昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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そうは言っても不憫でネェ

A家の結婚騒ぎは。ますます混迷状態になっている。

 

ただ国民の意向は、極めて単純明快だ。

「この結婚には、ゼェッタイに、ハ・ン・タァイッ!」

何と世論調査では、97.6%が結婚に反対している。

あの世界一の反日国、韓国ですら、東京五輪ボイコット支持は71.9%しかない。

二者択一のケースでここまで数値が片寄ると、では賛成している2.4%は一体どんな人なのだろうかと気になるほどだ。

マァ当方は、付和雷同でワアワア騒いでいる方なので、この結婚には97.6%の反対派中の一人でしかないが、この結婚が強行されたら、A家にとっても日本の皇室にとっても、致命的なダメージが残るとの危機感を持っている。

 

しかし、しかァしだ。

そうは言ってもこの期に及んで、この結婚話をなかったことにできるのだろうか。

 

その理由は、法的な解釈からではない。

A家の内部事情を、斟酌するからだ。

そしてご令嬢様の将来を儚むからだ。

 

この度のご令嬢様と婚約者君が、大学で初めて出会ったのが12年前。

婚約者が、狙いすましてナンパしたことが、お付き合いの発端と言われているが、この点はA家ご両親のケースのデジャブだ。

その後、婚約者がご令嬢のご両親、即ちA家を初めて訪問したのが8年前。

晴れて、婚約の議にまで辿り着いたのが4年前。

しかしそれから、全く事態が進まない。

皇族の場合、納采の儀が執り行われることで正式婚約となるが、4年間も経過したが、その目処すら立たない。

むしろ、事態は悪化の一途なのだ。

 

しかしその間に婚約者の方は、不可思議なほどに華麗なキャリアを積み重ねている。

ICU卒業後、学生垂涎の超一流銀行に入行し、その中でも超エリート社員が集まる超一流職場に配属された。

しかしどんな風の吹き回しか(一部には、ボンクラのため激務についていけなかったとの説があるが)、そこから弁護士の道への転身を模索する。

すると日本でも超有名な法律事務所のお抱え見習い社員になり、その会社の支援で何とアメリカ大学への留学まで決まる。

その大学では、学園でたった一人の特別奨学生になり、提出論文は準優勝をとる。

ここまで煌びやかなキャリアなら、皇室のお嬢様と結婚するには十分だ。

尤も篠原常一郎に言わせると、これは全て、娘婿に「皇室の婿殿としての箔」をつけるために、A家が裏から手を回した結果らしい。

 

しかしそんなA家必死の縁の下の努力も、母親を含む婚約者の家庭環境のややこしさの所為で、全て無駄になりそうな雰囲気だ

婚約者とその家族を巡る様々なゴシップが、嫌になるほど噴出しているからだ。

当初はこの二人の結婚に好意的だった日本国民は、余りのスキャンダルにすっかりドッチラケで、とても祝福する気分にならない。

どうにもこうにも、この二人が首尾よく結婚に辿り着くことは難しい。

 

しかし良くも悪くも、あそこまで二人の濃密な関係が世間に知れ渡ったのだから、仮に結婚がダメになると、お嬢様だって「ハイ次」みたいな気持ちにはなれないだろう。

その時にお嬢様の新しい相方を探し出すのは、絶望的に困難だ。

お嬢様が絶世の美女だったり、気さくにお付き合いできる人なら、新たな恋が芽生えるかもしれない。

ただこのお嬢様の場合、10年以上に亘ってただひたすら、一人のオトコを思い続けてきたことが、日本中に知れ渡った。

そんなお嬢様を相手に、花婿候補として「私は如何でしょう?」と名乗り出る勇気ある男性はいるのだろうか。

お嬢様の年齢も、もはや三十路。

昔に比べれば結婚適齢期は遅くはなっているが、花も恥じらう年頃は過ぎ去っている。

そんな訳でお嬢様は、この結婚が破談になれば一生独身を覚悟しなければならない。

 

親として、そんな決断を躊躇する気持ちは分からないでもない。

そうは言っても、何とか二人を結婚させられないモノか。

今迄の自分の行状や、家庭教育の失敗を非難され、孤立無援に陥ったA宮殿下の悩みは、下衆の当方にも分かるような気がする。

しかしお気の毒だが、それも全て自ら蒔いた種。

皇室、皇統を守り抜くためには「泣いて馬謖を斬る」しかないだろう。