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女性蔑視発言とセクハラを大問題にしてしまう

東京五輪組織委員会会長が、森喜朗から橋本聖子に変わった。

決まるまで紆余曲折、すったもんだだったが、最終的には予想通り。

選考理由は、7回の五輪出場と、政治家としての実績からとのこと。

すると途端に、何でもいいから政権の邪魔をしたいだけのマスコミは、過去のネタを引き出して橋本会長の足を引っ張り始めた。

 

取り出しましたのは、2014年ソチ五輪の閉会式で、イケメンスケーター高橋大輔にキスを強制した事件!

直後に写真週刊誌報道で騒ぎになり、何より衝撃写真で証拠もバッチリだったので、この件は誰もが知っている。

 

前任者の森喜朗が会長辞任に追い込まれたのは、女性差別発言だ。

その後継者がセクハラをやらかしたら、国際社会への印象は悪い。

橋本が会長になれば、五輪失敗を画策する反日勢力には、格好の攻撃ネタを提供することになる。

 

それでも五輪組織委員会が橋本を選んだのは、先の五輪出場、政治家経験以外に「橋本はオンナ」が理由だと思われる。

この際、過去のセクハラ疑惑を責められても「深く反省」の意思表示をすれば、何とか批判はかわせる。

オトコがオンナに対して仕出かすセクハラに比べ、逆のケースはレアだし、世間の反発も小さい。

と、そんな見立てだろう。

 

確かにこの時の「被害者」のはずの高橋は、自分へのセクハラを明確に否定している。

差別やセクハラの定義から見れば、仕掛けた方ではなく、被害者がどう捉えたかで、犯罪性が決まるはずだ。

セクハラをした側に、その気がなかったと言い訳しても、された側が「セクハラだ」と主張すれば、それはセクハラになる。

逆に言えば、例えやった側が後ろめたく思っていても、された側に自覚がなければ、それはセクハラではない。

ブオトコがやればセクハラだが、ハンサムならコミュニケーション。

セクハラは、腹が立つほど実に不平等なのだ。

この差別・セクハラ定義なら、高橋が問題視しない限り、橋本が非難される謂れはないはずだ。

 

ただ橋本は、酒癖が悪いらしい。

酒を飲むとキス魔と化し、誰彼構わずキスを強要するらしいのだ。

芸能界のゴット姉ちゃん、和田アキ子と同じ酒癖だ。

しかし和田の酒癖で芸人たちの被害者はいるかもしれないが、仲間内では許容範囲らしく、バッシングの対象とはならない。

ならば、橋本の場合も同じだ。

 

橋本は、同じく酒を飲むと、露出癖もあるらしい。

昔の芸能界では五月みどりにこの癖があり、松方弘樹が、彼女が酒を飲む場所には、好き者のオトコどもが集まってきたと証言していた。

この癖は、僕が会社員だった頃の複数の同僚も一緒で、酒を飲むと裸になるのが常だった。

彼らに、その時の心理状況を聞いたことがあるが「脱げば身も心も軽くなり、開放感に浸る」らしい。

何となく分かるような気もするが、これも仲間内で済ませておけば、社会的に糾弾されることはない。

 

いずれも褒められる性癖ではないが、それは内部で解決すれば良い。

無関係の連中が、いかにも鬼の首でも取ったかのように、橋本の過去を掘り返す必要などない。

 

そもそも森喜朗の女性蔑視発言は、あそこまで大問題に騒ぎ立てるような悪質な案件だったのか。

森発言批判はマスコミの切り取り操作で真意は違うと、一応は庇う保守派ですら、それでもあの発言は不適切だったと批判している。

僕はちょっと違っていて、発言の内容は問題ないが、その発言を構成する文言の使い方が下手だったと思っている。

 

隙だらけ発言をまんまとマスコミに利用され「また森がやった」との国民感情に仕立て上げられてしまった。

少なくとも森喜朗には、女性差別意識などなかった。

だが、マスコミに切取りされたらアウトの不用意な表現を使ったことがチョンボなのだ。

 

既に人口に膾炙しているが、改めて森発言の全文を読めばそれが分かる。

今回の問題発言は「女性がいると会議が長くなる」だ。

森はラグビー協会のことを、会議が長くなった例として出している。

そしてこの発言が大問題になった後、ラグビー協会の女性委員がテレビインタビューに「私の事を言っている」と答えていた。

この女性委員は「よく知らないから質問が増え、その分会議に時間がかかる」と自分を正当化していたが、森の発言は事実だったのだ。

 

こんなことが会社で起きれば、その委員の評価はガタ落ちになる。

だからマナーとして、事前にしっかりと勉強しておくべきなのに、無知を悪びれもしない委員を押し付けられては会議では困ってしまう。

ただ、こんな頓珍漢は勿論女性だけでなく、男性にも多数いる。

森がその部分を端折り、ラグビー協会限定の話を如何にも女性全般のように喋ったことが、大炎上の原因となったものだ。

ただ発言全体を見れば、全く女性差別や蔑視ではないのだ。

 

森喜朗は、自業自得の部分はあるが、反日マスコミの餌食になった。

彼らの次のターゲットは橋本聖子で、揚げ足取りに躍起となる。

反日マスコミに纏わりつかれるのは誠に因果な役割だが、東京五輪と日本のために、二人には堪え難きを耐え、忍び難きを忍んで欲しい。

 

 

参考までに、問題となった森喜朗発言の全容

これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。

 女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。

 私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。