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トランプ大統領がWHOへの支援金ストップ

僕は、アメリカのトランプ大統領が好きだ。

アメリカの利益だけを優先する、そんな分かりやすい政治姿勢が好きだ。

もちろん、アメリカ以外の国々には、迷惑至極なことも多発する。

それは、同盟国の日本だって例外ではない。

トランプは、隙あらば外国にアメリカ製品を有利な条件で売り込み、他国の製品も有利な条件で購入しようとする。

また、諸外国に駐在する米軍費用も、少しでも多く負担させようと画策する。

それは全て、アメリカファースト、アメリカの利益実現のためだ。

よって、多くのアメリカ人がトランプを支持し、次の大統領選での再選もほぼ確実と見られてきた。

 

そんなアメリカの中にも、トランプを蛇蝎のように嫌う連中がいる。

特にCNN、ABCのテレビニュースは、徹底的にトランプを悪役として、独裁者、人種差別主義者かの如く報道している。

ニューヨークタイムズワシントンポストの新聞も、トランプ批判派の急先鋒らしい。

ちょうど日本の安倍政権が、朝日新聞毎日新聞、テレビワイドショーの餌食になっているのと似ている。

トランプはこれらのマスコミに対して、「フェイクニュース」と一刀両断で切り返す。

 

僕はアメリカ人でもないから、実のところ、次の大統領選挙でトランプが再選されるかどうかは、切羽詰まった話ではない。

しかしアメリカのリベラル勢力にとっては、トランプが再選されることは地獄が続くようなモノらしく、何が何でも阻止することが至上命題のようだ。

それならばと、ついついトランプ大統領を応援したくなるのは、日本でヒダリ巻き連中を嫌う、僕の性の所為だ。

 

トランプ治世の四年間を見ると、やったことに「世界平和」とかの美名はない。

金正恩との米朝会談だって、日本や韓国のためではなく、アメリカが北朝鮮と衝突したら損をするから、わざわざ韓国やシンガポールまで赴いただけだ。

前任のオバマは「核のない世界実現」を夢見ただけで、ノーベル平和賞を受賞した。

しかしトランプは、絶対にそんな抽象的な目的などは語らない。

核兵器廃絶はアメリカはどれほど利益があるか?」だけが、トランプの関心事だ。

逆に言えば、核兵器が外交に有効な限り、トランプは絶対に核兵器を手放さない。

 

しかし、美辞麗句を捨て去り、自国経済を良くするためなら何でもありの政治姿勢は、決してアメリカ、トランプ大統領の専売特許ではない。

自国最優先主義は、今後は間違いなく世界の主流になって行くだろう。

日本も、そんな世界的潮流に遅れることなく、日本の利益を最優先する、したたかな外交が必要となるが、日本には、そんな外交術を身に着けた政治家が見当たらない。 

現在も将来も、日本が抱える本質的、根源的な大問題がここにある。

 

そんなトランプ大統領が、WHOへの支援金を止めた。

支援金供出№2のイギリスもまた、アメリカに追随すると言う。

WHOは中国寄りの度が過ぎて、客観性に欠けているとの理由だ。

この間のWHOとテドロス委員長の情報発信振りを精査すれば、至って当たり前の措置だと思い、全面的に支持したい。

 

ところがこのトランプの理屈に、異を唱える連中が存在している。

日本の平和ボケ簾中ならまだしも、世界で最も武漢ウィルスの被害を受けたアメリカ内ですら、「やり過ぎ」批判があるらしい。

全く、訳が分からない。

この間のWHOの動きは、ひたすら中国を擁護し続けた。

WHOは今年の1月末ですら、中国の責任を曖昧にし、楽観論をバラまき続けた。

そのことで、世界中の武漢ウィルスへの対応が手遅れになり、パンデミックの原因になったことは火を見るより明らかで、それにはいくらでも具体的証拠がある。

既に、WHOとテドロス委員長の時系列の発言はアップされていて、読めば読むほど、如何なる言い訳も利かないことが鮮明だからだ。

WHOとテドロスの罪は、発生源であり事実を隠ぺいした中国政府同様、世界的規模で万死に値する。

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そんな中国政府に乗っ取られているWHOに、真面に支援金など払いたくない。

そんな国が出てくるのは当然の流れで、僕はイギリスに続いて、我が日本も同様の声明を出して欲しいと思う。

しかし安倍政権は、従来通りWHOへの支援金を供出すると発表した。

八方美人では、今後の国際社会は生き残れないし、実は中国からでさえ甘く観られる。

安倍首相には、WHOへの毅然とした対応を願うが、残念ながら今の日本の政治状況では、見果てぬ夢で終わりそうだ。

 

しかし最低でも政府の責任で、WHOが全く信頼に値しない組織であり、この間の武漢ウィルス蔓延の責任があることだけは、強くアピールして欲しいモノだ。

一時期、権力の中枢にいた小沢一郎は、国連至上主義を主張していた。

しかし今、国連が国際的もめ事の調停機関として、全く機能していないことは誰もが知っている。

小沢一郎は、国際情勢が致命的に分かっていない政治家でしかなかった。

WHOも然りで、武漢ウィルス防疫よりも、中国の国益を優先するような組織が、国際機関として存在することは有害無益でしかない。

今回の武漢ウィルスが我々に残した教訓は、WHOにまで中国の魔の手が伸びていて、全く信頼に値しないとの、悲しいまでの現実だ。