韓国では武漢肺炎が急速に拡大し、一気に日本を抜いて世界第二位の患者数になった。
文在寅大統領が、「韓国では間もなく終息宣言が可能」と大見えを切った直後から、アッと言う間に患者数が5千人を超えた。
しかも毎日、数百人ペースで増え続けている。
これで最初の頃は、自画自賛したうえで、日本の対応をあざ笑っていたのだから、韓国の危機管理も、相当なお粗末さだ。
韓国は、自らの実力も顧みず、妙に自慢したがる国民性なので、結局は恥を掻く。
誠に低レベルの反応なのは百も承知だが、韓国のこんな無様さを見ると、ついつい韓国嫌いの僕は「ザ〇ア見ろ」と言いたくなってしまう。
そもそも日本の患者数には、ダイヤモンド・プリンセス号の船内感染者が多数カウントされている。(これもまた言い訳にもならないが、しかし言いたい気分になる。)
この船内感染の初期対応を誤った所為で、日本は未曽有の大ピンチに陥ったのだが、この患者については、船籍がイギリスなのでイギリスにも何がしかの責任があるはずだ。
このクルーズ船でのチョンボと、中国人入国禁止措置を躊躇ったことは、日本政府の取り返しのつかないミスだが、それにしてはその後の患者数は、諸外国のような爆発的な増え方ではない。(これもまた、自慢にもならないことだが、それでも言いたい!)
韓国の武漢肺炎パンデミックは、当初の患者発生が南部大邱地方に集中していた。
そしてそのかなりの部分が、カルト宗教と目される「新天地イエス教会」の教会が発生源と特定されている。
実はキャリアとなっている患者は、自分がカルト教信者とバレるのが嫌で、全国に散らばって逃走中とも言われる。
こうなると、韓国の患者数は、当面沈静化しない可能性が大きい。
その問題の「新天地イエス教会」会長が、記者会見で土下座して謝罪した。
しかし、いくら謝罪しても決して許さない風土の韓国なので、この会長は殺人、傷害でソウル市に告発されている。
年齢は88歳と高齢なので、ムショ暮らしともなると、かなり堪えるだろう。
しかし韓国のカルト教団会長のこの土下座謝罪には、違和感を禁じ得ない。
土下座の本家本元、日本では最大限の謝罪表現だが、海外では極めて珍しい。
しかし日本大嫌いな韓国でもまた、土下座で猛烈な反省を表すようだ。
昨年には韓国で、我が国の恥晒し元首相、ルーピー鳩山由紀夫が、韓国への謝罪の意味で土下座をして、韓国では持ち上げられたが、日本で顰蹙を買った。
韓国では、容疑者が記者の前に引きずり出されて、土下座をする光景が見られる。
しかしその数は少ないし、韓国以外の外国で土下座をする光景はない。
もっとおかしいのは、この教団代表が、一応はキリスト教徒を名乗っていることだ。
僕は宗教に詳しい方ではないが、さすがにキリスト教に、土下座の風習がないことぐらいは知っている。
やはりこの団体は、噂通りに、キリスト教の世界では異端なのだろう。
こんな団体に所属していることがバレると、その後の社会生活の妨げになる。
コッソリ逃げたくなる信者の気持ちは分かるが、今の韓国では非国民扱いされる。
キリスト教徒の多い韓国でも、このカルト教は完全に居場所がなくなった。
そんなやけのヤンパチの気持ちが、会長の土下座につながったに違いない。
日本の土下座は、その昔の大名行列に出くわした庶民に強制されていた。
現在では、ひたすら謝罪をすることや、選挙運動で支持者に熱烈に訴えるパフォーマンスとして行われる。
しかし如何にも前時代的で、普通には違和感を覚えさせる。
それでも土下座を強行することで、一途な思いを伝える効果を狙うのだろうが、僕は一生やることはないと断言する。