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渡瀬裕哉(ワタセユウヤ)と言うオトコ

度々、今回のアメリカ大統領選が、日本の保守派論客を二分したことを書いてきた。

その中で百田尚樹は、どうしてもトランプ敗戦を認めたくない一心からか、常軌を逸した発言を繰り返している。

とうとう、アメリカ時間12月18日(日本時間なら17日か?)にトランプが大統領令を出し、軍も動くと言い出した。

尤もその後、これには確たる証拠があるわけではなく、自分のカンと釈明している。

当然この予想は外れたが、今度は「1月にズレた」と言い出す。

もはや妄想過多で、発狂したのではと不安になる。

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最近の百田は、ことあるごとに「自分は単なる物書きで、言論人や評論家ではない」と書いているが、これは事実と違ったことを言っても小説家だから許されるとの、予防線を張り始めたと考えられる。

百田は四年前、圧倒的不利と言われたトランプの勝利を、AI予想を根拠に的中させたことが自慢だ。

その結果、百田の先見性を信奉する信者たちが急増した。

今回百田は、蓋を開ければトランプ圧勝と大見えを切っていた。

ところが現状は、百田の想いや主張とは違ってしまい、もはやトランプが逆転する可能性がなくなっている。

 

思惑が外れてカッコ悪いので、その言い訳もあるのだろう。

百田は、予想が外れたのではなく、不正選挙とその背景に中国の謀略や脅威があったからと、論点をズラしている。

しかも引くに引けなくなった百田は、どう見ても如何わしいネット情報や、あり得ない陰謀論に依存して、反対派を攻撃している。

敵を作り、攻撃することで、自分の正当性を主張する作戦だ。

 

その百田に敵と見做された一人に、渡瀬裕哉がいる。

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これが渡瀬裕哉の顔!

渡瀬は、大統領選結果はバイデンが勝ったと断言し、未だにトランプ勝利を主張する連中を、舌鋒鋭くバッサバッサと切り捨てる。

僕は正直に言うと、今回の騒ぎが起きるまで、参政党なる新党が設立され、その発起人の一人として名前程度は知っていたが、渡瀬なるオトコの実態についてはほとんど知識がなかった。

他の発起人の篠原常一郎、KAZUYA、神谷宗幣、松田学がYouTuberとして既に有名人なのに比べると、渡瀬は地味な存在だ。

ところがこの渡瀬は、大統領選で意見が異なる百田や有本香、加藤清隆を、遠慮会釈なく木っ端微塵に批判する。

その内容は、将に罵倒に近い。

 

この間、百田や有本たちと意見が相違した代表的存在は、上念司やケント・ギルバード、KAZUYAだった。

しかしこの連中は、絶対に面と向かって百田や有本を批判しない。

一応は敬意を払った格好で、しかも相手の名前は伏せて、遠慮がちに自説を展開する。

恐らくは、今後の仕事や付き合いもあるので、モロに敵視するのはマズいとの判断が優先しているのだろう。

 

しかし渡瀬は、あくまで攻撃的で挑戦的だ。

その一つが、自分のフォロワーが百田もフォローしていると、問答無用でブロックしてしまうことに現れている。

要するに渡瀬は、百田をフォローするようなヤツは、自分の意見を聞く資格がないとでも言いたげなのだ。

確かに百田のフォロワーは、まるで無批判に百田の意見を崇め奉る傾向が強く、新興宗教の教祖と信者の関係に似ている。

そんな百田のフォロワーは46万人に対して、渡瀬のそれは2万人。

普通なら、少しでもフォロワーを大事にしたいものだろうが、渡瀬はよほど自分の見解に自信があるのだろう。

Twitter民は、百田を渡瀬の両方をフォローすることはできない。

両論を知りたければ、結局は二つのアカウントが必要になる。

 

百田も有本も、保守派論客の中では重鎮扱いだ。

そんな大物を相手に、喧嘩腰で立ち向かって行く渡瀬に対しては、二人共かなりアタマに来ているようだ。

更に、百田や有本の親衛隊が「オヤブン、渡瀬の野郎がこんな失礼なことを言ってまっせ」と、Twitter上でチンコロをかます

その時の両大御所は、表面上は「バカは好き勝手にさせておけ」と余裕のリアクションを見せるが、心中穏やかでない。

百田は、親衛隊の一人が渡瀬の写真を「想像以上にキモかった」と投稿すると、早速リツイートして拡散する。

有本は、渡瀬の乾杯のマナーにまで言及し、人品事柄を攻撃する。

二人共、腸が煮えくり返っているのがバレバレだ。

 

ただこの渡瀬は、アメリカ共和党保守派に食い込んでいるオトコだ。

当然ながら、英語が喋れずネット風評頼みの百田や、情報源が絶対的に少ない有本とは、もたらす情報の質も量も違う。

即ち、説得力がまるで違っている。

渡瀬は、マナー無知を揶揄した有本に対して「マナーも情報も一流の有本先生を尊敬している」と小バカにした。

百田に対しても「百田はつまらん」と痛罵している。

 

渡瀬は、四年前はトランプ、今度はバイデンの勝ちを予想していたので、いつまでもトランプ勝ちに拘る連中がバカに見えるようだ。

個人的にその予想的中の祝賀会を開き、トランプ勝利を予想した連中をからかっていたが、さすがにワル乗り過ぎて感心しない。

しかしその一方、「敵千万と言えども吾往かん」精神は、評論家としては見上げた根性だと思う。

 

百田や有本がすっかり馬脚を現した昨今、しばらくは渡瀬裕也の活動と、発信する情報に注目していく積りだ。