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竹島67年!

相変わらずお騒がせ国会議員の立花孝志だが、今度は脅迫罪で取り調べられている。

本人は、「ぶっ壊す」とか「外を歩けないようにしてやる」とかの発言が脅迫に値するのか、最終的には司直の判断を仰ぎたいらしい。

「検察は絶対に起訴して」などと、意気軒高のようだ。

世間では立花の行動に眉を顰める人が多いが、YouTubeを見ると、周囲を熱心なファンで取り囲まれている。

目立ちさえすれば票に繋がると考えるN国党としては、どんなに悪評だろうと、騒がれている分には、プロモーション活動としては大成功だろう。

 

もう一人のN国党国会議員、丸山穂高も凝りていない。

酔っぱらった挙句、「北方領土は戦争でしか取り返せない」と正論をぶって大顰蹙を買ったのに、今度は竹島についても同じ趣旨のことを話した。

さすがに酒は入っていなかったようだが、またまた「発言が国会議員の品性に悖る」と大批判を浴びている。

 

これについて立花が、N国党党首の立場で、YouTubeに意見をアップしている。

立花の主張は

・戦争で取り返す発言は、憲法違反の恐れもある

・しかし憲法には、表現の自由が保障されている

・丸山の発言は、戦争をする意味ではなく、国民への問題提起

・よって問題視する必要はないし、問題と思うなら徹底的に議論すればよい

となっている。

確かに、自衛隊の存在は、一切の軍隊を所持しないはずの憲法9条に違反しているのに、その矛盾に頬っ被りしていることや、韓国に不法占拠されている竹島を放置したままなのに、国には自衛権があると語るのは自己矛盾だ。

現在の憲法が、辻褄の合わない大きな矛盾を抱えていることは間違いない。

しかし国内には、「日本国憲法は世界に誇る平和憲法」などと、どこぞの宗教の経典のように信じ込んでいる連中もいる、

矛盾点を明らかにして改正していく努力すら拒否するのは、駄々っ子の発想だ。

しかし今の野党連中の顔ぶれを見ると、冷静で論理的な嗜好など、全く期待できない。

 

野党は、憲法改正と言うだけで、条件反射、脊髄反射でアレルギーを起こすのだから話にならない。

更に、一応は改憲勢力の一翼と見做されている公明党は、本心は改憲の足を引っ張る護憲勢力であり、与党内でもことあるごとに改憲にイチャモンをつけている。

安倍首相の悲願ともいえる憲法改正は、自民党日本維新の会に、今の国民民主党内の改憲議員だけで三分の二の議席数を獲得するまでは、絵に描いた餅のような気がする。

 

今回の立花のYouTubeを見て、別にもう一つ、気になった点があった。

立花は、竹島について

・日本の領土との意見もあるが、既に70年韓国が実効支配している

・我々の土地だって、20年間不法占拠され続けるとそこに権利が生じる

・70年も放置したとなると、韓国にも言い分が出てくる

みたいことを話している。

その後も、やはり「韓国が竹島を67年間実効支配しているので実質的に韓国の領土だが、これを取り返そうとすると戦争になる」と、訳の分からない街頭演説をしている。

 

立花さん、国家間の領土問題と、一般家庭の土地問題を一緒にしてはいけませんよ。

アナタは、NHK受信料問題には詳しいから大騒ぎするのはやむを得ないけど、知らない国際問題にまで口を挟まないで、黙っていなさい!と叱りつけたい心境だ。

お喋りが武器の立花だが、知ったかぶりをすると政治家として致命的な墓穴を掘る。

 

確かに、誰かの不法占拠状態を放置すれば、不法占拠者に一定の権利が発生する。

しかし国家間の領土問題は、お互いが自分に都合の良い遥か昔の証拠資料を持ち出し。それを盾に、「ここは我が領土」と頑張り合い、喧嘩になるのが当たり前の世界だ。

その最も典型的な例が、アラブ対イスラエルの土地争いだ。

 

現在のアラブ問題は、祖国を持たないユダヤ人が、アラブ人が住んでいた土地に入植して、イスラエルを建国したことが発端だ。

ユダヤ人が突然やってきて、それまでアラブ人が住んでいた土地を奪い取ったのだから、アラブ人は当然ながら頭にくる。

「俺たちの土地を返せ」とイスラエルに反撃して、何度も中東戦争が起きた。

正規戦では勝負にならないので、アラブはゲリラ活動に活路を見出そうとする。

それが世界中で頻発したアラブのゲリラ活動で、最近でこそ小康状態を保っているが、いつ何時、戦争が再発するのか分からないほど、双方の憎しみは強い。

アラブ人の抗議や抵抗に対して、ユダヤ人は、「元々この土地は自分たちのものだった」と主張するのだが、何とその根拠は2千年も前の話だ。

2千年前にこの土地を追われて、流浪の民と化したユダヤ人が、第二次大戦後になって土地の所有権を主張し、実力行使で周辺一帯を制圧し、住み着いてしまった。

 

領土問題は、斯くも長期間に亘って争われ、その分お互いの言い分が増えるので、解決がドンドン難しくなる。

韓国は国を挙げて、「独島(竹島の事)は我が領土」キャンペーンを張り続けてきた。

小学校から、反日と領土問題を徹底的に教え込まれた韓国人は、何の疑いもなく、「独島は韓国の領土」であり、文句を言う日本は悪い国と信じ込んでいる。

そんな韓国人が、立花のような意見を聞くと「日本の国会議員でも韓国に理解がある」と、勝手に我田引水してしまう。

しかし竹島は、韓国に不法占拠されてはいるが、未だ67年しか経過していない。

アラブとイスラエル問題に比べれば、生まれた直後の赤子みたいなもので、取り返すためには長期的、戦略的な対韓国対策が必要なのに、立花のようなアホな軽はずみ発言は国益を著しく損なう。

 

最近、TBSを中心にマスコミは、「日本人の80%が日韓関係改善を望んでいる」とのアンケート結果を発表し、必死になって日本の対韓国態度軟化を誘導している。

すると途端に韓国では、このニュースに対して「まずは日本が変わるべき」と強気の声が溢れる。

韓国人は、徹底的に夜郎自大なので、自分たちの実力はワールドクラスであり、日本はあくまで格下国家としか見ていない。

韓国人は、「気の毒に」とか「良かれ」と思って日本が救いの手を差し伸べると、「日本が謝った、これで日本に勝った、日本は負けた」と思い込んでしまう異常な連中だ。

N国党党首、立花孝志も、国政政党の代表者なのだから、日本の足を引っ張り韓国を大喜びさせるような反日コメンテータ並みの発言は慎しまなければならない。