韓国人は全員が反日だ。
長らく、そう思っていた。
しかし中には奇特な韓国人もいるモノで、日本留学中に親切な日本人と巡り合い、韓国で思っていた日本と日本人への印象が変わったと、親日宣言して話題になったYouTuberがいる。
彼は、韓国の矛盾した反日教育の内容を批判した本を出版し、世にも珍しい親日韓国人YouTuberとして有名になった。
僕もチャンネル登録して、彼のYouTubeを楽しんでいた。
ところがその彼が、緊急的にアップしたYouTubeを見て、残念な思いに駆られている。
彼はYouTubeで、比較的仲が良かったKAZUYAを批判したのだ。
その内容は、
・アメリカ大統領選で不正があったのは明らかだ
・中国、イタリアの外国勢力が不正に関与した
・それなのに、不正がなかったと言うのは納得できない
・小さな不正だからと言って、許されるものではない
・一件でも不正があった以上、選挙結果は認められない
・不正の指摘は陰謀論と片づけてはいけない
・むしろ不正がなかったと言う方が陰謀論だ
と、多くの「勝ち組」連中の主張と大同小異の内容だ。
小さな不正も許せないとは一見正論だが、現実離れの理想論だ。
「不正がなかったと言う方が陰謀論」とは、どのような論理構成の結果なのか分からない。
彼もまた、最初に「不正ありき」論から、一歩も抜け出していない。
中国やイタリアなど、外国からの不正関与など、もはやアメリカでは破産した主張なのだ。
本当に彼が、不正の証拠を知っているのなら、それを出せば良い。
残念ながら彼は、ネットに溢れ返った胡散臭い情報を基に、不正があったと信じているに過ぎない。
アメリカでは、不正を疑われたドミニオン社が、フェイクニュースを垂れ流した連中を告訴し始めた。
途端に、それまで「ドミニオンこそ不正の温床」と情報を発信していた連中が、続々とSNSからその記事が削除し始めている。
ドミニオン不正を力説していた連中の首筋は、薄ら寒くなっている。
そんな中で、この親日韓国人YouTuberが、突然に不正選挙を言い出した理由は何なのか?
ここには、長らく噂されていた、YouTubeへの訪問者稼ぎ問題が横たわっている。
この二か月半の間、トランプ支持、トランプ逆転の内容をアップすれば、訪問者が激増することがデータとして証明されている。
ネット界隈では、それほどトランプ人気が高かったし、トランプ再選を願う人が多かった。
実際に、無名YouTuberが「トランプが逆転する」との情報を配信すると、これを見つけた百田尚樹がTwitterで褒めちぎり、途端に訪問者が急増したと、多くのYouTuberが認めている。
またネットで不正選挙と力説したYouTuberの中で、更に百田の眼鏡を適った人物は、百田チャンネルのゲストに招かれ、一気に知名度を上げた例も複数ある。
逆にトランプの敗北を認めると、袋叩きの目にあい、一気にフォロワーが減り、低評価マークが集中するネットリンチも盛んだった。
だからYouTuberたちは、ちょっと考えれば胡散臭さが分かるはずの、
・米軍がフランクフルト急襲してサーパー押収
・その時銃撃戦で死者発生
・CIA長官が逮捕されグアンタナモ基地で取り調べ中
・クラーケン発動
・ペンス副大統領が選挙人名語受け取り拒否
・ナンシーペロシ逮捕
・カナダ、テキサスに25万人の中国人民解放軍集結
・トランプがテキサスで武装蜂起
などのネットニュースを、無批判に垂れ流し続けた。
将に、訪問者稼ぎに他ならない。
YouTubeのシステムは、チャンネル登録、高評価、訪問者数で、実入りが違うらしい。
だからYouTuberたちは全員が異口同音に、チャンネル登録と高評価ボタンを押すことを求めてくる。
この親日韓国人YouTuberは、韓国人にしては極めて珍しく、韓国に対して批判的だし、日本への理解も深かった。
しかしアメリカ大統領選挙への姿勢を見ると、単なる訪問者稼ぎが目的ではと思わせた。
そしてそれは、彼の対韓国、日本への姿勢も同じなのではと疑念につながる。
YouTube が唯一ではないが最大の収入源の場合、訪問者が喜ぶネタを優先してはいないだろうか?
もしそうではないと言うのなら、彼はアメリカ大統領選が不正だとの確たる証拠を出すべきだ。
それがない限り、一部のトランプ支持者からは一時的な高評価を受けても、いずれはYouTuberとしての信頼はなくなる。