蛇も蠍も両方とも、噛まれると人間の生命を危ぶまれるほどの毒が持つ。
両方とも、自分の身を守るためなら、人間への攻撃を辞さない。
だから、人間からは大いに怖れられるし、大層嫌われている。
幸か不幸か、蠍はほとんど日本にはいない。
その分、日本人は蛇の方をより嫌っていて、見ただけで大騒ぎをする人も多い。
蛇は、神話の世界でも宗教界でも、腹黒い悪役ばかりで、善玉の役は与えられない。
またその結果、面相まで悪く言われ、「蛇のような目つき」とは、油断もスキもならない、狡猾な人間の代名詞として使われる。
蛇にしてみれば、たまったものではない。
別に好き好んで、あんな顔立ちや姿かたちになったのではない。
蛇なりの進化を繰り返し、最も生存確率の高い人相風体、ならぬ蛇相風体になっただけなのに、それを悪く言われる筋合いはない。
ニョロニョロ這い回る見栄えだって、八本足と角を持つ蠍と大同小異ヂャないか。
「蠍と差別するな!」
「蛇の人権、ならぬ蛇権を守れ!」
と、知り合いの「何でもイチャモン野党の蛇」が喚いていた(のは、ウソ!)。
いずれにしても、「蛇蝎」は人間界からの嫌われ者の右代表だ。
この二人、日本人全体に魔がさした!としか言いようのない間違いで、揃って総理大臣になってしまった。
そして案の定、マスコミ挙って「政権交代」の応援を受けて誕生した民主党政権だったが、こんな二人が総理大臣なので、わずか三年ちょっとで完全に座礁した。
その後は野党に転落して、二度と再び政権の座など望めないほどの落ちぶれ振りだ。
その民主党政権時代の、初代総理大臣が鳩山由紀夫で、二代目が菅直人だ。
この二人に関しては、憲政史上最低最悪首相との評価は定着しているが、どちらがワーストワンかは意見が分かれている。
僕は民主党時代は、人品骨柄の全てが卑しい菅直人に劣る政治家はいないと確信していたが、政治家引退後の鳩山由紀夫のご乱行ぶりを見るにつけ、その自信を喪失した。
優劣つけ難いのではなく、まさしく劣々をつけるのに悩む二人だ。
反日国家、中国と韓国の比較も難しい。
日本の外交相手国を冷静に見ると、この両国だけが飛びぬけてオカシイ。
他のアジア諸国は、基本的に親日であり、あるいはそこまでいかなくても、日本に対してそれなりのリスペクトを持っている。
ヨーロッパは今でも厳然とした階級社会で、アジア人を見下す面が多く、日本人として不快な場面にも遭遇するが、それでもアジアの中の日本にだけは一目置いている。
しかし、中国と韓国だけは、日本に対して敵愾心しかない。
何が何でも、両国国民の反日意識を掻き立て、国家アイデンティティにしている。
世界に目を向けると、イスラエル対アラブ諸国や、バルカン地域で隣国の民族同士がいがみ合う例はあるが、日本に対するこの両国の感情は異常だ。
日本の相手国で、ワーストワン、ツー国家が中国と韓国なのは誰も疑問に思わない。
しかし、その順番をつけるのは、なかなかに至難の業だ。
それでも敢えて、その難問に挑むとすれば、僕はやはりワーストワンは韓国だと思う。
何せ、韓国は長らく中国の属国で、それを小中華思想で「中国にはかなわないが、他の野蛮国よりも上」と合理化してきた。
その劣等感と歪んだ優越感が、勝手に格下と見做す日本に対して、全く非常識な行動を連発することになっている。
そしてこれこそ、朝鮮人のDNAそのものだ。
だから韓国と日本では、同じ価値観を共有し、協力して難問解決に努力するなどは、未来永劫あり得ない。
また、どうしたことか、日本人の中にも「大東亜戦争で、日本がこの両国に迷惑をかけた」との自虐思想を信じている反日勢力がある。
愛国心よりも、他国への配慮を優先するような国民は、穂外国では売国奴として扱われるが、日本では「進歩的文化人」と言われ、マスコミに度々登場する。
こんな国もまた、世界では希少だ。
日本では、経済的にも中国、韓国と仲良くするべきとの、バカげた考えがある。
しかし今回の武漢肺炎パンデミックで、諸外国、とりわけ信頼できない国家との経済交流は高いリスクを孕んでいることが判明した。
不倶戴天の「敵」とまでは言わないが、日本と韓国が不倶戴天のなのは自明だ。
中国も似たようなもので、こんなヤヤコシイ国が二つも、地政学上、日本の隣にあることを嘆くしかない。
この両国とは、あらゆる付き合いを極力、疎にするべきだ。
不用意に反日噛み付き亀に近寄ると、思わぬ大怪我をさせられることを、日本人全体が肝に銘じなければならない。