昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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平均寿命と、残り少ない人生!

厚生労働省発表の昨年度日本人平均寿命が四年連続で過去最高を更新。
   ・男性79.59歳(+0.30歳)
   ・女性86.44歳(+0.39歳) (因みに女性は、日本が25年連続の世界一)
大変おめでたい!

だが、我が身に置き換えると、「エライコッチャ!」になる。
男性平均寿命世界一のカタールでも81歳。
日本と大した差はない。
そうすると、平均的に見れば、当方は世界中どこに行ってもあと20年間も生きられない。
20年間と言えば、まさにアッと言う間に過ぎ去った時間だ。

今迄に、一体何を成し遂げただろう。
普通に16年間学校教育を受け、会社に40年間近く勤務。
その間、家庭を持ち、子供が出来、趣味の世界に遊んだ。
後悔する事はほとんどないが、しかしこれこそ我が成果と自慢出来るものもない。
まさに、「平凡」を絵に描いたような人生だった。

あとわずか20年間しか残されていないのなら、更に悔いが残らないように好き勝手に生きよう!
と、思っても先立つ肝心の経済的余裕がない。
結局は、今迄通りの生活を繰り返しながら、ひたすら死に向かって突き進むしかない。
この一瞬一瞬が、いずれ間違いなく訪れる死への足取りなのだ。

医学が発展した今の世の中、なかなか死ぬ事が許されない。
元気バリバリで、ある日ポックリ。
そんな理想的な死に方に恵まれればいいが、体の自由も利かなくなり、物を言えないのに、息だけしているのでは、何とも切ない。
いずれにしてもそんな瞬間が、あと20年もしないうちにやって来る。

寿命なんて、考えた事もなかった。
心の準備なんて、何にも出来ていない。
しかし、そろそろ「いつお迎えが来ても」慌てず騒がずの、精神修行を始めなければ。
いつの間にか、そんな年になってしまった。