我が家は妙チキリンな人権主張もしないし、何が何でも隠し通したい個人情報もない。
無論、不用意に個人情報が漏洩するのは御免蒙るが、諸々の手続きが簡素化されるのなら、積極的に行政に協力する。
そんな訳で、5年前に制度が導入されると同時に、マイナンバーも登録した。
その後、別にこれといったプラスもなかったが、野党が大騒ぎしていた個人情報が漏洩して困ったこともなかった。
勿論、政府に監視、管理され、窮屈な生活を送るなどの被害者意識はゼロだ。
マイナンバーを登録した後も、至って平穏で普通の市民生活を送ってきた。
ところが、今回の武漢肺炎での緊急事態と営業自粛騒ぎの事後処理で、登録していたマイナンバーが大いに役に立つことになった。
マイナンバーさえあれば、特別定額給付金、いわゆる一個人宛て10万円支給手続きが、ネット経由で速攻で出来るらしいのだ。
我が自治体では、通常の申請書は5月25日に,各家庭宛てに発送予定だと言う。
どうせ貰えるのだから、それを待っていても良いのだが、この手の支援金は、一刻も早く入手したいのが人情だ。
という事で、マイナンバーカードを握りしめて、パソコンで手続きをやってみた。
ところが、全くうまくいかない。
特に「カードリーダーが必要」と書いてあるが、それは何者なのか見当がつかない。
ただでさえ機械に弱い老人に、知らないカタカナ用語が並ぶと、もうお手上げになる。
ついにギブアップして、翌日、市役所に電話してみた。
すると担当者の説明で、
・PCでの申請なら、別途購入したカードリーダーが必要
・スマホはカードリーダー不要だが、機種によっては手続きできないモノもある
ことが判明した。
当方のスマホの種類と伝えると、「それはOK」と言われ、早速手続きをしてみた。
その結果、何と機械オンチの僕でさえ手続きが完了でき、受付番号の入手に成功した。
もはや現在はスマホ時代に突入し、PCは時代遅れの機械になったようだ。
PCでは手続きが難しいか不可能だが、スマホならOKのモノが多数出現している。
実際にメルカリでも、スマホがないと売り買いに苦労する。
逆にスマホさえあれば、QRコードで簡単に商品を発送できる。
しかも売り手も買い手も匿名で処理できるので、個人情報の漏洩リスクはゼロだ。
メルカリのオファー〔値下げ要求)は、スマホからしかてきない。
他の分野でも、スマホだけについている機能を利用するソフトが急増している。
また、ソフトによっては、スマホ顧客への優遇策を付加してもいる。
PCは、持運びに苦労する。
しかしスマホなら、ポケットに入れて、いつでもどこにでも移動が可能だ。
スマホ決済も急激にはやり始めていて、業者側も顧客を、自分たち独自の支払いシステムに囲い込もうと必死だ。
最早、スマホさえあれば、何でもできるし、PCがなくても困らない時代に突入した。
中国や多くの発展途上国は、PC時代を経ずにいきなりスマホ時代に突入した。
しかし日本では、富士通とNECとか、世界的に優れたPCメーカーが存在したことで、却ってスマホの普及が遅れた。
技術革新は日進月歩と言うより、秒進分歩のスピードで変化している。
今日は最高レベルでも、違うものが出現するとアッと言う間に時代遅れになる。
最近ではデジカメがそうだし、ビデオシステムもそうだ。
日本は5G、第五世代移動通信システム実用化では、中国や韓国の後塵を拝している。
この問題では、中国のファーウェイを巡って、アメリカと中国が熾烈な鍔迫り合いを展開している。
「5Gを制す者は世界を制す」と言われる先端技術だが、日本の出番は全くない、。
今のままでは、スマホ開発で後れを取った日本は、中国や韓国で開発されたスマホやシステムに依存しなければならなくなる。
この反日両国に首根っこを掴まれた場合、国家安全など全く保障の限りではない。
あらゆるスマホと関連システムから、この反日両国を切り離すことができる起死回生の勝負手を、国家を挙げて見つけないとマズい。