昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ミギもヒダリも同じ穴の狢

僕は自分を保守派だと思っていて、サヨクは大嫌いだが、最近は保守派にも辟易している。

 

アメリカ大統領選は、保守側の一人としてトランプの勝利を願っていた。

だから11月初旬、最初にバイデン勝利が伝えられた時は、大きなショックを受けた。

そしてバイデンジャンプなどの不自然な票の動きや、胡散臭いドミニオン集票システムなどの情報から、今回の大統領選挙では大掛かりな不正があったと確信していた。

 

様子が変わったのは、ケント・ギルバードの話を聞いてからだ。

ケントも熱烈なトランプ支持者だったが、彼は弁護士の一面も持つ。

かなり早い時点で、法律的、且つ論理的な思考から、PA以外の不正選挙指摘は無理と見做していた。

ケントはこの主張のせいで、後に百田尚樹や諸々のYouTuberたちから「裏切者」呼ばわりをされることになる。

しかし実際の大統領選のその後は、ほぼケントの言う通りの展開になった。

 

この間の百田尚樹、加藤清隆、門田隆祥、有本香、篠原常一郎、及川幸久等々の発言はひどかった。

彼らは全ての論理を、大規模不正選挙があったとの前提から始める。

具体的証拠があるわけではない。

ただ「膨大な状況証拠」とか「多数の宣誓付き証言」とか、辣腕弁護士の意見とかが根拠となっているだけだ。

ところが、そのほとんど全てが裁判で、門前払いか敗訴となった。

すると次は中国の陰謀とか、裁判官が買収されているとか言い出す。

こんな真面に相手にできないような暴論だが、ただただひたすら不正を信じているので、話しがかみ合わない。

 

しかしトランプのハチャメチャな抵抗も、次第に打つ手に窮してくる。

すると、1月6日にペンス副大統領が、各州で決まった選挙人名簿の受け取りを拒否するに違いないと言い出す。

彼らが言う「疑惑の五州」の選挙人が除外されると、トランプが勝つとの理屈だ。

ところが共和党保守派の重鎮、ペンス副大統領が、こんな憲法無視の話に乗るはずがない。

すると今度は「ペンスは小児愛の裏切者」とか「中国に買収されている」と言い出す始末だ。

そしてその挙句に、トランプが大統領令を出して戒厳令を敷くなどと、将に中国共産党と同じ独裁政治を夢想する。

もはや、気が狂ったとしか思えないような、精神状態を露呈した。

 

実際に1月6日ワシントンDC集会を呼び掛けたトランプには、クーデター構想があったとの見方が出ている。

暴徒と化したデモ隊鎮圧に州兵派遣を進言したペンスに対して、トランプが拒否したとの話があるからだ。

もしもそんな事態になったら、アメリカの民主主義は壊滅していた。

またそんな愚挙に加担する、共和党員などいるはずがない。

 

日本にとって、大統領としてのトランプの治世は、過去にないほど素晴らしい四年間だった。

それだけにトランプ政権が続くことを願っていたが、しかしそれを選ぶのはアメリカ国民だ。

アメリカ国民の大統領の選択がバイデンであり、正規の手続きで選ばれた以上、次の四年間はバイデン政権に向き合うしかない。

これが民主主義なのだ。

 

民主主義は、良い時もあれば、我慢を強いられる時もある。

 日本側の一連の対応を見ていて、保守派論客たちの限界と、危険な体質を垣間見ることになった。

彼らは、忌み嫌うヒダリ巻きや韓国と、全く同じ体質と思考経路なのだ。

 ・不正選挙であったことは間違いない

 ・証拠はないが、自分は確信している

 ・だからバイデンの当選は認めない

こんな幼稚な理屈を通すのなら、野党や韓国の言い分も聞かなければならなくなる。

 

保守派番組の一つに「虎ノ門ニュース」がある。

実際は百田尚樹と有本香が顧問で、出演者選定にも深く関与する中心的出演者らしい。

ここで最近、特にアメリカ大統領選の不正の有無について、この二人と上念司、ケント・ギルバードとの意見の相違が目立っていた。

上念とケントは、アメリカ大統領選でバイデンが勝ったと認めているのが、百田、有本、そしてその親衛隊たちはそれが気に入らない。

そこで、二人が登場する日は、低評価マークを集中させる一種の集団リンチが続き、年末の屋外の観客はとうとうゼロになってしまった。

またスポンサーのDHCに、上念排斥要望が集中していたらしい。

結局DHCは、将に突然上念を、出演している全番組でクビにした。

DHCは、百田と有本の方が商品価値があると判断し、上念を切り捨てることを選択したのだろう。

だがこれは数年前、サヨクの大署名運動で一橋大学での百田尚樹講演会が取りやめになったのと全く同じことだ。

 

保守を自称し、サヨクを厳しく批判していても、やっていることは大して変わりない。

こんな底の浅い保守派の実態が暴露され、実に暗澹たる思いになっている。