最近は総選挙のたびに、野党は惨めな敗北を重ね、自民党が圧勝してきた。
野党やヒダリ巻き連中の主張が、余りにも時代錯誤の現実離れで、国民の生活向上には全く役に立たないことがバレてしまったのが原因だ。
文壇でも同様の傾向で、数十年前までは論壇を席捲していたヒダリ巻きの論調は、それを声高に喋る論客と共に激減している。
特に出版界では、サヨク関連本はほとんど見かけることすらなく、今や右派論客たちの独壇場と化している。
それはSNSの世界、特にYouTubeでも実に顕著だ。
比較的新しいメディアのYouTubeだが、著名なYouTuberも出現している。
今の子供たちが将来なりたい職業は、「末は博士か大臣か」などではない。
YouTuberが堂々の上位を占めるほど、いつの間にか大人気稼業となっている。
そしてこのYouTuberとして多くのファンを惹きつけているのは、悉く右派論客たちだ。
元々右寄りの当方としては、大変ありがたいことで、いくつかのYouTubeをチャンネル登録して楽しんでいる。
しかし最近、この右派YouTuberたちが些か鼻につき、違和感を持ち始めてもいる。
それは彼らが、「チャンネル登録をよろしく」と「いいよマークを押してください」と必ず必ず繰り返し依頼することに対してだ。
ほぼ全員、例外なくと言っていいくらい、この言葉が出てくる。
恐らく、登録件数といいねマークの多寡で、広告数と支払われる報酬が違うのだろう。
YouTuberを生業としている人たちも多いので、稼ぎを増やすための算段と思われるが、毎度毎度繰り返されると、むしろさもしさを覚えてしまう。
もう一つの違和感は、有名人の有料チャンネルの存在だ。
この会員になるには、月額千円前後の費用負担が必要になる。
有名なYouTuberは、全員この有料チャンネルを持ち、こちらも事あるごとに会員になることを求める。
興味のある有名人YouTubeが10チャンネルにもなると、毎月1万円ほどの出費がかさんでしまう。
もちろん、彼らが努力して集めた情報に価値があることは分かっている積りだ。
万事カネ次第の世相なので、情報収集に多額の経費が発生していることも、容易に想像できる。
そんな苦労して集めた貴重な情報を、タダで披露するなどとんでもないとの思いは、分からなくもない。
百田尚樹の百田チャンネルで、そんな象徴的なシーンを目撃した。
機嫌よくゲストとトークしていた百田が突然「これから先は有料、タダで話してたまるか」と言い出した。
その後は、有料チャンネルの会員だけが視聴できる、そんな仕組みになっている。
まるで予告編を見せられて、「続けて良いところを見たいのならカネを出せ」のぼったくりビジネスそのものだ
百田尚樹は、物書きが本業だ。
彼の右派的発言の数々は、自分の思想信条に基づき、世の中を啓蒙する目的で発せらされているはずだ。
その考えに賛同し、更に参考にしたいと考える無知蒙昧な民に、「これ以上の情報が欲しかったらカネを払え」との姿勢は、理解はするが尊敬できるものではない。
当方個人では、百田以外に上念司、篠原常一郎、石平、宮脇睦、櫻井よしこ、改憲民主党チャンネル、番組としては報道特注、文化人放送局などをYouTubeで楽しんでいる。
しかしその違和感と資金不足から、有料チャンネルの会員登録はどれも見送っている。
功成り名を遂げた右寄りの著名人たちが「右寄り情報を、右寄り人間に教えて一儲け」では、あまりに寂しい。
可能ならば、有料ではなく無料のYouTube番組で、貴重な情報を共有し、右寄り思想の拡大浸透を率先してくれるYouTuberが出現して欲しい。
そんなYouTuberには、身も心も捧げてついていく、そんな気持ちだ。
出でよ、国士YouTuber!