特別定額給付金10万円が振り込まれた。
うれしいな。
この10万円が手元に届くまでは、実に紆余曲折だった。
当初は、武漢肺炎で売上が半減した人だけが、30万円貰えると決まったはずだ。
これだと我が家は、全く「カンケーないのオッパッピー!」だ。
それを、大嫌いな公明党が安倍首相と直談判して、国民一律10万円となった。
何でも、給付までのスピードが違うらしい。
貰えるものなら何でも嬉しい当方としては、公明党グッジョッ!
と、思ってしまうのは、我ながら節操がない。
しかし、その給付までのスピード重視で決めたはずの特別定額給付金だが、我が家に振り込まれたのは何と5月末で、緊急事態発動から二か月近くも経過している。
申請書が郵送されてきた翌日だった。
この間、世間では、給付が遅いとか、手続きが煩雑とか、相も変わらず政府のやり方への文句ばかりが垂れ流されていた。
我が家の場合、制度が決まって早々にマイナンバー登録済みだったので、手続きは簡単だったし、その分、給付までは比較的早かった方だ。
しかし、マイナンバーがない人は、今から申請書を提出してやっと給付手続きに入る。
手元に10万円が届くまでには、未だ未だ時間がかかる。
マイナンバー制度が始まる時には、登録すると政府に監視されるとか、個人情報が盗まれるとか、大量のネガティブ情報が流された。
しかしそんなこと全くの杞憂で、今回のような事態では実に便利なツールだった。
給付が遅いと文句を言う人は、その前に、自らマイナンバー登録を嫌った見通しのなさを嘆くべきだろう。
実際の体験者が言うのだから間違いないけど、今からでも遅くはないから、サッサとマイナンバーの登録をすれば良い。
一方、一律10万円給付が決まると、今度は「30万円の方はどうなった?」と文句を言う輩も現れる。
野党連中や橋下徹は、「困っている自営業者対策は別途必要で、30万円も給付するべきだ」と主張していた。
野党はコメンテータどもは無責任な立場なので、財源も考えず、ひたすら人気取り策だけを提示すれば、仕事をやった気になる。
一般大衆は、ほぼ全員が当方のようなモノで、貰えるものなら何でも大歓迎だ。
野党の主張で懐が潤うのなら、この際、野党を応援しようと思ってしまう。
しかもマスコミ挙って、「与党公明党の反乱」とか「自民党内の意見不一致」とか「支給までに右往左往」とか、なんだかんだと揚げ足を取り続ける。
本来は、政権とは無関係な黒川弘務検事長の定年延期まで、権力乱用とキャンペーンを張られ、挙句は黒川の賭け麻雀問題まで、政権の責任を追及される。
そんなこんなで、政権支持率が急落しているらしい。
野党もマスコミも、大喜び状態だ。
しかし、とにかく結果として、国民一律に10万円が支給されるのだから、先ずは感謝があるべきはずだと思うのだが。
ついでに言えば、評判の悪い「アベノマスク」は、未だ我が家には到着しない。
そうこうしているうちに、緊急事態は解消されたし、マスクは巷に溢れ返ってきた。
テレビショッピングでも投げ売り状態だ。
当初は鳴り物入りで「30枚入り2400円、お一人様1セット限定」だったが、今や「5セット1000円」にまで値下がりしているが、それでも売れないようだ。
この、業者に大量在庫されていた値上げ待ちマスクが市中に放出された切っ掛けも、政府のマスク支給発表だった。
これに対しても、「やれ小さい」とか「異物混入」とか、果ては「カビ入り」とか、とにかく何でもかんでも文句タラタラ、非難囂々だった。
しかしこれもまた、「ありがたや、ありがたや」と、民百姓を慮るお上に対して、素直に感謝する気にならないのだろうか。
因みに仮の話だが、東北大地震の大災害に対して、当時の民主党政権が国民への一律定額給付を決めたら、当方はどうしただろう?
きっと「渇しても盗泉の水は飲まない」と、毅然として拒否した!(カナ?)
あるいは「僕の被害は大したことないので、本当に困っている被災者に回してください」と全額を寄付したに違いない。(カナ?)
想像するだけなら、何とでも言えるモノだ。