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タマキン君の評価がアナゴ上り

国民民主党タマキン君の評価が、鰻上りとまではいかないが、アナゴ上りだ。

言わずと知れた、立憲民主党との合流劇を巡るタマキン君の決断についてで、少なくない右寄り論客が「さすがタマキン、大英断!」と持ち上げている。

 

考えれば、タマキン君は「政策の一致がなければ、合流しても政党としての意味がない」と、政治家としてはごくごく当たり前のことを話しただけなのにだ。

しかも合流派の中に、政党合併と解党を生業とする自称一兵卒・イッチロー君がいた。

このイッチロー君は「壊し屋」とも言われ、政党の合併と解党を繰り返すことで、その都度政党助成金をかすめ取ってきた、極めて胡散臭いヤツだ。

そんな腐臭芬々の政治家が、入党直後からゴソゴソと立憲との合流を画策していたのだから、仮にこの話がうまくいっても長続きしないことは自明だ。

 

更に、憲法改正、エネルギー政策、消費税減税など、基本中の基本の政策で、お互いがアッチ向いてホイ状態では、政権を取っても何ができるのか全く分からない。

「大きな塊になる」ためなら政策すり合わせなど後回し、反安倍で一致さえすれば、日本共産党とも共闘するような無節操さが、国民から信用されるはずがない。

共産党との協力はあり得ない」とのタマキン君の言い分が、大変新鮮に感じられるほど、立憲のやっていることは旧態依然とした数合わせの政治でしかない。

 

松田学という、元政治家のYouTuberがいる。

元々は財務官僚で、政治家としては、太陽の党・日本維新の会・次世代の党と石原慎太郎コースを渡り歩き、自民党に移籍した。

今年になって、名だたるYouTuber仲間の神谷宗幣、KAZUYA、渡瀬裕栽、篠原常一郎たちと政治団体「参政党」を結成しているのだから、筋金入りの保守論客だ

その松田学が、タマキン君と対談した結果「驚くほど自分の主張に近かった」と、タマキン君の政治経済姿勢を高評価していた。

 

因みに、Wikipediaで松田の政策を調べると、

 ・憲法9条改正に賛成

 ・集団的自衛権行使に賛成

 ・小中学校の道徳教育に賛成

 ・カジノ解禁に賛成

 ・原発に賛成

 ・首相の靖国参拝に賛成

 ・河野談話村山談話の見直し

 ・年金給与水準の引き下げに賛成

 ・ヘイトスピーチ規制法反対

 ・特定秘密保護法に賛成

 ・選択的夫婦別姓導入に反対

 ・女性宮家に反対

と、とことん保守であり、且つ現政権の方針に近い。

タマキン君は「改革中道」路線への拘りを表明していたが、松田曰く「主張が驚くほど似ている」のなら、タマキン君もまたかなりの保守的考えの持ち主ではないだろうか。

 

尤も、改革中道の旗の下、タマキン君に付き従うのはウワキーヌ・ガソリーヌ・パコパコ姫こと山尾志桜里言うだけ番長前原誠司と、甚だ人材難だ。

山尾志桜里は、最近でこそ「憲法改正を話し合うべき」とか、香港国安法で中国共産党を厳しく批判するなど、往時の醜態のリカバリーに余念がないが、如何せん、不倫開き直りの印象が悪過ぎる。

京都選出の前原誠司は、韓国人支援者から資金援助されていた筋の悪さが残っている。

 

要は新生国民の党は、仮に今回「筋を通した政党」と同情票を得ても、それを維持し、長続きさせるだけの人材がいないし、政党としての力強さもないのだ。

せっかく今回、世間の評価がアナゴ上りのタマキン君だが、実は先行きは暗い。

老婆心ながらここは一番、現与党とは言え、憲法改正でも国防でも政権の足を引っ張り続ける公明党に代わって与党入りを果たす方が、タマキン君の政策を実行できるチャンスが拡がると思うのだが。