その昔、我が家に初めてテレビが来た時から、根っからの、生粋のテレビっ子だった。
何せ当時のテレビは、仰々しい小型の緞帳で保護され、我が家の床の間を独占していたほどの重要家電だった。
家父長制の家庭では、本来ならオヤジが一番偉いはずだが、そのオヤジの権威も、テレビ様の前では無力なものでしかなかった。
そんなテレビ様文化で育った僕が、テレビを見なくなって久しい。
直接の原因は、テレビが面白くなくなったからだ。
テレビで放映されるバカ番組は、その制作裏事情が分かってくると、全く面白くない。
その上に更に、SNSが急激に広まったので、テレビの報道番組すらインチキのフェイクニュースばかりだと知ってしまった。
更に、更に悪いことに、テレビ局が、あるいはマスコミが、恣意的に切り取り、継ぎ合わせ報道していることまでバレてしまった。
最早、既存マスコミなど、信頼に値するものではない。
よって今では、テレビを通じて情報を入手するのは、NHKのニュースと天気予報、ライブのスポーツ番組だけになってしまった。
もちろん、NHKのニュースもまた、かなり偏向していることは知っている。
しかしそれでも、TBSとテレビ朝日ほどは酷くない。
何せこの二局は、親会社が名にし負う反日の権化、毎日新聞と朝日新聞だ。
端から報道の中立性など期待もできない、筋金入りの反日機関なのだ。
無論、日本テレビと読売新聞、フジテレビと産経新聞の報道ぶりだって、さほど褒められてモノではない。
しかしこの二局には、わずかながらも良心的な番組が存在している。
反日に特化し、放送する全ての番組が偏向しているTBS―毎日新聞と、テレビ朝日―朝日新聞とは、若干ながらも一線を画している。
当然ながら、TBSとテレビ朝日に出演しているコメンテータや評論家たちも、旗幟鮮明にヒダリ寄りの輩どもばかりだ。
顔を見ただけで、あるいは声を聞いただけで、吐き気を催す連中なので、目に入るだけでも、声が聞こえるだけでも気分が悪くなる。
心身の健康上にも、こんな不愉快なバカどもは、接点をなくす方が良い。
今の世の中では、情報が欲しければネットを見れば済む。
そこには、胡散臭い上に出所も疑わしい情報も溢れているが、一方では、既存マスコミにはないフレッシュ情報をも見つけることができる。
その見極めは、全て自己責任。
ネットのフェイクニュースも、自説の影響力を増して、世の中を自分たちに都合良く動かす目的で、意識的に流されている。
そこは、既存マスコミと全く一緒だ。
しかしネットニュースは、見る側、聞く側が、最初から疑いを持って接している。
だからもしも、それに騙されたのなら、それは自分の見識不足だと諦められる。
あたかも、正義の味方を装って、「教えてやる」的な上から目線で、意識的にフェイクニュースを流して情報操作する既存マスコミとは、決定的に違うのだ。
これから長い将来を有する若者にも、老い先短い我が身にも、何も健康を危険に晒してまで、既存テレビを見る必要などない。