昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

グッジョブ日本政府!台湾へのワクチン支援

武漢ウィルス対策では世界トップクラスの評価を受けていた台湾で、変性種ウィルス感染者が急拡大している。

航空会社の乗務員経由で、持ち込まれたと言われている。

早速、台湾政府を挙げて対策に取り組み始めた。

この場合に、最も素早く確実な効果が期待できるのがワクチン接種なのは、古今東西異論を待たない。

しかしこの時期までくると、世界的にワクチンが不足している。

当然ながら台湾政府も、ワクチン確保が思うに任せない。

そんなワクチン需給バランスから、世界各国の行動指針が見えてくる。

 

結論から言えば、日本が台湾へワクチン支援を決定した。

その内容は、国内で認可はしたが使用予定のない、アストラゼネカ品を融通するもの。

台湾は今まで、そのアストラゼネカワクチンを使用している。

6月4日、第一弾の124万回分が、台湾に到着した。

台湾の人口は23百万人くらいだから多くはないが、韓国が4兆円以上のお土産を出しても、アメリカから入手できたのが55万回分だったを考えると少なくはない。

 

台湾にとって最も頼りになるはずの、兄貴分国家アメリカは、

 ・先ずは隣国カナダとメキシコ

 ・次はQUAD四カ国

 ・ついでに文在寅から物乞いされたので、韓国軍人だけに55万回分融通

 ・支援したいが台湾分はない、スマン!

 

中国

 ・台湾が交渉中のドイツメーカー分を横取りして邪魔

 ・中国ワクチンを融通するから大丈夫

 ・日本からの融通には、余計なことするなとイチャモン

だったが、台湾国民は「中国製?そんな物騒なモノ絶対にヤだ」と拒絶反応を示す。 

と言う訳で、蔡英文政権相手にヒステリーを起こしている。

 

韓国

 ・ウリは既に一人当たり2.7回分を確保しているニダ

 ・アメリカが融通を百万回分に増やしたニダ(と欣喜雀躍)

 ・だけどそれは韓国軍人分だけニダ

 ・韓国も台湾同様に、アストラゼネカワクチンを使用中ニダ

 ・それなのに日本が台湾を依怙贔屓するのは怪しからんニダ

と、ギャーギャーギャーの火病発症中だ。

 

日本でも、日本が台湾を支援することを快く思わない連中がいる。

日本で使用しないアストラゼネカワクチンを、台湾に融通するのは偽善との理屈だ。

しかしこの連中がどう言い繕おうとも、これは中国への慮りだ。

このまま日本と台湾間の関係が深まれば、中国にすれば目の上のたん瘤が大きくなる。

中国のご機嫌を損ねたくない一心で、日本の好意に難癖をつけているのだ。

 

しかし冷静に考えて欲しい。

日本に災害が発生した時、福島原発事故が発生した時、真っ先に支援の手を差し伸べたのは台湾だ。

戦前の韓国、台湾と日本の関係は同じだったが、その後、韓国は世界一の反日国家、台湾は世界一の親日国へと変わっていった。

隣近所で、困った時に真っ先に駆け付け協力してくれる家と、常日頃文句ばかり言ってカネを強請る家の、どちらと付き合いたいかは考えるまでもない。

 

今の国際環境は民主主義対専制主義の対立が、抜き差しならないレベルに至っている。

そこで日本が置かれた立場は、民主主義国家群の一員として、如何に中国の軍事的脅威から国家を守るかが喫緊の課題だ。

バランサーを自称して蝙蝠外交を繰り返した挙句に、両陣営から不信感を持たれて進退窮まっている韓国の現状は、日本が最も避けるべき姿だ。

 

日本にも、中国との経済交流重視を理由に、米中双方にいい顔をする外交を唱える日経連や経済人がいる。

しかし、いくら日本企業が中国国内で利益を上げても、それを使えるのは中国国内に限定されている。

決算上は利益を計上しても、日本国民には絵に描いた餅に過ぎない。

それでも中国を重要視しなければならないと言うのは、いずれは中国に頭が上がらない隷属国家になることを求めているのと一緒だ。

まるで宗主国・中国に対する、属国・韓国の立場が現実になる。

そんなこと、頭から爪先まで御免蒙りたい。

 

対中国包囲網で台湾の占める役割は、過去のどの時代よりも大きくなっている。

その台湾が、武漢ウィルス再発の中で、ワクチン入手に悩んでいる。

日本のワクチン国内必要量は、ファイザー製とモデルナ製で賄うことが可能だ。

ならば今、困っている親友国家を助けるためにために、使用する緊急性のないアストラゼネカワクチンを台湾に融通することを躊躇する理由はない。

日本がワクチンを余分に確保していたことで、日本と台湾の友好と親善が強化されれば、世界的災厄だった武漢ウィルスの唯一の世界貢献だ。

 

惜しむらくは日本医師会が非協力的で、ワクチン接種ペースが上がらなかったことだ。

しかしここに来て、集団接種や職場接種を強化することで、急速に接種が進んでいる。

総合的に見れば、日本政府GJ!

今後日本と台湾との国際協調が進めば、それがアジアの安定や躍進につながるはずだ。