昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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高須克弥と言う人物

一番旬の話題が、愛知県知事リコール運動の不正疑惑で、非常に良くまとまっている投稿があった。

note.com

主人公は、高須克弥

愛知県西尾市在住の美容整形医師で、大金持ちの篤志家。

TwitterのFollower83万人以上に対して、連日積極的に政治的発言を繰り返す、保守系論客の国士。

 

その高須克弥が大ピンチに陥っている。

愛知県知事リコール運動の不正署名は既に明らかになっているが、その運動の責任者の一人が高須なのだ。

リコール不正は犯罪なので、実行者が罰されることは間違いない。

問題は、その責任がどのレベルまで追及されるかだ。

組織的犯罪が立証されたら、最高責任者の高須も無傷では済まない。

 

その高須は、自分がピンチなのを自覚しているのだろう。

最近の高須の立ち居振る舞いは、必死に余裕タップリを装うが、逆に虚勢を張る追い込まれ感が漂っているからだ。

時系列で事情を説明するはずの、2月22日記者会見で高須は

・皆さんの前で話せるのがうれしい

・話したいことが山ほどある

・僕は逃げも隠れもしません

・僕は不正が一番嫌いです

・知っていることは何でも喋ります

・何でも聞いてください

と切り出した。

 

しかし具体的な質問が飛ぶと、途端におかしな回答を繰り返す。

質問)     事務局で調査したのか?

高須)     していない、弁護士から禁止されているから調べようがない

質問)     佐賀事件の元請け社G社Y社長に確認は?

高須)     してます、何度もしました

質問)     その答えは?

高須)     明確に(報道されていることを)否定されました

質問)     それだけ?

高須)     知らないと言われたらそれで終わりです

質問)     報道事実をどう捜査しているのか?

高須)     捜査なんかできません

質問)     様々な報道があるのに内部調査しないのか?

弁護士)  その意味では何もしていないし、やりようがない

 

途中で興奮した高須は、身振り手振りで大声を張り上げながら、更に意味不明なことを喋り出す。

・金持ちがカネで民主主義を破壊したと言うが、バカじゃないか

・金持ちの犯行と誘導されることが我慢できない

・世間は金持ちは高須と思い込み、高須が犯人となってしまう

・はっきり高須がやったと言って、逮捕すれば良い

・そしたら裁判で戦う

・予め作られたストーリーに誘導するマスコミ手法には腹が立つ

・一番大事なのは、カネはどこから出たか、署名簿はどこから出たか

・ずっとそれを聞いているのに、誰も答えない

・こっちは分からないんですよ、素人なんだから

・誘導されるのが、一番不愉快なんですよ

 

高須さん、子供のお使いじゃないんですよ。

前代未聞の不正疑惑の、中心人物と見做されているのですよ。

今回の佐賀県でのリコール用紙偽造は、その中でも中核的な犯罪の可能性がある事件ですよ。

マスコミが「金持ちの犯行」と示唆しているとも思えないが、高須の名指しを避けていることに激怒する理由も分からない。

またカネがどこから出たかなんて、自分で事務局の会計や領収書を調べれば一目瞭然のはずだ。

 

電話で元請け会社Y社長が「事件とは関係ない」と言ったから「そうかなと思った」では、説明責任を果たしたことにならない。

元請け先の社長が否定したからそれ以上の調査はしないが、無関係は証明されたなどの、すっとぼけた話しがありますか。

高須はその場で、Y社長に電話するパフォーマンスまでやった。

高須)     モシモシ山口さん

    (それまでY社長だったが、ここは本名をポロリ)

    高須です、偽装署名は注文していないと言いましたよね

              ア~ァ、話せないんですね

    前回、全く関与されていないと言われたことの確認です

    録音とかしていませんから、僕はそんなの嫌いです

             では今度、番組で二人で会いましょう

録音していないと言っても、記者会見の電話だったら中身もバレバレのはずだが、ここでも高須の能天気さが発揮される。 

 

高須の精神状態は、かなり錯乱気味だ。

・選管は未だに不正とは言っていない

・仮提出しかしていない、未だ提出は終わっていない

・選挙違反と伝えられているが、これは選挙ではない

住民投票するかどうかの賛否を問う投票だった

・もしも不正だったとしても住民投票すればいい

住民投票をすれば、知事の評価が全て明らかになる

・リコールは国民の基本的権利だ

・それを潰して、どうして民主主義が守れるのか

 と、大演説をぶったのだが、これほど無茶苦茶な論理はない。

 

大村知事は、知事選挙で選出された。

勿論その知事をリコールするのは愛知県民の権利だから、その権利を行使することは何一つ問題はない。

しかし正規手続きを経て選ばれた知事をリコールするには、その選挙に匹敵するほどのルールが決められている。

今回のリコール運動は、その民主主義ルールから逸脱しているのではとの疑惑を持たれているのだ。

 

だから高須や事務局がやるべきことは、今回の運動がルールに則っていたことを証明することだ。

具体的な不正疑惑が指摘されているのだから、証拠を提出してその疑念を晴らすことだ。

「僕は不正が一番嫌いなんです」

「その僕が不正をするわけはないじゃないですか」

とかの観念論をばらまいて、自分とリコール運動を正当化しても、誰も聞く耳を持たない。

事態はそこまで詰まっている。