昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ニューヨーク観光と「オペラ座の怪人」鑑賞

ニューヨーク三日目

すっかり時差ボケもなくなり、朝の8時頃まで熟睡。
ホテル内で朝食をとり、昼前に今回のもう一つの目的地「メトロポリタン美術館」へ。
ここはまた、一昨年見たパリのルーブル美術館に匹敵するような豊富な美術品が陳列されている。
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先ずは最も入り口に近いエジプト関連美術の展示品を見物。
小学校の歴史の教科書に載っていたような様々な遺跡を見るだけで、古代エジプト文明の完成度の高さに圧倒されてしまった。
二階の美術館はピカソルノアール、モネ、ゴッホレンブラント等々、名前を聞いただけで誰もが分かる絵画界の大家の作品が「これでもか!」とばかりに並んでいる。
昨年末に本家オランダで俄かファンになったフェルメールの作品など、一挙に6点も展示されていた。
一点、「ステテコとメリケンシャツ」紛いの格好の親父の絵を発見。
面白かったので写真でパチリ。
ところがこいつは大変な名画らしく、土産屋のサンプル画集の表紙になっていた。
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日本の美術品も飾ってあるが、大半が仏像や掛け軸。
最近発見されたらしい浮世絵の、東海道五十三次も陳列されていた。
しかしアメリカ人にはあまり興味がないらしく、観客は他のコーナーに比べると圧倒的に少ない。
おおよそ4時間ほどかけて、ほぼ一周。
実は1階には、他にも世界的な建築遺産等が陳列されているのだが、あまりの多さにくたびれてしまい今回は見送りを決めた。

ホテルへの帰路は広大なセントラル公園を横切り、ジョン・レノンが非業の最期を遂げたストロベリーフィールズへ。
ジョンが死んだ場所はモニュメントが埋められ、花が一輪手向けてあった。
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横で下手糞な二人組みがビートルズの音楽を演奏している。
たまに1$札を寄付する人たちがいるので、結構いい稼ぎになっているようだった。
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夜は、「昨日の感激よもう一度」と、ホテルの受付で「オペラ座の怪人」のチケットを手配してもらった。
「約25千円で、並びのいい席がとれますがどうしますか?」と聞かれ速攻で「OK」
部屋でチェックすると、両方で13千円程度のチケット。
早速受付で質問すると、「税金とコミッション」との事。
ずいぶんと高い席代だが、「きっといい席に違いない」と出かけたが、何と三階席。
まぁ、一人65$だったら、こんなもんだろう。

肝心のミュージカルは、ストーリーも分かっているし、音楽も聴きなれたものだが、後ろの席の日本人親子の息子の方が、シタリ顔で両親にネタバラシの解説を繰り返すのに閉口した。
また前の席には頭一つ抜けるような座高の高いオッサンがいたので、視界が狭まってしまう。
しかも隣の一見メキシカン風のオッサンが盛んに咳きをする。
時節柄、不安になってしまった。
このミュージカルで重要な役割を果たすシャンデリア。
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ミュージカルがはねた後の、劇場入り口近くの雑踏。
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しかし、それにしてもニューヨーク到着以来マスク姿の人はほとんど診たことがない。
たまにマスク着用者とすれ違うが、例外なく日本人だった。
あれだけ沢山入場者がいるマジェスチック劇場にしてもマスク組みはわずかに5人。
ソレも、我々夫婦も含めて全て日本人だった。

豚インフルエンザは、テレビではソコソコに騒いでいるが、ニューヨークの市内では関心が薄い。
むしろマスク姿の我々は、多くのアメリカ人に怪訝な表情で見つめられる事が多かった。