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ダーリンは外国人??

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出張の機内で、映画「ダーリンは外国人」を見た。
年を取るに従い、最近の若い女性が皆同じ顔に見えていたが、主人公の井上真央は典型的なアンパン顔でなかなかカワユイ。
漫画家志望の女性が、外国人の彼とのカルチャーギャップに悩みながら愛をはぐくむ。
ダーリンの外国人は、日本語ベラベラのアメリカ人。
それでも日本語の難しさに、悪戦苦闘する様が描かれている。
母親(大竹しのぶ)は二人の結婚に賛成、謹厳な父親(國村隼)は表面的には結婚に反対しているが、急死後、実は密かに英会話の勉強をしていた事が判明、涙涙のハッピーエンド。
人気漫画の映画化らしいが、あまりにありきたりのストーリーで映画自体は駄作!
登場人物は好人物ばっかりで、誰一人嫌な奴がいない。
現実はこうはいかないものなので、肩のこらない娯楽映画として見る分には楽しめるか!

僕は、幸か不幸か外国人と結婚する事はなかったし、僕の周辺も全部日本人で固められている。
しかし、仕事の関係で外国人と接する機会は多かった。
そしていつも、単に文化が違うと言うよりも、DNAがまるで違うとの思いに至る。
例えば中国人の見目麗しい女性は、日頃は我々と愛嬌タップリで話すが、一旦政治の話になるとキット表情が変わり、中国政府の正当性を主張する。
アメリカ人に、給料の安さを納得してもらおうと説得してもまるで無駄、サッサとやめてしまう。
下手に宗教議論でもしようものなら、噛み付かんばかりに自分の信じる神様の正当性を力説する。
いずれも、日本人にはなかなか見られないが、外国では極々普通に起きる。

ところでこのダーリンが、アメリカ人でも黒人だったら、家族はどんな反応を示すのだろう。
あるいは、中国、韓国、東南アジア地区の男性だったら、家族揃って結婚に賛成するのかなぁ。
我々日本人は、長らく白人に対するコンプレックスと、まるで根拠のないにも拘らずアジア人や黒人への妙な優越感を持っている。
だからダーリンが白人なら総じて歓迎ムードになるだろうが、白人以外だと気持ちの整理に時間がかかるような気がする。
こんなシリアスなテーマに取り組めば娯楽映画ではなくなるが、日本人の外国人感への問題提起になったのでは。

僕が会う外国人は、ほぼ全員が自己主張は激しいものの、実に魅力的な人が多かった。
東南アジアの経営者も、自信満々、進取の気概に溢れ、大いに勉強になる連中ばかりだった。
だからこそ、事業で大成功したのだろうが、一方では富の大半が自分とその親族に集中するような経営姿勢であり、その事を当然と考えている。
そんな連中とは仕事ではお付き合いするが、あらゆる面で厳格すぎるのでプライベートでは御免蒙りたいと思ってきた。

自分の子供のダーリンが、そんな外国人だったらと考えさせられる。