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日本学術会議に改革のメス

日本学術会議の会長は、梶田隆章と言う学者様らしい。

 

日本を代表する学者の集団が学術会議で、そのトップに君臨するのだから、さぞや立派な経歴の持ち主に違いない。

しかし高邁な学者様たちに全く無縁の当方、誠に申し訳ないが、この御仁については何一つ知らなかった。

慌ててネットで調べると、物理学者で、何と5年前にノーベル物理学賞を受賞している、とんでもなくエライ大先生だった。

ノーベル賞シーズンは日本だけでなく、世界中がお祭り騒ぎに案るので、受賞当時はマスコミが連日取り上げただろうが、物理学に興味がない当方は全く記憶にない。

五つ星レストランで食事した人の自慢話と同じで、自分には全く無関係のニュースでしかなかったのだろう。

 

10月16日、その梶田隆章会長からの要請で、ガースー首相との会談が実現した。

世間は、政府が6人の学術会議会員への任命を拒否した問題で姦しい。

そんな情勢で会長が首相に会談を申し入れたら、当然ながら学術会議の強い抗議の姿勢が表明されるものと思われる。

 

しかし、学術会議側が満を持して臨んだ会談のはずが、所要時間はわずかに15分。

その結果は、

首相が「学術会議は国の予算を投入される存在だと国民に理解されるべき」と要請。

会長は「未来志向で、学術会議の在り方を政府と共に考えていく」とコメントした。

更に会長は、その後の記者会見で「学術会議の発信力が弱かった点はしっかりと改革していくと申し上げた」と語ったらしい。

会長によると、肝心要の6人の任命拒否については「今日は回答を求める趣旨ではなかった」ので、具体的やり取りはなかったらしい。

 

わずか15分間の会談とは言え、同床異夢とはこのことだ。

学術会議と会長側は、6人を任命拒否した理由の開示を望んでいたはずだ。

子供の使いじゃあるまいし、学術会議会長は、この日は無理としても、少なくとも首相自らの説明の約束程度は取り付けるべきだっただろう。

ところが会長は、この日はそんな趣旨で会ったのではないと言う。

 

オイオイ会長、大丈夫かい?

首相は、任命拒否の理由説明どころか、学術会議の在り方を変える積りだぜ。

 

会長との会談に先立ち首相は、井上信治科学技術政策担当相と面会し、学術会議の在り方について検証し、必要があれば見直すことで合意したと言う。 

学術会議に大層理解がある(積りの)当方は、会長側は「ことを急いてはいけない」と自重したのだろうと推測し同情する。

しかし首相は、この間の騒動で胡散臭い組織だとバレてしまった学術会議を、改革の対象にする積りで、スピード感を持って突っ走っている。

そんな政府と共に「未来志向で学術会議の在り方を考えていく」のは、余りにも暢気すぎてマズいんじゃないの?会長さん。

 

どうもこの梶田会長は、同じ物理学者でノーベル諸受賞している益川俊英とは、かなり思想的に違うようだ。

益川は共産党と共に行動する活動家に近いが、梶田会長は学問一筋の人物なのかな?

でなければ、こんなに簡単に首相に言いくるめられることはないだろう。

そう思って、専門バカ発見器の「安全保障関連法に反対する学者の会・呼びかけ人」を見ると、梶田会長の名前が見当たらい。

学術会議会員は、全員が世間知らずのアホと思っていたが、意外にも会長自らが真面としたら、大いに救いになる。

 

日本学術会議など仰々しく権威づけているが、その中身は一部の日本共産党系会員に牛耳られた、反日活動家集団に過ぎないことが暴露された。

この組織をこのまま放置すれば、「学問の自由」を名目に、ことあるごとに反日活動を繰り返すに違いない。

反日活動をやりたければ、自分たちの組織を作ればよい。

組織名は「日本共産党と連携する学者の会」とでもつければ分かりやすい。

 

学者様は、専門分野だけでは偏差値が高い連中の集まりだ。

だから少し冷静に考えれば、政府のお墨付きを貰い、助成金給付を受けて「学問の自由」を標榜するのは、自己矛盾だと気が付くはずだ。

政府に「金をよこせ」だけど「やり方には一切文句を言うな」と主張するのは、世間的には、思い上がった偏屈者にしか見られない。