地上波テレビは、ほとんど見なくなった。
それでも、夕食時のNHK天気予報と、それに続くニュースは必ず見る。
その後の衛星フジテレビのプライムニュースは、MCの反町理が好きなのでよく見る。
ゴールデンタイムと言われても、民放のバカ番組には全く無関心になった。
各局のワードショーに至っては、見ると吐き気を催す。
大袈裟だと言われるかもしれないが事実で、特にテレビ朝日、TBS、フジテレビ、日テレは、カネを貰っても見る気にならない。(全部ヤナイカ!のツッコミ)
我ながら数年前まで、朝からこんなインチキ情報垂れ流し番組を見ていたことが、情けなくて仕方がない。
ただ全局とも、スポーツのライブ放送は良く見る。
そこには、少なくとも恣意的なウソはないし、プロフェッショナル達が鍛え抜かれた技術を披露すると、単純に感動するし、拍手を送りたくなる、
スポーツ番組は、ライブでなくても、再放送でも充分面白い。
拠って最近では、ケーブルテレビのスポーツ放送を見る機会が増えていた。
ところが、そんなスポーツ番組に、大異変が起きている。
先の大相撲春場所もそうだったが、ライブ放送の場合、無観客試合ばかりなのだ。
これは、日本だけではない。
サッカー、ラグビー、野球、バスケットボール等々、そしてゴルフまで、あらゆる国で開催されているスポーツは、全部が無観客試合だ。
偶に、観客のいる試合が放送されていると、それは全て昔の録画であり、本来の試合が延期になったり中止されたりして、その穴埋めに放映されているものだ。
スポーツだけではない。
観客がいる催し物は、世界中を探しても、どこでもやっているところなどない。
芝居もオペラも、全部中止されている。
これは、世界経済にとって由々しき事態で、ただ事ではない。
人が集まらないのだから、経済活動は低迷する。
集まってくる客を当てにした店々やホテルは、商売上がったりで閑古鳥が泣いている。
その会場まで客を運ぶ交通手段もまた、全てが開店休業状態となる。
東京オリンピックの延期など、その最たるもので、世界中から集まって来るはずの観客がいなくなったのだから、経済的ダメージの大きさは計り知れない。
しかもこの問題は、何時になったら解決するのかの目処が立っていない。
まるで暗闇の中を、手探りで進んでいる状況だが、どこまで暗闇が続いているのかが分からないので、不安感ばかりが募ってくる。
世界中の誰もが、今、そんな気持ちになっている。
しかし日本人諸君、案ずるなかれ!
この武漢肺炎の、中国での発症が発覚したのが11月で、中国政府が認めたのは1月。
その直後は、イギリス国籍のクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号が日本に入港したため、日本は中国と並んで武漢肺炎の巣窟扱いされた。
当時のヨーロッパで、日本人が「コロナ、コロナ」と迫害されたほどだった。
しかしその後のパンデミックで、世界中が周章狼狽しているが、我が日本ではオーバーシュートは避けられている。
まさしく文字通り「持ち堪えている状況」ではあるが、諸外国に比べれば、武漢肺炎への対処は、上出来も上出来なのだ。
ヤフーニュースで、ポルトガルで活躍中のサッカー選手中島翔裁が、「日本と西洋の違い」について語ったことが話題になっていることを知った。
中島は「日本では、帰宅後のうがいや手洗いは当たり前のこと」と、現地との生活習慣の違いを指摘したらしい。
武漢肺炎パンデミックで慌てふためく国々と、日本とでは、健康に対する文化そのものが根本から違う。
また日本人は、一旦ことあれば、打って一丸となって困難に立ち向かう。
細かいことだが、ゴミの分別収集などを当たり前のようにこなすことが可能な民族など、日本人以外にはいない。
我々日本人は、必ず武漢肺炎を克服できる。
我々日本人は、こんな衛生的で清潔な国で生活できる幸せを、噛みしめて生きるべきだと思う。