昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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総選挙近し

今年は秋までに、必ず総選挙がある。

 

いつもなら与党は「解散は総理の専権事項」と言い、野党は「それは多数派政権の横暴」と言い返し侃々諤々の論争になる。

総理大臣は勿体ぶって「解散なんか全く考えていない」と煙幕を張る。

ところがある日突然「ハイ解散」と宣言し、その瞬間に無職になった議員たちが、なぜか「万歳」を三唱し選挙戦に突入する。

 

しかし今年に限って、そんな見慣れた光景がない。

総理大臣の安倍晋三が、健康上の理由で、昨年任期一年猶予を残して辞任したからだ。

 

後継者となった直後の菅義偉は、携帯電話料金値下げ、中国・韓国への毅然とした態度が好意的に受け止められた。

就任直後のご祝儀もあり、その支持率が70%を超えていた。

ここは一気呵成に打って出て、総選挙に大勝するのが有力な選択肢だった。

しかし菅は、武漢ウィルス対策を優先した。

あの段階で総選挙になれば、与党は大勝しただろうが、同時に負け犬の野党からは党利党略と大批判されたに違いない。

常識人・菅義偉は、冷酷無比に選挙に勝って足場を固めるよりも、至って素人臭い世間体を気にした。

 

菅にとって、その考えは全て裏目に出た。

最優先した武漢ウィルス対策だが、結果は何をやっても効果がない。

むしろ第三波、第四波で感染者が増え続け、緊急事態を発令したりやめたり、また発令したりで、傍目にはダッチロールしているとしか見えない。

拘ってきた東京オリンピックも、開催に黄色信号がともっている。

どう考えても、菅政権は大ピンチだ。

 

それでも野党が全くだらしがないから、選挙になったら与党が勝つと見られている。

菅政権に、何か目覚ましい成果があったわけではない。

微かに、

 ・世界のどの国よりも早く、日米首脳会談に持ち込んだこと

 ・その中で双方が、日米同盟の重要性を確認したこと

 ・中国の脅威について、両国が合意したこと

 ・ついでに不足していたワクチン入手に成功したことが、菅政権の成果と言えないこともない。

しかしその全てが、中長期的戦略に基づいている風には見えない。

 

それでも与党が選挙に勝つとしたら、日本には野党の政権担当能力を認めている人がいないことになる。

アメリカ、イギリスなど二大政党の国では、これほど与野党の評価が偏ってはいない。

とにかく、日本の野党はひどい。

呆れ果てるほどの低レベルだ。

 

ところが我が家周辺には、あろうことか立憲民主党と立候補予定者のポスターを張っている家が三件もある。

僕には「私はアホゥです」と、宣言しているとしか見えない。

宗教政党公明党や、破防法の監視団体の共産党を支持するヤツが一定程度いることはやむを得ない。

民主主義では許容範囲で「そんなヤツもいるだろう」と諦めらめている。

 

しかし立憲民主党は、一応は「立憲」で「民主党」なのだから、民主主義で政権奪取を目指しているのだろう。

ところがその実態は、首脳陣からしてバカアホ集団だし、議員に至っては、まるで話にならない。

かなりひどいレベルの自民党議員でも、立憲議員より遥かにマシだ。

何をとっても、どこを見ても、期待し投票する気にはならない連中の集合体だ。

それなのにポスター貼りで、近所中に「我が家が支持する政党は立憲民主党です」などと宣言するとは、大恥を晒しているようなものではないか。

 

勿論我が家は、与党候補ですらポスターを貼ることはしない。

一家揃って、野党に一票を投じることも、未来永劫ない。

旗幟鮮明に立憲民主党支持を表明して、隣人に白眼視されるような自傷行為は、絶対に御免蒙る。