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ついに東北桜見物旅行を断念

思い起こせば2月12日に、正式に二度目の緊急事態が宣言された。

前回は、小池百合子にかき回された末の宣言で、リーダーシップ不足を指摘された菅首相は、この時は何が何でも気勢を制したかったようだ。

動機は不純だが効果は覿面で、コロナウィルス感染者は確実に減少傾向を示した。

 

実はこの正月に、雪見しながら温泉を満喫しようと、すっかり馴染みになった盛岡郊外の繋温泉と、裏磐梯猪苗代湖の温泉宿を予約していた。

ところが感染者が急増し、とても旅行などの気分ではない。

しかも、緊急事態宣言で自動的にGo toキャンペーンも中止になったので、この時は泣きの涙でキャンセルした。

 

そこで2月後半、そのリベンジで、東北への桜見物を思い立った。

今年は暖冬の予想で、桜の開花も例年に比べれば半月以上も早いと見込まれていた。

ならば、東北地方の満開予想は4月中旬になる。

ちょうど緊急事態が解除されるタイミングに合致するので、二年前に弘前城、小岩井牧場の一本桜、盛岡城址、そして三春の滝桜、会津若松城と、東北地方の桜の名所を梯子した旅行の再現を目指すことにしたのだ。

宿泊は、正月雪見と同じ宿を再予約。

後は緊急事態解除とGo to復活を待つばかりの、準備万端整った状況だった。

 

3月21日、当初の予定より二週間ほど遅れたが、緊急事態宣言が解除された。

残念ながらGo to復活は6月以降まで見送られたが、元よりGo toがなくても旅行する積りだったので、気分はすっかり旅モードになっていた。

 

ところが、緊急事態解除後に、またまたコロナの感染者が増え始めた。

特に大阪、兵庫、そして宮城と山形で半パンデミック状態となった。

目的地が東北なので、関西での再爆発は大して影響はしないだろうが、すぐ近くの宮城や山形には無関心ではいられない。

しかも、目立ちたがり精神だけのデベソ都知事小池百合子が「今日の大阪は明日の東京」と、危機感を煽り立てる。

周囲も「このタイミングで?」と非難がましい眼差しを向けるし、何よりもまん延防止宣言発令が決定されてしまった。

 

まん延防止宣言と緊急事態宣言は、若干内容に差があるらしいが、要は「不要不急な外出はするな」との略式命令のようなものだ。

更に、今後も感染が増え続けたら、またまた緊急事態宣言の可能性も高いらしい。

こんな状況で出かけても、気分が乗らない。

それだけでなく、目的地で歓迎される保証もない。

とうとう今回もまた、旅行そのものを諦めることにした。

 

それにしても、まん延防止宣言は分かりにくい。

3月21日には「もう大丈夫」と緊急事態が解除されたばかりなのに、4月9日にはまん延防止宣言が決定される。

ガースーは「緊急事態宣言を出さないためのまん延防止宣言」と言うが、要求される内容は全く一緒だ。

政府は一所懸命なのだろうが、それでもチグハグ感は否めない。

楽しみにしていた旅行が出来なくなった腹いせもあり、ついつい文句の一つも言いたくなってしまう。

 

我が家の場合は。気分が悪い程度の不満で済むが、観光地は死活問題になる。

どこの観光地も、とにかく客が来ないと商売にならない。

しかし観光客が増えると、途端に三密状態になり、感染リスクが高まってしまう。

しかも、こんな状態がどこまで続くのか、いつ、どのようになれば解決するのか、全く五里霧中なのだ。

バカアホ小池百合子は「GW中の県をまたいだ移動の自粛」とか「外出を控えて」とまで求めている。

ゴールデンウィークと言えば一年で最大の書き入れ時なのに、これでは観光業者だけでなく、都内の飲食店もお先真っ暗だ。

 

もはや期待は、ワクチンしかない。

ウィルス根絶までには、数年がかりの我慢が強いられるとも言われる。

いつまでも、完璧なコロナ抑え込みを待っていると、客商売だけでなく、日本の経済そのものが破綻する。

ワクチンで感染防止効果が出れば、後は少々のリスクは覚悟の上で、経済活動を再開させるしかない。

そんな覚悟を固める時期が、将に目前まで迫っている。