昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

それはヤリ過ぎでは?

全く偶然だが、「自分の嫁さんの写真の晒している」ヤフーブログを見つけた。
大変な人気ブログらしいので、ご覧になった人も多いのではないだろうか。
奥方の写真には、少々モザイクが入っているが、おおよその輪郭は見て取れる。
今の情報化社会であれほど姿を晒せば、かなりの確率で本人が特定できるのではと思ってしまう。
また結構刺激的なポーズの写真もあり、「これ以上はファン限定」とくれば、否応なく「痴」的好奇心を掻き立てられ、思わずファン登録でもしたくなるのも人情だろう。
本当の夫婦なのか、はたまたブログ上のお遊びなのかは分からないが、誰が見るかも分からないネット上に、かなりのプライベートな部分を晒すとは、男女共にかなりの露出好きと見た。

多くの芸能人も自分のブログを開き、大人気を博しているが、これも自分に都合のいい部分だけが情報発信されるもので、人気に悪影響があるものは絶対に公開されない。
当方も一緒で、ブログの世界で思いの丈を文章で発表し、見ず知らずの人との意見交換を楽しんでいるが、実は他人に知られても構わないものだけ。
政治家とかスポーツ選手等の有名人は別だが、通常は本人だけでなく記事の中に登場する人達も個人が特定されないように気をつけて書いている。
まれに頭文字のアルファベットを使う事があっても、実物とは全く違うように言い換えている。
要は、いかに正直に自分を晒しているようでも必ず秘匿しているプライバシーがあり、むしろそれがネット社会の暗黙の了解事項だと思っている。

また正直に言うと、針小棒大とまでは言わないが、針小爪楊枝大程度の誇張表現がある。
実は自分の人生なんぞ、大して深刻に悩んでいるわけではないが、文章にすると「悩み多き哲学者」風の雰囲気すら漂う。
日本の政治に対しても世界経済に対しても、さほど絶望しているわけではない。
数多登場する政治家達も好きでも嫌いでもないケースが大半だが、これも記事にすると、いつも悲憤慷慨しているように見える。
たまに登場する愚妻は、「記事の中では自分の事を、ドジで我儘で勝手気ままな女のように書かれている」と文句タラタラだが、この辺の事実関係はノーコメント。

しかし世の中には、まるで個人的な秘め事まで人に見せたがる物好きな御仁もいるものだ。
夫婦関係なんぞを公開するなんて、通常は「露出狂」とも言われそうだが、このブログがそれなりに続いていて、しかも訪問者が多いところを見ると、「見せたがり」と同様、「見たがり」もまたネット上を徘徊し、需給関係が満たされているようだ。
当方、こんなブログを見ると、どうにも違和感を覚える。
無論、当方もまた聖人君主からは程遠い、下種な勘繰りが大好きな典型的な小市民。
だから、他人の悪趣味な部分に「まるで興味もない」ように振舞う積りは毛頭ないが、自分自身については「秘してこそ華」だろう。
尤も、当方の秘めたプライバシーなんて、誰も興味はないだろうが。