Twitterでの他人の喧嘩は、傍で見ていると結構面白い。
最近楽しませてくれた百田尚樹と橋下徹の罵り合いは、橋下が中国派自民党議員、二階俊博幹事長を持ち上げ、百田がそれに噛みついたことが発端だった。
橋下は年配者の百田を「ボケ」「政治の素人」と罵倒したが、百田から「二階が日本のためになった具体的例を挙げろ」と反論された途端に、貝になってしまった。
我々だって、昔懐かしい派閥の調整役として、自民党内で二階が隠然とした力を持っていることは知っている。
日本中が習近平来日拒否や、香港国安法への抗議で盛り上がった時、二階は異様なほど卑屈に中国に阿ていたことも分かっている。
中国様最優先の政治姿勢の結果、二階の地元にパンダが八頭もいることも知っている。
だからこそ百田は、二階を評価する橋下が許せず、Twitterで論戦を仕掛けたのだ。
橋下もそんなことは分かっているはずだが、それでも百田の質問に対して、二階が果たした日本への功績を思いつかなかったのだろう。
どうやらこのバトルは、橋下の戦意喪失による、百田のTKO勝ちで終わりそうだ。
ここに来て、有名人バトルの第二弾が勃発している。
こちらの対戦相手は、立憲民主党の有田芳生議員と、評論家の篠原常一郎だ。
共に元日本共産党員で、しかも二人共、路線対立で共産党内で査問され、追い出された似た者同士で、少なくとも10年前までは、北朝鮮拉致被害者救済で協力関係だった。
篠原に言わせると、その後の有田の行動は明らかに変節し、被害者救済より北朝鮮との国交回復優先となったので、今では完全に袂を別っているらしい。
今回のTwitterバトルは、有田が拉致被害者の家族の一人に「恩を仇で返すな」と恫喝したことが発端だが、現状は篠原の一方的攻撃に、有田が無言で耐えている状況だ。
拉致された兄を救いたいと運動していた救う会副会長の藤田隆司氏は、一時期、有田が作った別組織の(有田版)拉致被害者の会に参画したが、国交回復優先方針に違和感を持ち脱会して以降、有田とそのグループから批判が強まったらしい。
その集大成が、有田の「恩を仇で返すな」発言で、この国会議員にあるまじき暴言に怒りを覚えた篠原が、有田の旧悪を暴露する形で公開質問状を叩きつけたものだ。
篠原の質問は
・2012年に有田がビザなしで北朝鮮を訪問した目的(民主党の事前了承もない)
・有田の私設秘書だった息子が、単独で北朝鮮を訪問した目的
の二点を公表せよだ。
これについては、ビザなし渡航を得々と自慢する、有田の肉声テープまで暴露された。
ところが、有田も、所属する立憲民主党も、そして「社会の木鐸」のはずの日本のマスコミも、この件に関して、徹底的に無視、「報道しない自由」を決め込んでいる。
自分たちは「モリカケだ」「桜だ」と言い掛かりをつけ、被疑者に立証責任があり、説明責任を果たせとガ鳴り続けていたのに、自分たちへの疑惑には知らん顔を決め込む。
有田も立憲民主党も、誠に卑劣極まりない。
因みにTwitterで、「有田議員の訪朝目的は何?」のアンケート調査が行われていた。
2.純粋な観光と日朝友好
3.日本の国会議員として拉致被害者の救出
4.その他
の、四択だ。
当方は、「正直者」の有田議員を「信じる」ので、皮肉を込めて2.をポチッ!
ところが結果は、1=95%、2=2%、3=1%、4=2%。
国会議員としての有田の、如何にも胡散臭い働きを評価している人が、「当方も含めて」3%もいるのが驚きだ。
有田は横田滋さん死亡後に、急に横田さんとのツーショット写真を公開し、記者会見で安倍首相を批判する連中を反批判した恵さんの弟、横田哲也さんを詰った。
拉致被害者の会分裂を、画策したとも言われる。
篠原の公開質問に対しても、不法手段を講じてまで北朝鮮を訪問した目的を明かさないし、息子の訪朝は観光目的だったと嘘をついている。
昔から、サヨク暴力集団、シバキ隊との関係も疑われている。
そして何よりも、あの眼付きだ。
人を顔で判断してはいけないと言われるが、眼付きは別だ。
眼(メ)は心の眼(マナコ)也。
人間の品性は、眼付きに現れる。
篠原は逃げ回る有田に、YouTubeの連続投稿で追及の手を緩めない。
有田が一日も早く説明責任を果たし、篠原の疑問、疑念が解消されることを願ってやまない。