日本時間11月3日午後8時から、アメリカ大統領選挙の投票が開始された。
今現在、アメリカ人が運命の一票を抱えて、投票場に向かっている時間帯になる。
尤も今年は武漢肺炎の影響で、有権者の半分以上、7千万人が期日前投票や郵便投票を済ませていると言う。
そしてこの郵便投票こそ、今回の大統領選の混乱要素だ。
ケント・ギルバードに言わせると、郵便投票の有権者名簿は四年前のもので、当然、この間に死亡者もいれば、引っ越しした人もいる。
しかし名簿の更新がないので、多数の宛先不在者へ投票用紙が配布された。
民主党は、それを集めてバイデンに不正投票しているので、郵便投票は信用できない。
と、共和党支持のケントが力説していた。
そもそも、大雑把なアメリカ人に、緻密な郵便投票の管理など、絶対にできっこない。
そんな選挙戦で、一貫して不利を伝えられ続けたのが、トランプ大統領だ。
11月2日の産経新聞まで、「バイデン、最終版も優勢」と一面トップで報じた。
産経新聞と言えば、朝日新聞世紀の大誤報、韓国の慰安婦問題の吉田清治証言のデタラメさ、欺瞞性を最初に指摘した新聞だ。
北朝鮮による拉致被害も、どの新聞よりも早く記事した。
当方は、偏向報道を繰り返すマスコミの中で、唯一信じられる新聞と思い、もう30年近い愛読者だ。
その産経新聞が、最終局面でもトランプの不利と伝えた。
トランプ支持者にはショックな報道だった。
しかしその中身を読むと、情報源は政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた、10月31日現在の平均支持率とある。
何のことはない、他のマスコミ同様、RCPのデータを基に解説しているに過ぎない。
それはそうだろう。
産経新聞が独自に社員や調査員を派遣して、アメリカ大統領選を取材するわけがない。
もしもそうしたとしても、広大なアメリカ全土での調査など不可能だし、アメリカ人の本音や投票心理など、ネイティブでもない日本人が理解できるはずもない。
要するに、日本のマスコミの情報源は同じなのだから、分析も似通ってくるだけだ。
一方、ネット情報では、むしろトランプ優勢に変わってきている。
人によっては、トランプが400人以上の選挙人を獲得して、圧勝と見る人までいる。
そしてこちらは、トラファルガーグループからのデータが中心だ。
トラファルガーは、4年前の大統領選でトランプ勝利を予測した実績があるから信頼できると言うが、だから今回も正しいのかどうかは分からない。
何より、激戦州でトランプが追い上げ、支持率が並んだとのデータがあると、トランプ支持者は、支持率が並んだらもうトランプの勝ちだと断定してしまう。
マァ、そんなことはどうでもいい。
ただトランプの勝ちを期待する人間には、終盤になって少し気が晴れる情報が漏れ伝わってきているのは事実だ。
その代表例は
・選挙終盤のトランプ陣営に熱気がすごい
・一方のバイデンの演説会場は、閑古鳥が鳴いている
・コロナ禍を四日で乗り越えた、マッチョなトランプこそ頼れるリーダー
・地下室に籠るバイデンは力強さが皆無で、大統領としては不適
・バイデンの石油資源使用制限の失言で、ペンシルバニアが逆転
・激戦区でのトランプの追い上げは四年前の再現
・バイデンの息子のスキャンダルが効いてきた
・今やコロナ問題は消滅、経済問題が最大関心事でトランプが有利
・ペンシルベニアの黒人射殺と暴動問題も、法と秩序を訴えるトランプに有利
などだ。
当方も、ひょっとしたらトランプにも勝ち目があるかもしれないとの思いから、今や、必ずトランプが勝つ!との、「淡いアワイ確信」に変わっている。
まさに
♫心配ないからね、君の想いが誰かに届く明日がきっとある♫
♫どんなに困難でくじけそうでも、信じることを止めないで♫
そんな心境だ。