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日本神道と中国ウィルス

中国ウィルスの所為で、日本人の習性が見直されている。

 

イタリア・セリアAで長友佑都が活躍した時に評判だった、お辞儀パフォーマンスだ。

外国人には大層珍しく見えるようで、昨年秋のラグビーW杯でも、外国人選手たちがお辞儀パフォーマンスで、日本への感謝の念を表していた。

日本人には当然過ぎて、今更お辞儀の効能なんぞ蘊蓄を騙られても全くピンとこないが、距離を取って親愛の情を示すのは、中国ウィルス対策に持って来いらしい。

 

逆に我々日本人には、外国人のベタベタした、接触文化の方が気持ち悪い。

外国では、見知らぬ他人同士の挨拶は握手で始まり、少し仲が良くなるとハグ、更に仲良くなると頬にキスする。

そんな外国人の風習は、日本人には全く馴染まない。

それは、日本人全員が全く無自覚のまま、実は潜在的神道イストだからと、ブログに書いたことがある。

https://sadda-moon.hatenablog.com/entry/2019/11/19/070000

 

僕は、無意識のうちに日本人の心に流れるその神道精神が、製造業の日本的品質管理へとつながり、世界に冠たる信頼性の高い製品の生産を可能としていると思っている。

そんな日本人の行動パターンが、中国ウィルス感染防止には大いに効果を発揮していると見直されているのは、納得できる観方だ。

アメリカのトランプ大統領も、「日本人に倣え」と発言しているらしい。

 

確かに、イタリアで中国ウィルスのパンデミックが発生し、それがヨーロッパ中に拡散したところを見ると、外国人の接触文化が悪影響を与えたことは容易に想像できる。

ヨーロッパでもアメリカでも、恋人は平気で外でもイチャツクし、男同士でも大袈裟にハグし合う。

中国ウィルスは、空気感染ではなく、飛沫感染らしいので、防止三原則が

 ・密室で集団にならない

 ・大声で話さない

 ・相手と距離をとる

と指導されているが、元々井戸端会議が大好きで大規模集団の会議を嫌い、小声でささやき、且つ接触を嫌う日本人は、外国人に比べれば、中国ウィルスへの防衛力があるとも考えられる。

 

日本人は、何かと接触すると、その部分が穢れると思っている。

だから、極力接触しないように行動する。

お辞儀なんかはその典型だし、長椅子でも隣を開けて座りたがる。

日本では、日本人の宗教心から、握手やハグ、キスが一般化しないのだ。

積み置きされている新聞、雑誌でさえ、一番上のモノは誰かが触った可能性があり、且つ埃が付きやすいので、下の方から抜いて買う。

そんな繊細で綺麗好きな民族は、僕は少なくとも、世界中のどこでも見たことがない。

 

今回の中国ウィルス騒ぎは、そんな日本人独特の習慣でも防げない伝染力がある。

何よりも、世界で初めて出現したウィルスなので、その処方箋が見つかっていない。

ひたすら防止三原則を守り、人混みを避け、帰宅後の嗽と手洗いを励行するしかない。

それでもしかし、諸外国に比べると、日本人にはモラルの高さがある。

僕は、神道精神の持ち主、日本人が、世界で初めて、中国ウィルスを克服することができると固く信じている。