東京都知事選の常連、即ちいつも落選している候補者、宇都宮健児が東京五輪中止のアンケートを始めたところ、なんと30万人以上が賛同したらしい。
宇都宮支援の中核部隊は、実質的には日本共産党だ。
日本共産党は、旗幟鮮明に東京オリンピック反対だし、五輪中止を政権批判の突破口にしようとしている。
極めて政治的行動なので、中止でどれほどの経済的ダメージがあろうと構わない。
むしろ国内に政権への不満が高まれば、共産党躍進には有利になる。
五輪を中止に追い込むことは、見事に日本共産党の利益に叶っている。
これに遅れて竹田恒泰が、五輪開催支持アンケートで対抗したが、こちらは今までに約10万人が賛成した。
斯く言う当方も、竹田賛成の投票をした一人だ。
基本的に宇都宮支持は野党派、竹田支持は与党派に大別される。
但し、五輪開催を支持しようとしまいと、東京五輪は開催されることが既定の事実でああり、実は至って当たり前なのだ。
当たり前なのに改めて「開催しよう」とぶち上げても、なかなか緊迫感が伝わらない。
当たり前なのを否定、反対する方が、遥かに注目を集めるモノだ。
それが、30万人対10万人の差の一つの原因だろう。
近所の年寄りがブログで、五輪中止を訴えていた。
彼によると、
・五輪を強行すると感染拡大の恐れが高くなる
・そうなると政権は崩壊し野党の政権交代になる
・今の野党に政権能力などないので、日本が大混乱に陥る
・よって与党は五輪を中止するべき
要は、
・しかしその野党は信頼できず。政治を任せることができない
・だから五輪を中止して、政権維持を図って欲しい
と、そんな構成だが、たったこれだけでもその論理には内部矛盾がある。
東京五輪を開催すれば、何故必ず武漢ウィルス第五波が発生するのか?
そんな因果関係が明白なら、現在行われている観客入りのスポーツの全てを即刻禁止するべきだ。
変性種が発生すれば、仮に五輪を中止しても第五波が襲来するかもしれない。
また、第五波が起きれば、何故政権が崩壊するのか?
彼自身も、政権を任せられないと、野党を全く評価していない。
それは彼だけの考えではなく、日本国民の総意でもある。
五輪開催で感染者が拡大しても、だから野党に政権を任せようなどとはならない。
そもそも五輪を開催すれば感染が拡大するとの思いは、あくまで推測の域を出ない。
しかし中止した場合の損害は、これは現実の数字だ。
その額は、およそ2兆円と見做されている。
だから政権は、この損害と感染リスクを比較した上で、万全の感染対策を取れば五輪開催は可能と判断したものだ。
国際的見地からも、世界中が武漢ウィルスの災厄に苦しんでいる時、日本が五輪を開催できるのか否かは注目されている。
敢えて言えばこの開催には、日本の国際的威信が掛かっている。
幸いにして決定権のあるIOCは、東京大会開催の方針を変えていない。
そんな中で、日本共産党や宇都宮健児のような中止要求は。現実としてはあり得ない世迷いごとに過ぎない。
武漢ウィルスを恐れる余り、感情的に中止要求していた勢力も、そんな空理空論が分かってきたようで、直近のアンケートでは開催賛成派が多数となった。
因みに反日命のはずの立憲民主党は、本音は五輪反対なのだろうが、世論の反発を恐れて、今一つ共産党ほどの腰のスワリが見られない。
反日の総本山、お隣サンの韓国は「地図に竹島があったから、絶対に五輪ボイコットするニダ!」のはずが、開催時に文在寅の来日なども噂されている。
反対派がこんな日和見では話にならない。
東京五輪に反対の輩には「何言ってんだい、オリンピックはやることに決まっているの!」と啖呵を切って、ハイオシマイだ。