昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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悲しいオトコのセレナーデ

人間は様々に分類されるが、最も基本的なのは「オトコとオンナ」の二種類。
恐らくは神の思し召しだろうが、この二種類は様々に違った機能と役割を持つ。
何より一番の違いは、女が子供を産む機能を有する事だろう。
そして、これこそがオトコとオンナの人生を大きく変えていく最大の原因の様な気がする。

オンナがオトコよりも長生きするのも、予め出産に耐えるだけの精神力や「体力」を与えられているからだろう。
また社会適応性の上でも、多くのオトコは明らかにオンナに劣っている。
種を保存する事は、無論オンナだけでは出来ないのだが、その主要な役割はオンナの側にある。

オトコは、会社が生活の大半の占め、仕事を通じて社会と向かいあう。
勢い、付き合う仲間も会社での知り合いに限定される。
その為、定年後の話し相手が連れ合いしかいなくなる。
一方のオンナは、亭主が仕事に行っている間に、地域コミュニティに根を張っている。
趣味の友人、エクササイズ、習い事、時間が足りないくらいに充実した生活を送っている。
定年後の亭主なんぞに、構っちゃいられない。

大半の子供達は、母親を核に家庭に帰属していて、親父の事なんか「ウザイ奴」程度しか思っていない。
家族の為に、ひたすら辛さに耐えながら働き続けたのに、仕事が終わると居場所がない。
オトコにとって、こんな悲しい話があるだろうか。
結局のところ、オトコの場合、連れ合いだけが頼みの綱で、先に死なれると単身では五年も持たないケースが多い。
一方、オンナの方が残るとむしろ元気一杯、旦那が生きていた時よりも溌剌として来る。

当方、まもなくそんな運命の日を迎える。
しかし仕事もせずに一日中家にいても、退屈この上ないだろう。
何せ、平日午後のテレビは、全く面白くない。
そんな番組を見続けていると、一気に老け込むに違いない。
長生きする為には、適度なストレスや刺激が必要だ。
やはり、楽隠居は似合わない。
「役立たず」と陰口を叩かれても、仕事にしがみつく事にしよう。