年たちを熱狂的に歓迎していたので、本当に優勝したのかもしれない。

 

バッゲージクレームでは、なかなか自分たちのバッグが出てこないので少々不安になったが、段々人もいなくなった終盤になって無事に回収。

今回のポルトガルでも、入国審査はない。

荷物があるので、国際空港と言ってもまるでチャチな空港からホテルまではタクシーを利用。

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長蛇の列ができていたが、係員が要領よく整理しているので、我々の番が来るまでそんなに時間はかからなかった。

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車から見ると、リスボンの歩道はガタガタ道で、全く平坦ではないので、荷物を引っ張るには不向きだ。

タクシーを使って大正解だった。

ホテル到着は、午後5時半。

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何より、リスボンの第一印象は、寒いくらいに「涼しい!」。

ウィーンが30度を超える日もあるように暑かったのに、こちらは20度ほどで、半袖で歩くと寒い。

ホテルの前を、何とも牧歌的な市電が走っている。

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 しかしこの市電こそ、リスボン市民や観光客の命綱。

町のあちこちに急な坂があるので、のんびり歩いて市内探索など夢物語だ。

 

今回のホテルは、台所や洗濯機付きのアパートメント仕様なので、朝食の具材を買いに近くのスーパーマーケットを探す。

すると、日本で言う雑貨屋みたいな店で、日用品を売っていた。

生野菜もあるので、サラダ用にトマト、キュウリ、レタスと生ハムを購入。

「ドレッシングはあるか?」と聞くが、意味が通じない。

しかし気の良い店主夫妻で、「これか?それともこれ?」と、あれこれ持ってくるが、レモン水とか、訳の分からない液体ばかりで役に立たない。

結局は、酢、塩、オリーブ油を別々に購入し、自分でドレッシングを作ることにした。

妻に言わせると、物価が異様に安いらしい、

旅行中は、基本的に上げ膳据え膳で、日常の主婦業から解放されることを無上の喜びとしている妻だが、それでも安い食材に巡り合うのは嬉しいらしい。

 

夕食は、寒さ対策で、ブレザーを羽織って外出。

客引きがしつこいのには閉口したが、飛込みで入った店はエラク繁盛していた。

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妻は現地料理のバカリャウに挑戦したが、僕は無難にカルボナーラスパゲッティ。

ところが、出てきた料理のボリュームがすごい。

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僕は何とか完食したが、妻の方は三分の一程度でギブアップしていた。

見ると隣のオネエサンも、半分も食べていない。

味は大したことはないので、大食漢の外国人でも、食べきれないほどの量が、これほどの人気の秘密だろう。

 

移動と寒さで疲れ果て、ホテル帰還後は、風呂も使わず爆睡した。