昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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環境問題を騒ぐ愚かさ

政治家、小泉進次郎の無能さは、今更論じるまでもない。

かなり程度の低い世襲議員だが、たまたま拝命したのが環境大臣だったので、環境で一旗揚げようと躍起にやっている。

そこに、国家観ゼロの菅義偉が総理大臣になってしまった。

この二人して、社会発展や便利な生活などお構いなしで、環境さえ守れば世界が幸福になるとの世迷いごとを信じてしまった。

それが2050年、日本の炭素排出ゼロ目標だ。

アホらしくて話にならないが、シンジロー君はさっそく、この課題を達成するための構想など語り始めている。

 

しかし敢えて、この二人に代表される能天気野郎たちに言いたい。

人類は、便利な生活、過ごしやすい環境を目指して、自然に働きかけ、自然を変えてきたのだ。

あたかもイイことのように言われてきた「自然に生きる」とは、極めて厳しく、過ごし難い生活を強いられることなのだ。

 

具体的に考えればすぐに分かる。

今や、我々の生活道路のほとんどは、アスファルト舗装されている。

そのお陰で雨が降った時に泥だらけになることを防がれるが、夏は暑くなるし、道路の保水も効かない。

日常生活に欠かせない電化製品も、元々は何一つなかった。

しかし便利さを追い求めた結果、今やその全てが必需品になり、それを動かすために電力が必要となっている。

 

散々そんな便利な生活を追及してきて、突然環境が大事だなどと言い出されても、ブレーキがかかるはずがない。

本当に環境を守るためには、生活に不便な自然を便利に変えようなど考えることなく、便利な生活を犠牲にする覚悟が必要なのだ。

 

シンジロー君が進めたレジ袋有料化は、愚策中の愚策だ。

シンジロー君や環境活動家は、プラスチックが自然破壊の元凶と考え、その代表的存在のレジ袋使用に規制を加えた。

プラスチックは自然に戻らず、ゴミとなって自然をに滞留し破壊する物質との考えだ。

 

しかし、今年の正月明けの生ごみ収集現場には、大量の生ごみがレジ袋などのプラスチック袋に包まれて出されていた。

市当局はこれを収集し、焼却場で燃やして処理する。

この時、生ごみも一緒に焼却され、その焼却を効率的にするためには、レジ袋の存在が欠かせないのだ。

 

この「自然に帰る」はずの生ごみを、自然に帰るからと言って自然に放置したらどうなるか。

確かに生ごみは、時間さえ立てば土に同化し、肥料になる。

しかし住民は、生ごみが自然に戻りきるまでの間、異臭に悩まされ、カラスの襲撃を見張らなければならない。

忙しい現代人に、そんな悠長な時間などあるはずがない。

結局、木材も紙も生ゴミも、まとめて焼却している。

自然に帰る生ゴミは問題ないが、プラスチックはダメなどは、端から自己矛盾している。

 

また環境活動家と言えども、病気をする。

その時の治療には点滴が必須だが、その点滴セット道具はプラスチックでできている。

一時期、塩ビの発がん性が大問題になり、世間で塩ビ追放運動が起きたが、その時でさえ点滴チューブは塩ビ製だった。

しかもこの点滴で、がん患者が大量に発生したなどの事実はない。

実際にプラスチックは、この塩ビ発がん性だけでなく、ダイオキシン、コロナ層破壊、環境ホルモン、直近ではマイクロプラスチックなどが問題視された。

だがいつの間にか、それら全てが話題に上らなくなり、どれ一つとして、今でも問題視されているものはない。

 

実は、環境問題解決の切り札みたいに思われる再生可能エネルギーには、致命的な問題点がある。

一つは、自然頼みのために安定した電力供給源にならないことだ。

我々の生活は、全て電力を使用することで成り立っている。

これが停電を繰り返すなら、安心安定した生活など送れっこない。

当方も一度、近所の交通事故で半日以上の停電を経験したが、冷蔵庫の食品は腐敗が進むし、食事の用意にも事欠く有様だった。

二つ目は、再生エネルギーはコストがべらぼうに高いことだ。

太陽光発電は、水力・火力発電の倍のコストがかかる。

それでも再生可能エネルギーを推進するには、その差額分に税金を投入するしかない。

これが悪名高い、菅直人の最後っ屁「再生エネルギー法案」だ。

 

再生エネルギー広まれば広まるほど、多額の税金が必要になり、その分、企業や一般家庭の負担額が増える。

そしてそれは、日本産業の国際競争力を削ぐことになる。

再生エネルギーの先進国と言われたドイツ、スペインは、この高負担に耐えかねて再生エネルギーへの税金投入を大きく減らした。

それなのに、無理筋ミエミエの再生可能エネルギーを増やそうと、山の傾斜を切り開きソーラー発電設備を拡充する。

環境にやさしいはずの再生可能エネルギーが、自然を破壊するとは、何たるブラックジョークだろう。

 

シンジロー君もガースーも、そんな愚かな政策をシャカリキに進めようとしている。

本気で環境問題に取り組むのなら、国民に便利な生活を止めさせ、不便さを強制するしかない。

その覚悟がなく、上辺だけ環境活動家の主張を取り入れても、環境も保護できないし、生活がやりにくくなる。

虻蜂取らずになるだけだ。