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ボルトン回顧録から分かる韓国と日本の差

ボルトン回顧録は、二重の意味で大問題だ。

 

一つ目は、アメリカの国益を、大きく損ねること。

ボルトントランプ大統領の側近として、国家機密事項に密接に関わってきた。

その彼が、いくらトランプと喧嘩別れしたとしても、在任中に担当したことをあからさまにバラしていいのだろうか。

早速トランプはボルトンを「能力なしの嘘つき」と罵倒した。

ボルトンは、外交官として、アメリカ国民として、超えてはいけない一戦を超えた。

 

二つ目は、同盟国韓国と、その「偉大な」文在寅の信用を、根本から毀損したこと。

実はボルトン暴露本は、トランプよりも文在寅への打撃が大きいとさえ言われている。

ボルトンによると、そもそも米朝会談は韓国の希望シナリオで、事前の核兵器廃棄で北朝鮮合意もなくアメリカをミスリードしたとか、トランプも金正恩も、文在寅抜きで会談したかったとか、文在寅をケチョンケチョンに貶しているのだ。

どうやら、文在寅米朝会談実現のためにトランプを口説いた決め台詞「北朝鮮核兵器廃棄の意志あり」発言は、韓国の希望的観測、韓国の幻想でしかなかったらしい。

また、文在寅調弦病(統合失調症)とまで罵倒されるとは、オトコ文在寅としては、立つ瀬がないではないか。

ボルトンが、ここまで韓国と文在寅を虚仮にするとは、国際信義にも悖るし、世が世なら不敬罪で死刑判決に値する。

韓国と文在寅にとっては、許すことのできない、とんでもない暴露本だ。


ただでさえ、脱北者が飛ばす風船の所為で、北朝鮮の金与正お嬢様のご機嫌が悪く、せっかくの南北合意の象徴だった南北会議所は、文字通り跡形もなく爆破され、文在寅のメンツが丸つぶれになった直後なのだ。

更にそれに輪をかけて、本来なら絶対に表に出ないはずの、米朝会談での、文在寅の醜いアリバイ工作まで全部バラされた。

期せずして、ベストセラーになるかもしれない、ボルトン暴露本爆弾は、同盟国のアメリカから徹底的にバカにされている文在寅の姿を、世界中に晒した。

文在寅は、能力だけでなく、人品骨柄にも不信感を持たれてしまった。

暴露本出版の、タイミングが悪すぎて、文在寅は、もはや国際社会や世間様に顔向けできないほど大恥を掻いたのだ。

 

しかしもっと深刻な問題は、こんな文在寅の韓国での支持率が、急落とは言え、依然として50%を超えていることだ。

先の総選挙でも、文在寅率いる「共に民主党」は、圧勝している。

どんなに国際的に悪評芬々でも、文在寅は韓国内では無敵なのだ。

 

これと全く逆なのが、我が日本の安倍首相だ。

安倍首相ほど国際的に評価の高い総理大臣は、今迄の日本の歴史を紐解いてもいない。
ボルトンの暴露本でも、トランプが最も親しい指導者は、安倍晋三だと認めている。

しかし、その安倍首相の国内の支持率は、40%を切るレベルだ。

世界中が認めるアホで「偉大な」文在寅は、韓国内だけでは高く高く評価される。

一方、世界中が認める日本の安倍首相は、三分の一の日本国民から否定されている。

 

この内外評価のアンバランスこそ、実は韓国と日本が国際常識から乖離していることの証左であり、両国が抱える大問題点なのだ。

韓国は、ある意味で分かりやすい。

韓国は、反日であれば支持率が上がるから、困った時には反日政策を徹底すれば良い。

一方の日本人の場合、未だにGHQ直伝の自虐史観に捕らわれていることが原因だ。

戦後の日教組教育では、日本の素晴らしさを評価し、それを表現すると、歴史への反省がない世間知らずと見做され白眼視されてきた。

日本はダメだ、日本の指導者は悪人だ、中国と朝鮮に悪いことをした国だと、ズッと言い聞かされ続けてきた。

 

しかしもはや、そんな自虐史観からは脱出しないといけない。

「韓国の厚かましさを見習え!」

とは言わない。

韓国は、全く世界が見えていないし、見る気もない、井の中の蛙だ。

しかし日本には、充分に世界に通用する技術があるし、今回の武漢肺炎への対応でも、世界トップレベルの民度が証明された。

 

もっと自信を持とう。

そしてもっと、安倍政権を信頼しよう。

ボルトン回顧録は、アメリカ国論が修復不可能なレベルにまで二分されていることだけでなく、韓国の出鱈目さ加減と、日本の素晴らしさをも教えている。