昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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前原誠司って、相も変わらず!

民主党参議院選挙大敗を受けての議員総会。
菅直人は、小沢派からは「責任を取れ!」と詰め寄られ、菅派からは「まだ始まったばかりだから、もう少し長い目で」と援護射撃を受ける中で、謝罪を繰り返しながら、絶対にやめるとは言わず、ひたすら低姿勢を貫いた。
そんな民主党再生のスタートとなる重要な総会を、なんとゲーノー人の結婚式出席の為に欠席した政治家がいた。

それが、前原誠司だ。

今回の総会欠席に対して、「冠婚葬祭は人生の極めて大事なセレモニー。数カ月前に招待状が届いており、どちらを優先するかは政治家が判断する。批判があれば甘んじて受ける」と答えた。
彼は今を去る事四年前、民主党代表として有名な偽メール事件の対応を誤り、民主党を奈落の底に落とした前科持ち政治家だが、この程度のチョンボは想定内の鉄面皮振りを発揮している。
ありもしない「巨大な闇勢力」の存在をアピールしてまで自己を正当化した前原誠司は、普通なら政治の世界から引退して当たり前の失態だったのに、「喉元過ぎれば熱さ忘れる!」ようだ。
もう一方の主役、永田寿康はその後自殺してしまったと言うのに、いつの間にか民主党政権国交省大臣におさまっていた。

しかし今回の結婚式騒動で、前原誠司の危機管理意識はこの間何一つ改善されていない事が、満天下に知らしめられた。
言うに事欠いて、「冠婚葬祭は人生の大事なセレモニー」とは、何とも情けない言い訳だ。
新郎新婦にとっては大事なセレモニーかもしれないが、国政を司る事が生業の政治家にとって、たかがゲーノー人の結婚式がそんなに大事なセレモニーなのか!

しかも前原誠司は、紋付き袴姿でテレビカメラの前を、愛嬌をふりまきながら歩いている。
普通に考えれば、自分の所属する政党が先の選挙で大敗、場合によっては政局に繋がるかもしれない議員総会を欠席すれば、しかもその理由がゲーノー人の結婚式出席だったとすれば、非難囂々になるのは、火を見るより明らかなのに。
馬っ鹿じゃナカロカだ!
「批判があれば甘んじて受ける」
これも一瞬潔いようにも聞こえるが、実のところ何を言いたいのか全く不明な言い草でしかない。
この日本語では、反省しているのか、あるいは開き直っているのかわからない。
大体、批判を甘んじて受けた後、一体どう責任をとる気なのか?

ここでもまた、幼稚園児並み民主党政治家の存在が明らかになった。
しかもその男、前原誠司は、民主党の幹部でもあり、前原グループの総帥でもある。
民主党の再建は覚束ない、そんな事を確信した前原誠司の紋付き袴姿だった。