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蓮舫以外はすっかり厭戦ムードの民主党

民主党については、もう筆を絶った積りだったが、国会中計を聞くにつれどうにも腹の虫が収まらない。
またまた苦言を呈する事になってしまう。

前原民主党は、ドンドンひどい状況となってしまい、今や完全に死に体だ。
ほんの一時期、渡部恒三国対委員長に就任した時だけ、かすかに光がさしたかのごとくニュースとなったが、所詮長続きはしない。
このままの状態で、9月の代表選挙まで引きずってしまえば、健全な国会運営などできっこない。
全国民の面前で、あれほどの失態チョンボを仕出かし、あとはひたすら坊主懺悔を繰り返した政党に、政敵の追及など出来っこない。
聞けば、新聞に謝罪記事まで発表すると言う。無条件全面降伏という言葉では足りないほどの敗北宣言だ。

前原民主党は、既に腰砕け状態で、代表質問に全く腰が据わっていない。
自民党を前に萎縮しまくりで、ゴマスリ質問すら出ている。
これ偏に、代表者前原の責任のとり方に対して、まるで誰も納得していないからである。
身内の地方団体から辞任要求を突きつけられている。
同僚の国会議員からのサポートもない。あるのは冷たい視線だけ。
元々、こうなるのは分かっていたはずが、何を考えているのか、前原は「任期一杯は代表を続ける」と居直ってしまった。
僕なんかは、このままでは前原にとって政治生命すらピンチだと心配するのだが、ツラの皮が厚いと言うが、恥知らずと言うか、世間知らずと言うか「捲土重来を期して出直します」みたいな姿勢が見られない。

政治家は、言葉と態度が全てである。
テレビは前原の内心の動揺を見事に映し出してしまう。
表面的には、「自民党の責任を追及する」と威勢の良い台詞を喋っても、声は弱々しく態度はオドオドしている為、迫力ゼロ。

今回の民主党の代表質問で蓮舫だけは迫力があった。
舌鋒鋭く、子豚みたいな猪口に切り込んでいたが暖簾に腕押し、自民党は少々答えに詰まっても余裕綽々なので、軽く受け流してしまう。
本来なら、続いて二の矢三の矢と自民党を追い込むところだろうが、民主党のほとんど全員が自信喪失なのだから、今後とも全く期待できない。
おそらくライブドア事件そのものが、国会で質問されなくなってしまうのではないだろうか。

野党民主党は、この様な事態を招いてしまった事をどう思っているのか?
そして何より、前原代表は自分の犯したミスをどう総括しているのか?

前原から蓮紡にでも代表者に挿げ替えて出直さないと、政治が自民党大政翼賛会になってしまう。
もっとも、今さら代表が替わっても遅すぎの感は免れない。
この間のゴタゴタで、民主党への支持率は急落している。
民主党の失った信頼を、誰がどのような方法で取り返すことが出来るのだろうか?
政治も民主党も前途真っ暗である。