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中国共産党との戦い

マルクスが夢想した共産主義は、資本主義との戦いに敗北し、完全に消滅した。

しかしその考えを実践するためにレーニンが考えた組織は、未だに生き残っている。

日本でも日本共産党が跋扈しているが、世界レベルでその親玉格が、中国共産党だ。

 

中国は、中国共産党が支配しているから共産主義社会と考える人がいるかもしれないが、実は今の中国は、共産主義とは似ても似つかない、前近代的王朝社会でしかない。

中国の人口は14億人とも言われるが、1億人の共産党員エリート層が、2~3憶人の中産階級と10憶人の奴隷を支配している、実に歪な封建的階級社会を形成している。

そんな支配体制の根幹が、レーニン主義中国共産党一党独裁だ。

 

ドナルド・トランプは、その中国共産党の危険性を強く指摘したアメリカ大統領だ。

トランプは、中国共産党は人類の敵だと喝破した。

当然ながら中国共産党は、トランプに猛反発する。

中国共産党がトランプの大統領再選を、全力で潰しにかかることは容易に想像できる。

アメリカだけでなく、日本のマスコミのトランプ批判はすさまじく、連日に亘ってトランプのネガティブキャンペーンが繰り返された。

一見すると、日本でトランプを批判してもアメリカ大統領選には影響しないと考えがちだが、トランプと敵対する中国共産党にとっては、トランプの評価が下がるほど、相対的に中国共産党には有利な状況となる。

しかもアメリカ国内工作として、中国共産党が白羽の矢を立てたのは民主党だ。

オバマクリントン、バイデン親子への贈賄工作は露骨だ。

バイデンの選挙戦では様々な不正が指摘されているが、中国共産党はそれ以前から、アメリカ民主党相手の謀略を仕掛けていた。

当然ながら、今回の大統領選の不正にも、直接間接に中国共産党が関与していることは想像に難くない。

見方を変えれば、今回のアメリカ大統領選は、民主主義対全体主義の戦いでもあった。

 

中国は、人口の多さを市場と大きさとアピールすることで、世界中の先進諸国の向上と技術を中国に誘い込んだ。

また世界の発展途上国を、経済援助によって囲い込み。国連を始めとする国際機関で多数派を占めることに成功した。

全体主義のシステムを使って、民主主義社会を侵略する。

中国共産党の目論見Silent Invasionは、トランプが登場するまでは成功裏に進んできた。

だからこそ、トランプは中国共産党にとって不倶戴天の敵だったのだ。

 

そのアメリカ大統領が、中国共産党にとって与しやすいバイデンに変われば、全体主義中国共産党の膨張に歯止めが利かなくなる。

これは、今まで進んできたインド・太平洋構想にも悪影響となるし、何よりも中国の海洋進出に対峙してきた台湾-尖閣-沖縄の防衛ラインも危うくなる。

今や、アメリカを後ろ盾とした対中国共産党戦略の根本的な見直しが必要になった。

 

勿論、全体主義国家が未来永劫続くことはないことは歴史が証明している。

情報共有の手段が多様化した現在、如何に中国共産党が強権的に情報を統制しても、自由を求める中国人の不満はマグマとなって増大する。

中国共産党は、いずれは中国人に拠って打倒される政治体制だ。

しかしそれまでの間、世界は中国共産党の有形無形の侵略の脅威に晒され続ける。

民主主義国家にとっては悲しいことだが、今回のアメリカ大統領選挙では、それが現実の問題として突き付けられた。

 

レーニンは、共産主義革命を実践するために共産党組織を作り上げた。

共産主義によって、世界が膨大な被害を受けた期間は約60年間に及んだ。

共産主義が誤った思想だったことは。この間の歴史で証明されたが、その組織だけは未だに生き延びている。

組織が生きている以上、共産主義こそ理想の社会と勘違いする輩も残るし、そんな連中は陰に陽に、社会の隅々で革命運動を仕掛けてくる。

全体主義共産党組織が絶滅するまでには、更にかなりの期間と試練を必要とする。

トランプが問題提起した中国共産党との戦いは、日本にとってこそ喫緊の課題なのだ。

今は、剣ヶ峰を綱渡りしている時期と認識するべきだ。