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元SMAPの営業を妨害したジャニーズ事務所への報道ぶり  

 

天下の正論、正義の味方、権力の番人を自称するマスコミだが、チャンチャラおかしいとはこのことだ。

 

公正取引委員会ジャニーズ事務所に対して、「注意処分」を行った。

僕は、大半の既存マスコミを信用していない。

新聞も産経以外は読まないし、ニュースはNHKだけしか見ない。

スポーツライブ放送以外の、民放テレビは見ない。

情報は、自己判断でネットから入手すれば充分だし、且つその方が正確だ。

この日は午後9時ちょっと前に、NHの地方ニュースを見ていたら、公取ジャニーズ事務所への処分が臨時ニュースで流れた。

 

わざわざNHKが、臨時ニュースで報道するだけのネタなのかは意見が分かれるが、しかしそんなことは、誰もが知っているか、若しくは感じていたことだ。

何故なら、ジャニーズ事務所をやめた元SMAP三人組の仕事は、どう贔屓目に見ても順調とは言い難かったからだ。

そしてそうなった背景に、ジャニーズ事務所の圧力があるだろうことは、容易に想像ができた。

 

公取が、こんな芸能事務所の独禁法違反を調査したり、摘発することは稀だ。

何故なら、芸人は一応事務所に所属しているが、あくまで個人経営みたいなものなので、組織だった違反行為の摘発が難しいからだ。

逆に言うと今回は、それほどジャニーズ事務所の所業が許せないレベルだったのだ。

ジャニーズ事務所は、処罰されたわけではないと開き直っているが、実際は圧力をかけ続けていたことが、残っているメールや関係者への事情聴取で判明している。

 

企業を守るために、現場レベルでフライイングをしたのだろうが、経営者側も知らなかったはずはない。

ジャンーズ事務所は今後元SMAP三人組に圧力をかけにくくなり、法的にも経営上も大きなダメージを受けたことで、そのツケを払わされるので、事務所の力は、間違いなく弱くなる。

ジャニーズ事務所がやったことは決して許されないが、資本と人を投入し、人気者に仕立て上げたのに、サッサと独立されたのなら頭にくるだろう。

その動機には、若干同情の余地がある。

 

それよりも、今回のニュースで最大の問題点は、そんなジャニーズ事務所の圧力を受け入れ、若しくはジャニーズ事務所に忖度して、元SMAP三人組を干してしまったテレビ局やマスコミの方だ。

 

ジャニー喜多川の死亡ニュースで、海外のマスコミは、彼の歪んだ性癖を書き立てたが、日本では全くダンマリを決め込んできた。

裁判で、ジャニー喜多川の忌まわしさが確定しているにも拘らず、そのことを報じたマスコミはない。

こんなに「実は全く権力に弱い」連中が、報道番組やニュースでは「権力と戦っている」風を装う。

しかも、「報道の自由」を盾に、明らかに自分たちの身の安全を確保した上で、一方に偏った内容のモノばかりを流し続ける。

こんな茶番があるだろうか。

 

既存マスコミは、偉そうにニュースや情報を垂れ流すが、一方では一介の事務所の圧力すら跳ね返せない、情けない存在でしかない。

そんな日本のマスコミの実態が、ジャニーズ事務所を巡るスキャンダルで満天下に暴露された。

テレビも新聞も、日本のマスコミは全く信用できない。