昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

子供の豊かな発想力

Faebookで「何故この答えが間違っているのか?」と投稿があり、笑ってしまった。

f:id:Sadda_Moon:20191103184753p:image

算数の問題で

 「駅まで30分かかるが、8時50分に到着するには家を何時何分に出ればいいか?

  その理由も考えましょう」であり、

この答えが

 「8時15分、8時20だとギリギリで焦るとあぶないから」

だが、こればバツ点。

何故?と疑問視したものだ。

 

当然、様々なツッコミがある・

 ・8時20ではなく、8時20分と書くべき

 ・5分の余裕でイイのか?

 ・算数の答えはバツだが、実社会では大正解 

しかし圧倒的に多いのは、問題の出し方が悪いと言うものだ。

 ・設問がバカ過ぎ、曖昧な出題では明確な回答は引き出せない

 ・理由を書けとなると、単なる算数の問題とは思わない

 ・そもそも交通手段も書いてないし、車なら渋滞の可能性がある

そしてこの答えを不正解にした採点には

 ・子供の柔軟な発想を妨げる日教組的教育

 ・この答えは絶対に正しい

とか、賛否両論、議論百出で、とにかく姦しい。

 

僕は、

 ・我が子だったら絶対に褒める

 ・出題や採点教師はアウトだけど、こんな発想ができる子を育てた親はエライ

とコメントした。

 

実は我が家でも、似た経験がある。

子供が一年生の時の国語の試験で

問題は、「次の文章を読んで( )の中に、だれが、どうしたか、書きなさい。」

これに対する我が息子の答えは簡潔で、(だれが)(どうしたか)。

残念ながら、勿論バツ

意表を突かれたような答えだったので思わず吹き出して、子供に「これは(はなこさん)が(学校に行きました)と書くんだと教えた。

しかし彼は、「お父さん、僕は文章を読んだけど、だれがそうしたかを書けと書いてあるから、その通りに書いた」と答えた。

強がりもあって、「ヨシヨシ分かった、この答えは我が家では〇」と褒めてやったら、さすがに嬉しそうにしていた。

 

子供は、まるで無邪気に発想している。

我が息子は、こんな風だったから、その後の学校の成績も全くパッとしなかった。

しかし僕は、「この子には、誰にも真似できない豊かな着眼点がある」ので、大器晩成型の大物だと固く信じていた。

 

そして、それから四十年近い年月が流れた。

あの時に、親に大きな期待感を持たせてくれた息子は、その後持っているはずの才能が全く開花しないまま、中年爺ィに成り果てている。

親子ともども、人生は上手くいかない、