昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ガースー失速

元々菅義偉が、日本国総理大臣として最適任とは思っていなかった。

 

ただ、今年の自民党総裁選の、菅以外の候補者は岸田文雄石破茂

石破は論外だが、一時期安倍晋三の後継者として本命視されていた岸田が全く迫力不足を露呈。

菅は名官房長官ではあったが、トップとしての手腕は未知数。

それでも石破や岸田よりもマシだろうと、菅の圧勝となった。

 まるで、極左宇都宮健児山本太郎よりも、嘘つき小池百合子の方が少しは悪くない、との選択肢しかなかった都知事選の再現だ。

 

それが案に反して菅は就任直後から、携帯電話料金値下げに着手、習近平への電話は後回し、学術会議メンバー任命見送りと、立て続けにヒットを打つものだから、ついつい期待した。

しかし就任わずか三か月で、すっかり化けの皮が剥がれてしまった。

「寡黙な仕事師」との評判も、もはや地に落ちる直前だ。

 

元を質せば菅義偉は、小泉進次郎環境大臣に再任している。

しかし進次郎は、肝心の環境大臣としては全く役立たず。

むしろポエム小泉、セクシー小泉などと揶揄されることでしか、存在感を発揮できない。

そんなアタマの悪さが知れ渡った政治家を、大臣に起用したところに、菅首相の人を見る目の無さと、政局優先の姿勢が表れていた。

 

菅義偉には、保守としての国家観が欠落している。

それが、最近のダッチロールにつながっている。

そしてその結果、政権支持率が急落している、

保守派の中には、それでも50%を超えているので心配ないと見る人もいるが、一方では菅政権に不安と不平を持つ人たちも増えている。

 

元々サヨク界隈は、菅政権を支持するはずがない。

この間で、菅支持から離れていった層は、

 ・就任直後のご祝儀で、何となく菅政権を支持していた人たち

 ・携帯料金引き下げ政策に期待した人たち

に加えて、

 ・安倍政権の継承だったはずなのに

 ・どうも場当たり主義で弱気な面を見せる

 ・サヨク反日勢力が暗躍した、アイヌ新法成立に尽力した

 ・夫婦別姓に理解を示す

 ・敵基地攻撃案件の見送る

ことを不満視する保守派もいるに違いない。

 

斯く言う当方も、その一人だ。

誰がやっても上手くいくはずがない武漢肺炎対策に関しては、菅政権に大いに同情しているし、諸外国に比べれば遥かにマシだと思う。

しかし菅義偉が、政権運営の要に二階俊博を重用していることについては、どうにも納得いかない。

菅政権の屋台骨に、媚中媚韓派の親玉がいれば、両国に対して安倍時代ほど毅然とした態度が取れないのではと懸念しているからだ。

 

その証拠に、韓国の三下政治家、朴智元や金振杓、中国の王毅外相が来日した時には、菅首相が直接面談している。

こんな連中は、外交的にはサンピンなので、日本の首相が直接会う必要などないし、会えば余計な政治キャンペーンを貼られる。

それなのに、彼らが二階の友人なので、その顔を立てたとしか思えない行動は、保守派には弱腰にしか見えないし不満が募る。

 

こんな点からも、菅政権の支持率低下の原因は、むしろ保守層の離反なのではないだろうか。

菅政権は、スタートしてまだ三か月。

一喜一憂するべきではない。

長い目で見よう。

そんな正論は百も承知だが、国際政治の緊張は悠長さを許さない。

 

特に反日隣国に対しては、今までは「何とかうまく仲よくやろう」だったが、それは決定的にマズい。

日本が誠意を見せて譲れば譲るほど、彼らのタカリはひどくなる。

菅政権には、応募工問題の解決期限が迫っている。

韓国による差し押さえ日本資産の現金化以前に、明確な国際法違反判決への日本の報復措置は、検討さえされない。

中国が尖閣列島への不法侵入を繰り返しても、「遺憾の意」を表明するだけで、王毅の共同会見では、茂木外相は反論すらしなかった。

 

菅政権が再度浮揚するためには、武漢肺炎の抑え込みと同時に、中韓両国との毅然とした対応が必要だ。

それがない限り、一旦離れた保守層の支持は取り戻せない。

そしてそのことは、菅英顕が短命で終わることを意味している。