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安倍事務所の大チョンボ

野党が武漢肺炎をほっぽらかして、一年以上も追及して何も出なかった「桜を見る会」疑惑が、妙な展開になってきた。

何と安倍晋三事務所が、虚偽の政治資金申告をしていたと言うのだ。

 

野党や偏向マスコミは大喜びで、さっそく一斉に大騒ぎをし始めた。

日曜日のフジテレビに出演した橋下徹は、「安倍前首相がホテルに確認すればすぐに分かったモノだけに残念だ」と、身もよじらんばかりの演技をしていた。

超忙しい安倍晋三が、わざわざホテルに電話などするものか。

少し考えれば、自分の発言が非現実的な絵空事と分かるはずだ。

普通に考えれば馬鹿げているが、橋下は自分では、ちょっと気の利いたことを言った積りだ。

テレビ視聴者に受けさえすれば良い橋下は、やっぱりテレビ芸人のポピュリスト元政治家でしかない。

 

有本香は虎ノ門テレビで「読売新聞の特ダネなので、菅首相対安倍前首相の権力闘争」と見做した。

自民党内に安倍再登板への期待感が高まっているので、菅政権側が安倍潰しに走ったとの見方だ。

実際に他のマスコミでも、そんな見立てがあるようだが、こんなのは推理小説と同じ。

数少ない情報から、自分の想いに適うモノを、針小棒大に妄想しているに過ぎない。

 

実際のところ、5年間で9百万円程度の政治資金不記載では、精々書類送検の罰金刑で終わる。

言い方は悪いが、政界特有の「全ては秘書の所為」で、収支報告書修性で済ませるような案件だ。

反安倍勢力は、「安倍前首相が故意に虚偽申請を指示したら刑事罰」みたいな期待感があるようだが、そもそも首相の立場で、そんな細かいことを知っていたと立証するなどできっこない。

後は国会で、野党が「安倍氏には秘書の任命責任があるから議員辞職を」と要請し、安倍前首相が「真摯に」謝罪し、「議員活動を通じて汚名返上」とでも表明して終わりになる。

 

反安倍勢力はまた、これで安倍前首相の復活の眼はなくなったとか、安倍院政の道も遠のいたなどの期待感も募っているようだ。

しかし田中角栄は、ロッキード事件で有罪判決を受けた後も、キングメーカーとして実権を握り続けた。

もしも今回の事件が、自民党内の権力闘争なら、二階俊博とのタッグで政権運営する菅首相への支持が高まるか、あるいは安倍晋三が政治に影響力を維持できるか否かは、総て国民の判断で決まる。

当方は、元より二階も大嫌いだし、菅義偉には一抹どころか、かなりの不安と不満がある。

どちらを選ぶかと言われれば、迷うことなく安倍前首相だ。

 

ただ安倍前首相に、それほど大きな期待があっただけに、今回の問題は残念でならない。

それは偏に、政治資金規正法違反を知りながら、虚偽申請を続けた秘書の不始末に対してだ。

ホテル側に領収書を発行していたにも拘らず、最初の記載漏れを説明したくないため、辻褄合わせに「安倍前首相に虚偽の説明をして貰うしかなかった」とは、開いた口が塞がらない。

その結果、雇用者をとんでもない窮地に追い込んだのだから、従業員としては罪万死に値する。

 

そんな秘書を重宝した安倍前首相の、人を見る目の無さが残念だ。

更に言えば、安倍事務所の規律も緩んでいたのだろう。

この時期、各組織にとって、コンプライアンスこそ最優先事項だ。

安倍前首相は、7年8か月に亘って総理大臣の重職を務め、国益に適う様々な政策を実行してきた。

それが、自らの足元の管理を怠っていた。

反安倍勢力の思惑に沿うのは悔しいが、これでは安倍前首相の来年の再登板は見送らざるをを得ない。

さもないと、安倍前首相の所為で与党がボロ負けしてしまう。

事務所のチョンボでそうなったことが、残念でならない。