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桜井誠と虎ノ門ニュースのバトル

インターネットの人気番組に、虎ノ門ニュースがある。

マスコミの大半は反日野党寄りの報道姿勢だが、珍しくゴリゴリの保守側の放送局だ。

MCは有本香、百田尚樹武田邦彦、須田慎一郎、竹田恒泰など、実に多士済々。

 

放送法では、「報道は中立でなければならない」と決められているらしい。

そうなら、全ての地上波放送局が放送法に違反していることになるが、虎ノ門ニュースはネット配信だから、放送法には無関係で自己主張できるメリットがある。

しかし現実問題として、どの放送局も、厳正中立の立場などはあり得ない。

各企業にも独自の企業文化があり、趙保守的な経営理念の企業もある。

日本を代表する大企業でも、皇室を敬うことを社員に求めることがあるほどだから、地上波放送局が逆に反日野党寄りであっても、それはやむを得ない部分がある。

ただ、如何にも中立を装いながら、反日で野党寄り活動をするのはフェアではない。

堂々と「我々の放送局は立憲民主党、あるいは共産党を支持している」と宣言した上で、今のような野党応援をするべきなのだ。

その意味で、与党の応援団、虎ノ門ニュースは、極めて旗幟鮮明だし、分かりやすい。

 

その虎ノ門ニュースの放送中に、東京都知事選に立候補している桜井誠候補が押しかけたことが話題になっていた。https://www.youtube.com/watch?v=32xuBkXvB20

大声過ぎて音が割れ聞き取りにくいが、どうやら桜井は、虎ノ門ニュースに出演する上念司が「日韓断交を主張するヤツはバカ者だ」と発言した事に猛抗議していたようだ。

当然ながら、窓越しに大騒ぎする桜井に対して、虎ノ門ニュース出演者は呆れ果て、桜井を軽蔑した表情だった。https://www.youtube.com/watch?v=Cne91haZl4w&t=3646s

(二時間以上の長い番組だが、問題のシーンは45分過ぎから)

とりわけ桜井の攻撃対象だった上念司は、誰よりも強い口調で桜井を批判した。

実際の現場をYouTubeで見比べると、桜井の街宣に「ホリエモン新党」の候補者、服部修がちょっかいをかけたことも、周囲が騒然となった大きな原因のようだ。

 

しかし率直に言えば、虎ノ門ニュースと上念司の桜井批判内容は、お粗末の一語だ。

桜井は、虎ノ門ニュースに出演する上念司に直接抗議すると、事前に発表していた。

そこで虎ノ門ニュース側は、恐らくは上念司が監修したと思われる反論パネルと、過去の桜井の演説ビデオを用意していた。

そこで桜井のヘイトスピーチを具体的に列挙したのだが、何とそれは、ほとんどが10年以上も前で、しかも朝日新聞毎日新聞、神奈川新聞記事の抜粋だった。

 

虎ノ門ニュースでは、それまでに何度も、この三紙を「切取り、継ぎ接ぎのフェイクニュース発信者」と非難してきていたはずだ。

いくら桜井を批判するためとはいえ、本来なら不倶戴天の敵の新聞紙から、しかも、切取り抜粋で批判資料を集めてくるとは、虎ノ門ニュースの報道姿勢が問われる。

上念司は、番組内で「ヘイトスピーチする桜井は、土下座して謝らない限り相手にしない」と切り捨てたし、司会者の居島一平も、過去の桜井発言を問題視し、虎ノ門ニュースとしては一切桜井を扱わないと断言していた。

しかし、その根拠となった三紙から抜粋した桜井批判パネルにも、重大な事実誤認があると指摘されている。

 

桜井は、生放送中の番組に押しかけて、抗議したのは不適切との批判を受けている。

これには耳を傾ける必要があるが、しかしそのきっかけは、虎ノ門ニュースに出演する上念司が「日韓断交を主張するやつは大バカ者」と罵倒したことだ。

当然ながら、大バカ者呼ばわりされた側は、反論するに決まっている。

それに対して虎ノ門ニュースは、事前に桜井非難パネルまで準備して、自分たちの立場の正当性を力説した。

桜井はレイシストとの根拠は、反日三紙からの切り抜きで説明されたが、しかし「韓国とは断交するべき」との桜井の意見が、何故大バカ論理なのかを説明はない。

ただ、上念司が「日韓断交なんてあり得ない話」と力説しただけだ。

 

しかも、桜井に関して事実誤認を指摘されている虎ノ門ニュースが、片方だけを意見を紹介するだけでは、欠席裁判のようで違和感が強い。

虎ノ門ニュースは、「タブーはない」ことが謳い文句だったし、上念司は桜井を「来るなら来い」と挑発していた。

それならば桜井を、レイシストだと完全シャッタアウトするのではなく、「今は生放送中なので、後日改めて討論の場を持つ」とするべきだ。

その上で、桜井の行動を目立ちたいだけのパフォーマンスと見做したのなら、その討論を放送しなければ済む話だ。

 

虎ノ門ニュースこそ、保守論壇の雄と見る向きも多かった。

その期待に背かないためには、桜井誠レイシストで、日韓断交など空理空論との、保守陣営を納得させる説明が欲しいし、それは虎ノ門ニュースが果たすべき使命だ。。