記者会見拒否で騒がれた大坂なおみは、結局全仏オープンを棄権することになった。
もちろん彼女の会見拒否発言の後始末だ。
この大坂に対して、全仏オープン主催者は15千$の罰金を課した。
当初の大阪は、主催者の批判に対してエラク強気で、挑発的なTweetをしたり、罰金はチャリティに使用を要求したりしていた。
ところが主催者側が、四大大会出場停止をちらつかせると、威勢が良かった初日と打って変わって、最終的には棄権を選んだ。
・しばらくツアーを離れる
・人前で話すことがストレスだった
らしいが、それなら最初から「心の病気で人前に立つのが難しい」と言えば良かった。
ただ今回の措置は、大坂にとっても主催者にとってもウィンウィン。
と言うか、痛み分けの結果になる。
ツアー主催者は、集客力のある看板選手がこれ以上傷つくことと、今後の大会に出場禁止させなくて済んだ。
大坂は、振り上げた拳をソッと収める時間的余裕を与えられた。
次の大会に出場する時は「治療の結果、心身ともに健康を取り戻しました」と、麗しい復活劇を演じればよい。
損をしたのは、大坂の活躍で商品の売上げ増を期待していたスポンサーだけ。
大坂にとっては、四大大会の出場禁止は、それほど大変なダメージになる。
何せ大成功者で大金持ちになった彼女の飯のタネは、全米オープン、全豪オープン覇者の看板だからだ。
この大会に参加できなければ、大坂なおみの商品価値は大暴落するから「選手のメンタルへの配慮」など、泣き言を言っている場合ではない。
この間の大阪の行動には、賛否が分かれた。
少なくともネット界隈では「そんなに記者会見が嫌なら、トーナメントに出なきゃイイだけの話」と、圧倒的に反対派が多かった。
数少ない賛成派も、
・選手ファースト
・嫌がる選手を無理やり会見場に引き出すのは人権問題
・政治主張が明確な大坂を尊敬
みたいなものだった。
ところが大阪が鬱病をカミングアウトすると、今度は大坂擁護派が増える。
ツアー主催者も今後の大坂支援を約束するし、ほぼ全部が大坂の体調を心配するコメントばかりになった。
また前日には大坂の姉が、
・苦手な全仏オープンを前に妹がナーバスになっていた
・記者会見で「苦手な全仏」を聞かれることを嫌がっていた
ことも明らかにしている。
今回の大坂の発言は、別に政治体な立場や、選手の権利などと大袈裟なモノではない。
単に苦手なメジャーの全仏オープンを前に、鬱病で精神的に不安定になり、記者会見に出たくないと駄々をこねただけのものだ。
そんなことを知らないマスコミは、挙ってそれまでの大坂の発言の数々を「なおみワード」などと持ち上げていた。
しかしそれは、テニスは上手いが人間的には全く未熟だった大坂が、その精神の不安定さから発する言葉を、勝手に拡大解釈していただけだった。
それもまた、きっと大坂を追い詰めていたはずだ。
敬意をこめて言えば、大坂は「典型的なテニスバカ」なのだ。
そうでなければ、支払った罰金の使用について差し出がましいことを言うはずがない。
交通違反で罰金を取られた人が「私が払った罰金は交通遺児救済に使って」などと口走れば、常識を疑われるだけだ。
BLM運動への賛同で、政治意識が高いアスリートと思われてきたが、それも自分が差別されたとの被害者意識からで、それ以上の深い理解があるとは思えない。
そんな大坂を、あたかも黒人差別反対の闘士のように扱い、今回も積極的に大坂擁護を主張していた人には、とんだ梯子外しだ。
大坂が鬱病なら、何よりもその治療が最優先だろう。
2018年全米オープンに勝った後に発症したらしいから、あの白人イケメンコーチと別れたことが影響しているのではと思う。
大坂は、恋しいサーシャが自分に振り向いてくれないのは、黒人差別の所為と思い込み。BLMにのめり込んだのかもしれない。
テニスプレイヤーとしては、頂点を極めたのだから鬱病になるはずはない。
下衆の勘繰りに過ぎないが、恋煩いが原因だと思うと辻褄があう、
まるで余計なお世話だが。