就任三か月で、すっかり色褪せたガースー。
首相就任の直後から、ガースーの持つ体質の危うさを懸念していた当方には、「やはり」の感が強い。
ガースーがアイヌ法案の推進者だったことが、最初の疑問符だった。
「ガースーは安倍長期政権の名官房長官だったが、果たしてトップの器か?」
そんな不安が現実になったような気分で、些か憂鬱だ。
ガースーは、選挙のタイミングも見誤った。
首相就任直後のご祝儀相場で人気があった時、一気呵成に総選挙に突入すれば大勝間違いなしだった。
それを「選挙には何か手土産持参で」と、躊躇したのが悪手だった。
NHK受信料や携帯料金の値下げは実現したが、武漢肺炎感染拡大で全てが吹っ飛んでしまった。
尤も、これには若干同情が必要だ。
武漢肺炎対策は、誰がやってもうまくいくわけがない。
たまたまガースー政権だったので責任を追及されているが、野党でも効果的対策が打てたはずはない。
政治は結果責任だから、ガースーが批判されるのはやむを得ないが、アメリカのトランプ同様、ついていなかった。
政権人気が落ちるのが嬉しくて仕方のないマスコミは、ガースー失速で「ガースーでは選挙に勝てない」と、自民党内が姦しいと伝える。
そしてさっそく、ポスト・ガースー候補者の人気投票を実施した。
ところが、そこで名の挙がった次の総裁候補の顔ぶれがひどい。
絶対に納得できないメンバーが、ズラリと並んでいた。
2位 石破茂 こんなヤツが上位?
3位 ガースー まァ、こんなところ
4位 安倍ちゃん 体調不安と桜を見る会問題再燃が痛い
4位 小泉進次郎 こんなのが上位の意味が分からん
6位 枝野幸男 鳩山菅野田悪夢の再来で話しにならん
9位 岸田文雄 まだ名前が挙がるのが不思議
10位 吉村洋文 超小者
エエッ、これが日本の総理大臣候補?!
いくら毎日新聞の調査とは言え、もうちょっといいのはいないのか!
能力面だけでなく、人間性すら疑問視される小池百合子、石破茂。
明らかに間違った方向性を考えている、橋下徹や吉村洋文。
どれもこれも一長一短なら未だしも、0長多短メンバーばかりだ。
こんな政治家が国家指導者なら、大袈裟ではなくて日本は終わりだ。
個人的には、安倍晋三再出馬が一番望ましい。
この10人の中で、唯一国家観が明確だからだ。
安倍晋三の国家観は賛否があるが、それは選挙で決着すればいい。
しかし安倍チャンは、この間の国会で、結果的に「桜を見る会」を巡る虚偽答弁を繰り消した、政治的傷が未だ癒えていない。
それ以上に、総理大臣辞任に追い込まれた持病が、完治していない。
これ以上の無理強いは、体力的に難しいのではないだろうか。
ガースー失速の最大の理由は、下手糞だった武漢肺炎対策だが、これは先の述べたように、誰がやってもうまくいくものではない。
国会には、常にガースーの政策の足を引っ張るだけの野党がいる。
反ガースーの世論操作を繰り前す、マスコミが立ちはだかる。
そんな風潮に簡単に影響されてしまう、一定数の国民がいる。
そうである以上、台湾で成功した強行封じ込め作戦はとれない。
ガースー政権でスマホ料金は下がったし、NHK受信料も下がる。
バカチン韓国が無茶苦茶判決を出しても、一切取り合わない、
新任の、知日だが超反日の韓国大使・姜昌一との面会も見送った。
文在寅が日本にすり寄り始めても、バカチンに対しては毅然とした態度をとり続けているのだ。
贅沢を言えば切りがない。
確かに不満点もあるが、頑張っていると評価するべき点もある。
それなら、安倍晋三を除けば、残りのアンポンタン候補者連中よりも、ガースーの方が百万倍いい。
安倍晋三が完全復活する日まで、それが無理なら、安倍晋三のお眼鏡に適う人材が出てくるまで、ガースーに頑張って貰うしか道はない。
ガースーの前には安倍がいたが、ガースーの後には人がいない。