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トランプが負けるかもしれない日

対岸の争いだが、アメリカ大統領選の行方には、無関心ではいられない。

実は当方は、熱烈にトランプ再選を願っているが、現下の情勢は予断を許さない。

と言うより下馬評では、トランプが圧倒的に大苦戦らしい。

また選挙戦の終盤になって、トランプが武漢肺炎に罹患してしまった。

入院四日目で退院して健在をアピールしたが、今のところ陰性証明はない。

これも選挙情勢が不利なので、トランプの焦りの表れと見做されている。

トランプ最後の切り札とも言われた討論会で、認知症疑惑があるバイデンを追い込むはずだったのに、武漢肺炎罹患のために二回目は中止。

客観的に見ると、トランプは八方塞がりに見えてしまう

 

しかし、トランプ支持者の見解は違う。

藤井厳喜の票読みでは、既にトランプは300人の代議員を確保しているので、負けるはずはないらしい。

高橋洋一は、トランプは絶好のタイミングで武漢肺炎に罹患したと言う。

アメリカ人は強いリーダーを求めるので、武漢肺炎に罹っても不屈の闘志ですぐにカムバックしたトランプを、頼りがいがあると思うものらしい。

しかも未承認の薬を自ら生体実験し、その効果を全国民に還元すれば「さすが我らが大統領!」と、大喝采を浴びると自信満々だった。

ケント・ギルバードは、今の支持率調査は意味がなく、激戦区が勝負の決め手だが、そこではトランプ有利と主張する。

何の根拠があるのか分からないが、百田尚樹は「トランプ苦戦と言われるが、蓋を開けたら圧勝する」と力説した。

有本香は、グレタ・トゥンべリがバイデン支持を言明したことで「これでトランプ勝利決まりかな」とTweetした。

また全員が、「トランプは前回の大統領選でも不利な予想だったが、結果は逆だったでしょ」と異口同音だが、こうなると「信じる者は救われる」新興宗教と一緒だ。

 

アメリカ大手マスコミの調査と、トランプ教信者の期待のどちらが正しいのかは11月3日にはっきりする。

当方は、トランプ信者の端くれだが、先の著名人のような楽観論には与しない。

杞憂で済めばいいのだが、やはりリスクマネジメントとして、トランプが負けることも考えておくべきだと思っている。

 

思い起こせば四年前、予想を覆してトランプ大統領誕生の直後、株価は暴落した。

尤もその後のトランプ就任受諾演説が、民主党にも配慮した抑えの利いたものだったとの理由ですぐに反発し、その後武漢肺炎までは堅調に推移した。

またトランプ大統領が退院しただけで、株価は一気に跳ね上がった。

やはり株式市場は、トランプの政策の方に安心感があると見ている。

株価はこれほど単純な理由でアップダウンするので、増税派のバイデンが勝てば、一時的にはかなり下落するだろう。

そうなると、国内某自動車会社株を二千株も所有する超大口株主で、その会社の株価低迷のせいで、今現在でも大損している当方へのダメージは、半端ではなくなる。

 

しかし大所高所に立てば、そんな個人的な損失はどうでもよい。

最大の問題は、アメリカの中国政策が変わるかもしれないことだ。

それまでは大半の国が、巨大貿易相手国、中国への遠慮から、中国国内だけでなく国際社会での中国の狼藉を、見て見ぬ振りをしてきた。

しかしトランプ大統領は、中国共産党は世界人民の敵と、旗幟鮮明に断定した。

今や両雄並び立たずで、米中対立は「民主主義か全体主義か?」の二者択一を強制するレベルにまで激化している。

ここまでくると、韓国のような二股膏薬の蝙蝠外交は、両方から信頼されない。

 

一方のバイデンは、息子の収賄疑惑があるほど、一族揃っての中国派だ。

大統領選の遊説でも、当選した瞬間にトランプの政策を反故にすると公言している。

だから誰しも、バイデンならトランプほどは、中国とは喧嘩腰にならないと思う。

更には、トランプ時代とは一変して、中国との融和策に転換することだってありうる。

そうすると短期的に見れば、アメリカだけでなく世界の経済には効果的だ。

しかし、中国共産党に内在される悪魔的リスクが更に生き延びることになり、中長期的に見れば人類に大きな災いをもたらす。

 

トランプが落選するケースを想定すると、実に憂鬱な気分になる。

何のかの言ったって、やはりトランプが再選されることが一番望ましいので、アメリカ国民の良識を、八百万の神に祈りたい。

キリスト様、アラー様、お釈迦様、トランプ候補にお力を!